第131話

文字数 2,840文字


江戸日記(弟五部)131

その男も降りたので、私の勝ちだなと言うと金貨で230枚分あります、降りた男がカードを見せてください、私はキングとクイーンのフルハウスでしたがと見せるので、カードを見せ、
ると、何とエースの、4カードですか、降りてよかったです、と笑うので、よければ指しの勝負をしましょうか、と言うと、やめておきますよ貴方には勝てる気がしませんと言うので、

マイケル店は指しの勝負受けるのかと聞くと、勘弁して下さいよと言うので、それではこの辺でお終いにしょうと言うと、その勝負わたしが受けましょうと男が言って傍に来たので、
230枚で一発勝負ですがと言うと、わかりました、名うてのギヤンブラーですな、わたしも少しは名を知られています、デイックと言いますというので握手をしたのです、男が座り、
カードが配られて、

見るとスペードの6、7、8、にダイヤの9とクラブの5で、ストレートです、マイケルが愕いています、ダイヤの8とクラブの5を捨てると、マイケルが又何をするのと言う顔をすると、
デイックが相当良い手らしいですな、と1枚の交換をしたのです、源三郎が2枚を受取ると、スペードの5とスペードの4です、男がコールですなとカードを見せるとキングの4カード、
です、

源三郎が前に並べると、これは凄いストレートフラッシュではないですか、まいりましたな、私の負けですと、金貨230枚分のチップを出したのです、すみませんねと言うと、いや、
実に見事でした、良い思い出になります、ムラカミの名前は忘れませんよと手を出すので、握手をしたのです、それでは交換してと席を立つとマリアがよろけているので手てを掴む、
と、

一体いくらになったのと聞くので、金貨660枚で大儲けだねと言ったのです、金貨に変えて、隣のバーに行きシャンパンを頼んで乾杯すると、べテイがすご~いと言うので、マイケル、
に店は大丈夫と聞くと、指しを受けていないので損はしていません、さつきの男はシチリアのマフイアですよ、シンガポールに店を持っおり、ここにも店を作るそうですと言うので、
取り返しに襲ってくるかなと言うと、それはないですよ彼にとつて、

あれ位の金は、たいした事はありませんと言うので、そうか、受けて立つとはさすがに大物だねと言うと、シチリアのファミリーでは有名な男です、しかし、良い手を崩して上を狙う、
なんて驚きましたと言うので、儲かった金だからみんななくなっても良い、無欲がつきを呼ぶのさ、マリアとベテイに金貨600枚は提供するよ2人の事業に使うと良い、マイケル半分、
づつにして2人に渡して、

1人300枚だ、後の60枚は私が貰おう、これで70枚の儲けだと言うと、200枚で十分ですよとベテイが言うので、あって困る物ではないよ、商売なんてのは簡単には上手くいかないので、
予備金が必要なんだよ、わたしが身銭を切った訳ではない、遠慮は無用だと言うと、ありがとう御座います、どうしましょう、こんな大金とマリアが言ったのです、マイケルがクラブ、
に招待しますよと言うので、

連れ立ったクラブに行きワインを頼んだのです、女の子2人が傍に来て、副社長暫くぶりですと言うので、マイケルが紹介すると、アリスにポニーですと席に座ったので乾杯したのです、
マイケルに金貨10枚を出して、これは案内料だと言うと、入りませんよと言うので、ならば、5枚づつ、アリスとポニーにチップだと渡すと、嬉しいと受け取ったのです、しかし、閣下、
には愕きましたと言うと、

マリアが心臓が止るかと思ったわと言うので、こんな危ない男なんだよと笑うと、ベテイがこんなに気前が良いので女にもてるのだとワインをグイ飲みしたのです、色々歓談して遅く、
なったので、ベテイと別れて宿舎に戻ると、マリアが本当に良いのと聞くので、いいんだよと言うと、お姉さんに何と言おうと言うので、正直に話して、姉さんにもいくらか渡せば良、
いではないかと言うと、

ハイ、凄く喜ぶはと言ったのです、色んな所を見物していると、あっと言う間に日にちは過ぎたのです、大尉が戻ってきましたので、補給を済ませて明日には出航できるそうです総督、
が呼んでいますと言うので、部屋に行くといよいよお別れですな、ジョンの提案書を読みましたよ、中々良い事が書いてあります、早速進めるように言いました、色々お世話になりま、
したが、

ついでにもう1回力を貸して下さいと言うので、何ですかと聞くと、艦隊の司令官を呼び、詳細は司令官からと言うと、今回の出動は上海からシンガポールに向かっていたイギリスの、
商船が海賊に襲われて、積荷の陶磁器と絹織物を強奪され、乗り合わせたイギリスの一等書記官1人が人質として拉致されたのです、船はシンガポールに無事戻ってきましたが海賊が、
身代金金貨1000枚を要求しているとの事です、

拉致された付近を捜索しましたが、まだ見つかっていません、シンガポール総督府には金貨500枚しかないので、ここより後500枚を持っていき、1000枚と人質を交換する事になった、
のです、海賊は商船に乗せて通常ルートを上海に向かえといっています、船には船員と金を持った者以外は乗せないこと、兵隊が乗っていれば人質は殺して取引は中止すると言って、
いるのです、

そこで村上さんに金貨を運んで、人質と交換して貰いたいのです、商船はシンガポールに用意してあります、金貨さえ渡せば船には、危害を加える事はしないと思いますと言うので、
しかし、金を出せば又同じ事をやるでしょうと言うと、人命には変えられません、救出したら付近の島の掃討作戦を実施して、壊滅させると言う事になりまして、シンガポール駐在、
のフリゲート艦と、

哨戒艇に、我が艦隊を総動員する事になりました、先ずは救出が先との事なのです、海賊は鉄砲を10丁持っていたそうです、襲ったのは小船4隻で人数は20人と言う事でインドネシア、
人との事ですと言ったのです、海賊は奪った陶磁器と絹織物は、何処でさばくのですかと聞くと、シンガポールに持ち込み、外国船に売るのですよ、密輸と言うわけですと言うので、

小船だと、遠くから運べないので、運べる範囲と言う事になります、海図はありますかと言って、何処で拉致されたのですかと聞くと、ここら辺ですと指さすので、そうすると小船、
ではシンガポールまでは一日はかかりますな、しかも大量の荷物ですから目立つはずです、おそらく別の商船がどこかに隠れていて、積み替えたのでしょう、裏で糸を引いているのは、
商船を持って奴ですよと言うと、

だれが海賊なのかは分かりませんと言うので、わかりました引き受けましょうと言うと、人質を交換したら、シンガポールに引き返してください、上海まではフレゲート艦で送ります、
と言うので、その海域はいつも海賊が出没するのですかと聞くと、いままでの調べでは2グループあるみたいで、どこかの島を本拠地にしていと思われます、小船で島を移動している、
ようですと言うので、

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