第17話

文字数 2,869文字


源三郎江戸日記(弟五部)17

新之助が黒豹はどうやて金を手に入れたんだと言うので、恐らく船に引き上げて文を書かせたのじあろう、受け渡しは小船に千両箱を載せて川を下るように言う、後をつければ二人の命は、
貰うと脅かしたのじあろう、船が川を下ったら水中から船に乗り込み船頭を気絶させて江戸湾に出て千石船に積み替えて、その小船に2人と船頭を目隠しして乗せ、何処かの砂浜に降ろし、
て解放したのだよ、

今日は月も出ていない、場所は分からないじあろう、町方に届けるわけにはいかぬので、明日藩士が江戸湾を調べるじあろうが、佃沖には沢山の千石船が止まっている、役人ではないので、
調べるすべがないと言うわけだと言うと、いくら位2藩は払ったのだと言うので、恐らく1人2000両として4000両位じあな、戸田行部は風間小太郎に知らせて、黒豹の行方を調べさせるは、
ずだ、

潜伏しているとすれば、町方の手が出せない寺社地だな、問題は今まで幾ら稼いだかだ、葉隠れの里の者達の糧にするなら、5、6千両と言う所だろう、しかし、新田開発か物産の開発を、
せねば所詮食いつぶすだけじあ、肥前藩は財政が良くないので開発資金等用意できぬはずじあ、まあ、1万両は必用じあなと言ったのです、白菊が豹とはどんな生き物ですかと聞くので、
アフリカと言う遠い所にすんでいる、

猫の親戚で虎くらいの大きさがあり、俊敏に移動して狩をするそうじあと言うと、お化け猫ですかと言って、その忍びは豹を知っているのですかねと言うので、恐らく隠れキリシタンじ、
あろう、キリシタンなら外国の事に詳しいはずじあ、それに、秋月家は元々はキリシタン大名じゃったからな、家臣は殆どがキリシタンだったが、秀吉公のキリシタン禁令で改宗したの、
じあよ、

改宗せずに今でも隠れてゼウスを信仰しているものは、肥前には沢山いるそうじあと話したのです、それでは殿のご先祖もキリシタンだったのですかと聞くので、恐らくそうだったのじ、
あろう、今は浄土宗じあがなと言ったのです、秀吉公はなぜキリシタンを禁止したのですかと聞くので、キリシタンの坊主が外国の文明と引き換えに布教を要求したのじあよ、この者達、
はその国の様子を本国に知らせて、

弱い国と見れば、軍艦を派遣して占領するわけじあ、ルソン、ジアワをそれで占領されているのじあ、表面は天下人よりゼウスを崇めるのでけしからんと言う事じあが、その裏は我が国、
が占領されない為なのじあよと言うと、坊主が手先と言うわけですか、日本の信者はそれを知っていて信仰しているのですかと言うので、日本の仏教を信じるようにただゼウスを信仰し、
ているだけなのじあが、

この国の天下人にとっては脅威じあから、家康公も禁止したわけじあ、家光公の時代に島原の乱が起きたが、これは肥前を領有していた大名が過酷な税の取り立てをした事から始まった、
のじあが、反抗した元武士がキリシタンを利用して、大きな乱になったのじあ、この乱で3万人が殺された事になっているが、立て篭もったのは3万人じあが、実際には2万人近くは生き、
残り、

隠れキリシタンになったのじあよ、家光公はこの信仰心に恐れをなして、表面で信仰しない限り目を瞑る事にしたのじあよ、それで、多くの隠れキリシタンが生き残っている訳じあなと、
言ったのです、神を信じている者を総て抹殺する事等出来るわけがないと言うと、殿は神を信じているのですかと聞くので、困った時の神頼みじあよと言うと、白菊達が私たたもそうで、
すよと笑ったのです、

松蔵が部屋に入って来て、親分から2人の家老は死ぬ思いをさせたと黒豹が言って来たそうです、何でも江戸湾の暗闇に3時程漂流させたそうで、引き上げた時は口も聞けない怯えていた、
そうです、小船に載せて送り返したそうです、これは黒豹から殿に渡してくれとの事ですと言うので、中を見ると、ひとつは戸田行部の蔵米横流しによる賂の書付です、それによると、

毎年6千両分横流ししており、戸田行部と上州屋が、折半している書付です、もう一つは藤田監物が公金横領している書付で、常陸屋の普請請負の水増し要求の書付と、実際にかかった、
費用の明細です、なる程これをわしに渡して悪人を懲らしめろと言う事か、幕府に反抗するわけではないと言いたいわけだ、わしが寅吉に脅かすように頼んだのを知っているのじあな、
と言うと、

親分は依頼主の名は明かしていないと言っていましたと言うので、わしが館林の上屋敷に行き脅かした事と、鷹狩り時に襲撃した藩士を調べていると知ったのじあよ、まあ、悪逆非道な、
事をしなければ追求する積もりはない、寅吉にはご苦労じゃったと伝えるが良いと言うと、ヘイ、そう伝えますと言うと部屋を出て行ったのです、水仙がそのような事を芸子風情に話し、
ても良いのですかと聞くので、

聞いても何も困る事はないじあろう、そなた達は誰も狙わないよ、こんな話をしても誰も信用しないよと言うと、ご老中は開けっ広げなんですねと言うので、白菊が私たちが知っても、
何の役にもたちません、そんな連中に係りあえば命がいくつあっても足りませんよと言うので、水仙がそれはそうですねと言ったのです、折角きたのじあ、1人2両づつやろうと言うと、
白菊が押しかけたのに良いのですかと言うので、

期待していたのじあろうというと、ハイ、これで今夜の分は稼ぎましたと言って、毎度おおきにと三人が受取ったのです、新之助がこのまま、ほうっておくわけにはいかんので烏丸神社、
の裏手の堂は見張らせようと言うので、多分二度とそこには現れないじあろうというと、念のためじあよと部屋を出て行ったのです、白菊が座敷に出てきます、花代を貰ったので、水仙、
はおいていきます、

ゆつくり楽しんでくだされ、水仙頼みますよと言うと、ハイ、任せておいて下さいというので、白菊と桜は部屋を出て行ったのです、水仙が2人きりですねと言うと、女将が私は失礼しま、
すので、何かあれば呼んでくださいと部屋を出て行ったのです、水仙に生国はと聞くと備前岡山ですと言うので、そうか、岡山か福岡には良い水が出ると聞いたがと言うと、それは九州、
の福岡ですよと言うので、

そうか昔から福岡は良い水がでるのかと聞くと、大宰府天満宮の水は福岡では一番美味しいらしいです、鎌倉時代から福岡の大宰府天満宮の水を飲めば美人になると言われているそうです、
一度行って飲んでこようと思うていますと、酌をするので、十分べっぴんじあから、必要ないじあろうというと、まあ、嬉しいとしなだれかかり酌をして下帯の上からまさぐるので、それ、
はまずいぞと言うと、

一物がぐぐぐと大きくなると源三郎の手を胸に引きこんであ~と声を出したので、股に手を入れると足を広げたので、敏感な部分を触ると、凄く、ぬれています、指を入れて動かすと、
しがみついて来たので、腰帯を解こうとすると、水仙がまたがり足を広げて一物を敏感な部分に差し込んで、腰を動かしたので、これはたまらんと言うと、唇を重ねて、舌を絡め更に、
激しく腰を動かしたのです、

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