第18話

文字数 2,682文字


源三郎江戸日記(弟五部)18

これが空蝉の術じあなと言うと、さすがは源三郎殿じあが、今頃気づいても、これより逃れるすべはないと言うので、この術で人の精気を搾り取るわけじあな、これはたまらんと放出しよ、
うとすると、中に入れた一物の根元をきゅっと絞って、まだまだじあ、総てを空にするとなえるでなと笑うので、ならばと言って抱いたまま起き上がり、左の乳房を吸って、右の乳首を、
さわり、

左手で腰を抱くと、激しく突いたのです、水仙がう~と言うので、更に激しく突きたてて、腰を動かして、つき抜きを繰り返すと顔が紅潮してきて、うう~うと言うと、あああ~と大きな、
声を出してピク、ピクと痙攣したので、中にドバ~放出して引き抜くと、抜け殻みたいに横に倒れたて、ピク、ピクと痙攣していたのです、これが空蝉逃れじあと言うと、何処でこんな術、
をと言うので、

吉原の太夫になろうたのじあと言うと、それでは敵わぬなあと笑ったのです、わたしを捕まえようとしても無駄じあと言うので、黒豹といみょう取るだけあって、人の手では捕まえる事な、
ど出来ぬであろうと言うと、いつ気がついたのだと聞くので、福岡と言う名前は黒田官兵衛が備前岡山の生まれた地名を持っていったものじあ、その前は福岡とは呼んでおらぬ、備前生ま、
の者が備前福岡を知らぬはずがない、

それにそなたの腕じあ、武術の修練をしていない女子の腕は、そんなに硬くはないと笑うと、さすがは剣の達人だなと言うので、お前はわしを空蝉の術で干からびさせようとは本気で思う、
ていなかったろう、すこし、からかおうとしただけじあと言うと、総て読まれていたのかと言うので、葉隠れの九の一、黒豹、本当の名は山本幻心斉の娘お龍であろうというと、そうだ、
と言うので、

わずか6、7千両では葉隠れの里の人間の糧にすれば、食いつぶすだけじあ、最低は1万両は必用じあろう、どうだ、わしの手助けすれば、後2万両を新田開発、物産開発の資金としてくれて、
やるがと言うと、本当かと言うので、上州屋、常陸屋はそれぞれ4万両は蓄財しているじあろう、それを没収してそなたに2万両くれてやろうと言うと、簡単に渡すものかと言うので、わし、
は諸国巡察視じあ、

上様直属の役目なれば、大名、旗本、商人の仕置きは勝手に出来る権限をもっている、幕府の老中と言えど強権で言う事を聞かせられるのじあよと言うと、何をすれば良いのじあと言ので、
用心棒を叩き潰せば良い、その為にわしに付いてくれば良い、配下も含めてじあ、川船に千両箱は10箱は載るじあろう、没収するのが6万両として、6隻の船を用意しろ、用意できたら知ら、
せるのじあ、

お龍は若侍に化けよと言うと、なぜそこまでわしに便宜を計るというので、先程の術は気持よかったからと、お前が人を殺めていないからじあよと言うと、人を殺めて金を奪う等外道のす、
る事だと言うので、中々良い心がけじあなと言うと、わかった今用意させようと言って、口笛を吹くと天井から承知と言う声が聞こえたのです、それではもう一度戦をやるかと言うと抱き、
よせて、

唇を重ねて乳房を吸い足を広げさせて、硬くなった一物を差込、燃えあがったのです、行為が終わると、父上が言うたとおり、とても私の力では歯はたたなんだと言うので、いや、もし、
そなたが生理的にわしが嫌いなら勝てたのじあよ、古来から男は女子には勝てぬというと、でも気持良かった、こんなのは初めてじあったと言うので、好きな男を捜して葉隠れを長く世、
に残すのじあと手を握ったのです、

暫くすると頭用意出来ましたと声がしたので、お龍が起き上がるとす~と消えたのです、フスマが空いて用意は出来たぞと言うので見ると、見事な若侍に化けたのです、起き上がりさて、
行くかと言うと、部屋を抜け出て、日本橋の上州屋に向ったのです、ノレンを潜り主人はいるか、諸国巡察視の村上源三郎じあと言うと、おくから由蔵に御座います、何かと言うので、
戸田行部とつるみ、

蔵米を横流ししておるのは発覚しておる、これがその賂の書付じあと見せると、いつの間にと言うので、わしの権限は総ての藩を査察できるのじあ、そなたの財産は没収の上遠島を申し、
つけるというと、くそ~と言って、先生方と言うと、浪人5人が出て来て刀を抜いたので、お龍まかせたぞ、但し殺すなよと言うと、承知と言うと横に動いたかと思うと、目にも留まら、
早業で、

浪人5人がぎや~と言って刀を落として、右手を押さえるので、右手首の骨はおれておるとお龍が言って、次はその首が飛ぶと構えると、ひえ~と言うと、左手で刀を拾うと一目散に店、
から出て行ったのです、由蔵、諸国巡察視に逆らうとは、遠島ではなく斬首の上獄門首じあなと、刀を抜き覚悟しろと言うと、お助け下さいませと平伏するので、不正に儲けた金を総て、
差し出せば許さぬ事もないと言うと、

ハイ、総て差し出しますと言うので、ここにすべて持って来いと言うと、鍵を番頭に渡し持ってくるのだと言うと、番頭が家人を連れて取りに行き、千両箱を並べたのです、数えると、
4万両あります、素直に差し出したので目こぼししてやろう、1万両は残して3万両は没収する船着場まで運び、川舟に載せよと言うと、家人が運んで載せたのです、いいか、戸田行部、
に、

その首貰い受けに行くので待っていろと伝えよ、いくら上様の親戚といえ、ここまで、悪を働けば逃れるすべは無いとなと言って、今後は蔵米の横流し等せずに、まっとうな商いをす、
るのじあと言うと、承知しましたと平伏したのです、店を出ると次は常陸屋じあと言って、見事な腕じあなと言うと、相手が弱すぎるのですよと笑ったのです、常陸屋に行き、主人に、
公金横領と、

水増し請求のからくりを話して、いくら、御三家でも許す訳にはいかぬのじあと言うと、やはり、用心棒が出て来たので、水仙が叩き潰すと、常陸屋清衛門が驚いて、有り金を全部並、
べたのです、ここも4万両あるので1万両は残し、3万両は没収して船に載せたのです、それでは行くぞと言って、日本橋川から深川に行き、玄海屋に4万両を渡して、船大工の籐八と、
方位磁針計を持ってこらせて、

改造の道具と材料を載せて佃沖のお龍の船に向ったのです、お前の船かと聞くと、江戸で手にいれたのですと言うので、船子はと聞くと、配下が操船できると言うので、これからそなた、
の船を改造して、風が前から吹いても進めるようにしてやる、又夜でも走れるように、方位磁針計を取り付けてやる、これがあればアラシでない限り航行できるぞ、江戸から博多のでは、
わずか4日でいけるぞと言うと、

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