第103話

文字数 2,657文字


江戸日記(弟五部)103

翌日目が覚めると昨日の嵐は嘘のように快晴です、主人が港に船が退避していますよ、客はガラガラだそうで此処からでも乗せてくれるそうですと言うので、船で行こう悪いが馬を引き、
取ってくれと言うと、ハイ、宿代にしても多いですので、差額はお支払いしますと言うので、取って置けばよいというと喜んだのです、荷物を港に運んでくれて船に乗せてくれたので、

主人に別れを言って船に乗りこんだのです、船頭がイカリを上げろ帆を張れと言うと、船は岸壁を離れて北へ向かったのです、船頭が危なく遭難するところでしたよ、殆どの客が船酔い、
してかたずけるのに手間を取りました、懲りたようで半分は陸路を行くと降りてしまいました、もう大丈夫だと言ったのですが、昨日はよっぽど怖かったのでしょうと笑ったのです、

航海は順調で2日でベネチアに着いたのです、馬車と馬4頭を手に入れて、二頭に馬車を引かせて二頭は予備として、交替させることにして、馬車は幌付きにして野宿になっても馬車の中、
で寝れるように支度したのです、一旦ホテルに入り、馬車と馬を預けたのです、この町はナポリに続いてイタリア弟三の都市だそうで大きな町です、シャワーを浴びて町に出る事にした、
のです、

アリサがここは水の都と言われており、沢山の運河があり、移動は総て船なのですよと言うので、ホテルの船着場から船に乗り観光地めぐりをやったのです、ハポンの江戸も沢山の運河、
があり、何処にでも船でいけて、陸路も発達していると言うと、そうですか、船は便利ですねと言ったのです、水の上から見る町も、又いいもんだねと言うと、今回は色んな町に行き、
懐かしい人に会ってよかったですと言ったのです、

昼食を取り又観光地めぐりをして、夕方になりホテルに戻ったのです、再びシャワーを浴びて夕食を取りに町に出掛けたのです、この店も久しぶりですと言うので中に入ると、支配人が、
アリサお嬢様久しぶりです、今日はどのような料理をと聞くので、パスタと魚にしてと言うと、承知しました、飲み物はと聞くのでビールでいいわと注文したのです、ハスタは何と聞く、
と、

小麦粉で作った麺の事よと言うので、ハポンのウドンみたいなものかと言うと、ウドンと言うのと聞くので、天麩羅を載せたり、色んな具を載せて食べるのだよと言うと、国にょって、
食べ方が違うのですねと頷いたのです、ビールが来たので乾杯すると、冷えていて美味いと言うと、水の都ですからお酒も良いものが作れるそうですと言ったのです、料理が来たので、
見ると、

汁ものではなく、皿に麺が何かに絡めてあり、きのこと思われるものが、混ぜてあります、一口食べるとこしがあり、味はたらこがまぶしたトマト味です、うん、中々美味いねと言うと、
特に女子が好きな食べ物です、イタリアが本場なのですよ、と言ったのです、魚はトマトソースで煮込んだ白身魚です、これも中々美味い、しかし、総てトマトソース味、だねと言うと、

西洋は殆どトマトをソースに使うのですよと言うので、ハポンは醤油、味噌だよと言うと、シヨウユ、ミソですかと聞くので、二つとも大豆と言う豆から発酵させて作るのだよ、魚から、
作る醤油は、あまり出回らないと言ったのです、パンにこの魚のソースをつけて、食べると美味しいですと言うので、付けて口に入れると、なる程これは美味いわ、と感心したのです、

翌日は馬車に乗り一路ウイーンに向かったのです、ここからは600kmあり、殆どが山間を行きますので10日はかかりますが、街道は整備されていますと言うので、宿が無い場合は馬車で、
寝れば良いと言うと、源三郎が一緒なので安心と笑ったのです、2日までは田園地帯ですが、そのあと3日はアルプスの山間を行きます、山を抜ても殆どアルプスの麓です、川魚しかあり、
ませんがと言ったのです、

アリサが言ったとおり3日目から山間に入り、道行く人も少なくなって来たのです、丘には牛、羊が放牧してありのどかな山村地帯が続きます、小さな宿場に泊まり、5日目に山麓に出た、
のです、幸い野宿する事はなく進んで行ったのです、やはり牧畜が盛んなようです、アリサがウイーンは盆地になっており広々としていますよと言うので、8日目に山を越すと盆地に出、
たのです、

ウイーンは北の方ですと言うので、雪は積もるのと聞くと、冬は大雪になりますと言うので、蝦夷地と同じだなと言うと、エゾチと聞くのでハポンの北の果てだよと言うと、そこが北の、
果てですか、ロシアはそれよりず~と北ですよと言うので、わしは江戸の生まれだが父親の領地が南にあったので、そこで暮らしたことがあると言うと、ハポンの何処ですかと聞くので、
南の日向と言うところだよと言うと、

ヒュウガですか、雪はと聞くので何十年か一度振る事があるが、直ぐに消えると言うと、暖かくて良い所みたいですねと言ったのです、将来はヒユウガに済むのですかと聞くので、わし、
は諸侯になって、江戸の近くが領地なので戻る事はできないよと言うと、偉くなると大変なのねと笑ったのです、次の宿場で一泊しょう、明日にはウイーンだねと言って、宿場で宿を、
取ったのです、

アリサがここはには皇帝陛下の保養所があり、温泉場でウイーンには半日でいけますと言ったのです、支配人がこのホテルには露天風呂を始めにして沢山の温泉があります、先ずは温泉、
に入って下さいといって部屋に案内したのです、それでは温泉に行こうと言って温泉に行き、ゆつくりお湯に浸かったのです、湯に入っていた男が話しかけたのですが、フランス語か、
ロシア語しかわからないと、

フランス語で言うと、あいてもフランス語で東洋人ですな、何処から来られたと聞くので、ハポンですと言うと、それは東の果ての国ですな、私はリードヒッチと言うプロセイン商人です、
ワインを商っています、オーストリアの出店に様子を見る為にプロセインから来ましたと言うので、ハポンの村上源三郎ですと握手をしたのです、観光旅行でオーストリア、プロセイン、
オランダを回りエゲレスに行きますと言うと、

それは大変な旅行ですな、ベルリンに行くなら良いホテルを紹介しますよと言うと、お先にと上がっていったのです、ゆつくりお湯につかり、部屋に戻りビールを貰い飲んでいるとアリサ、
が戻って来て、良い温泉でした、肌はつるつるですよと言うので、ビールを注ぐとゴクゴクと飲み干して美味しいと言ったのです、オーストリアは詳しいのと聞くと、ええ、友達がいます、
もうお嫁に行っていますと話すので、

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