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　しばらく走って、車を停めると。レストランに入った。そこで食事をとりながら、ドイツのエージェントが説明を始めた。顔を近付けないと、分からない程の小声だった。

「ここからフランスへ行く。駐車場に停めた車に、お前達の身代わりを用意した。
ホテルには、そいつらが帰る。
ドイツに、まだ居るフリをする為だ。
乗ってきた車とは別の車で、お前達はそのままフランスへ行け。車に変装道具と装備が用意されている」

と何やらチケットを渡し、小さなメモをくれたガーディナーはメモを見ると、クシャクシャにして、テーブルに置いた。
ドイツの男がそれを回収した。そして、

「１人ずつ車へ行け。代わりが、レストランに入ってくる段取りだ」

と言った。ガーディナーが立ち上がり店を出たすると、直ぐ別の男がガーディナーの席に座った。次、マイキー、そして俺と時間をずらし、人目を気にしながら、同じ事をして、駐車場に行くと。マイキー達が何処にいるのか分からなかった。
すると、ボンゴ車が俺の横に来て運転席から。

「乗れ」

と何やら販売員の様な格好と帽子を被った、
マイキーが言った。俺は横のスライドドアを開けると、車に乗り込みドアを閉めた。
車は直ぐに走り出した。揺れる車の中で何とか椅子に座ると、後方スペースで銃を確かめる、ガーディナーが服を渡した。

「こいつに着替えろ」

と渡されたのはサンドイッチやハンバーガーの販売員の制服の様だった。
　(またか・・・)
と思ってニヤケてしまった。