第119話

文字数 2,713文字


江戸日記(弟五部)119

ジョージがヤッパリ、アーサー伯爵の仕業ですよと言うので、銀貨も無くなっていたが、メアリが手引きしたのかと言うと、いや、メアリはボスが怖くなって、銀貨を持ち行方をくらま、
したのですよと言うと、やられたよ、わしが告発出来ないと知ってやったのだ、令状なんて偽者だろうと言うと、アメリカの南を回り、太平洋に出て、オーストラリアに向かうはずです、
私がこれからロスに戻り、

捕鯨船に50人の腕の立つ男を乗せて後を追います、ロスから南下すれば先回りできますと言うので、相手はフリゲート艦だぞ、大砲を24門も装備している、撃沈されるのが落ちだと言うと、
物資運搬なので、兵は一隻に30人位だと思います、見つけたら船で油を燃やし船火事に見せかけて、ボートで伯爵が乗った旗艦に助けを求めます、短銃とナイフを忍ばせて、乗り移り私が、
伯爵を人質にします、

もう一隻は攻撃できませんよ、全員縛り上げて船を乗っ取りもう一隻に近づき船を撃沈します、伯爵が乗っているので攻撃をためらうはずです、撃沈は可能ですよ撃沈したら金貨を捕鯨船、
に移して、フリゲート艦に火を付けて沈めます、それでロスに帰りますよ、証拠は何も残りません、途中2隻とも遭難したと思いますよと言うと、よし、わしも行こうと言うので、ボスは、
会社の仕事があります、

ロスで待っていて下さいというので、わかった、頼むぞ成功したら金貨500枚はお前にやろうというと、ありがとう御座います、まあ、見ていてください、海賊を仲間に引きこみます計画、
を話し、金貨を折半にするといえば、金貨にに目がくらみ載ってきますよ、ロスに着く前に酒に毒を入れて全員抹殺して口を塞ぎますと言うと、カーネルがわかったと言い、配下に今後の、
指示をしてジョージと再びロスに向かったのです、

フリゲート艦が南下すると暑さが増して来たのです、甲板に出ると艦長が、もう直ぐ赤道を通過しますと言うと、いきなり空が曇り始めて、真っ黒にになり、大粒の雨が降り出したのです、
スコールと言って直ぐに雨はやみますと言うと、みんなは甲板に出て水浴びをして喜んでいたのです、赤道付近では何回もスコールにあったのです、それから徐々に気温が下がり、艦長が、
明日の朝には太平洋に出ます、

北西に進路をとります、又赤道をめざしますがオーストラリアは赤道より南です、ロスより南下するとすれば明日当りには接触するかも知れません、捕鯨船の船長ならオーストラリアへの、
航路を熟知しいいますので、必ず接触してくるでしょうと言って、海戦の準備をさせます、前後の大砲には射程角度が変えられるように工夫しました、今日の昼に砲撃訓練をやりますと言、
ったのです、

昼になり昼食が終わり甲板に出ると、樽に棒を立てて旗を結びつけて海に落としたのです、海流は西に向かって流れているみたいなので、帆を最小限にして進んで行き1800フイートで
帆を全部卸すと、樽と同じ速さで西に流されています、後部砲座射角45度にあわせろと艦長が言うと、射角45度に合わせましたと言うので、撃てというとどか~んと音がして樽のはる、
か先に水しぶきが上がったのです、

見張り員が目標より、約200フイート先に落ちましたと言うので、射角40度に修正しろと言うと、射角40度にしました、と言うので撃てと命令すると、1800フイートに玉が落ちて水しぶき、
が上がり、樽の近くに落ちたので、至近距離に落ちましたと言うので、次々に5発撃てというと、どか~んと音がして玉が発射されて3発目で樽に命中して吹っ飛んだのです、見張り員が、
目標に命中しましたと言うので、

よし訓練終了だと言うと、見事な腕ですと手を叩くと、これがあれば敵の船は近づく前に、ボロボロになりますよ、これは凄いと喜んだのです、全部の帆を張れ進路北西全速前進と命令、
したのです、夜になり極端に寒くなったので、当直士官が部屋の暖炉に石炭を入れたのです、これは無煙炭だそうで臭いも煙も出ません、直ぐに暖かくなりますと言って、コーヒーを、
出したのです、

暫くすると部屋が暖まり、みんなはどうしているのだと聞くと、防寒着を着ていますので寒くありませんよと笑ったのです、海が穏やかだからいいですが、荒れると火事になりますので、
暖炉は使えません、明日一日走れば又暖かくなるそうですと言ったのです、翌日目を覚ますと快晴です、朝食を取り甲板に行くと、伯爵がもうそろそろ接触するでしょうと言うので、帆、
の上を見ると、

見張り員が3人遠眼鏡で回りを監視しています、一人の見張り員が右舷3時の方向に船が見えますと言うので、進路このままヨーソロと言うと、見張り員がイギリスの捕鯨船です、船から、
黒い煙が出ていますと言ったので、海戦の準備をしろ、銃隊は鉄砲を持ち全員右舷甲板に集合しろと命令したのです、近づくと帆は降ろしており、真ん中付近からもくもくと黒い煙が、
上がっています、

これは生木が燃える臭いだというと、伯爵が良く分かりますなと言うので、乾いた木の臭いではありません、生木にクジラの油を振り掛けて燃やしているのでしょうと言うと、信号旗が、
あがり一隻が迂回して捕鯨船の後ろに回りこんだのです、捕鯨船から小船が卸されて、人が乗り移りこちらに漕いできます、後ろに回ったもう一隻から信号旗が揚がると、信号員が偽、
火事だと言っていますと言うので、

やつぱりそうかと言うと、銃隊鉄砲を構えろと言うと、近づいた小船より船倉より火が出てもうじき火が回る、助けてくれと手を振るので、艦長が全員裸になれと言うと、ギョッとした、
顔をして、助けないのかと言うと、持ち物検査だと言うと、くそ~引き返せというと、小船は慌てて捕鯨船に引き返したのです、ばかめ発覚したとして逃げたぞ、威嚇射撃用意撃てと言、
うと、

バン、バン、バンと鉄砲の音がして、小船近くにブス、ブスと突き刺さったのです、今のは威嚇だ逃げれば射殺し、船は撃沈すると言うと、右舷砲座全問撃てというと、どか~ん、どか、
~んと音がして、捕鯨船めがけて玉が飛んで行き近くの海に水しぶきがあがったのです、小船が停止したのでこちらに来いと大声で言うと、全員諦めたのか旗艦に向かって来て、洋服を、
脱ぎだして、

隠し持っていた短銃、ナイフを出してそこに置いたのです、全部海に投げ捨てろと言うと、一隻のボートに乗っていた5人が船に向けて短銃を発射したので、反撃するとぐわ~と言うと、
5人はひつくり帰り海に落ちたのだす、無駄な抵抗だ言う事をきかねば全員射殺すると言うと、諦めて海に投げ入れたのです、よし1人づつ洋服も持ち登って来いと言って登らせて甲板、
に乗り移ると、

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