第128話

文字数 2,653文字


江戸日記(弟五部)128

源三郎が負けると本当に結婚しなくてはいけなくなるわと言うので、それではサメの餌にすれば良いよと言うとどうやってと聞くので、イルカと友達になり彼をボートに誘い沖に行って、
サメのいる場所で転覆させるのさ、直ぐには襲って来ないので、イルカを呼び背びれにつかまり脱出して彼を置き去りにすればサメに食われるよというと、何と恐ろしい事をと言うので、
助けてくれなかった仕返しと言うわけだと言うと、

そこまでは出来ないわと言うので、多少は好きなんだと笑ったのです、仕方ない彼を一生懸命働く人間に改造するかと言うと、絶対無理ですよと言うので、財務調査員は閉職だと言って、
いたけど、そうでは無いのだよ、オーストラリアが発展する為には、多くの税を集めて、それを開発に使う事が重要なんだよ、今は商人や移住者の申告にて税を徴収していると思うが、

売りの総金額から色んな経費を差し引いたのが利益となる、おそらく帳簿などは殆どつけてないだろう、総督府の財務方もその商人の規模により、税高をはじいているはずだ、まあ大体、
の勘定だな、帳簿をつけさせて、経費を明確にさせるのさ、人への給金、設備費用、運用費用、交際の費用、等を細かく記録させて、それにより税額を決めると言うことだ、儲からなく、
みせる為に、

経費の水増し等をやるか、必要以上に物を買ったりするのは、経費として認めないようにするのだよ、そうすれば商人も自分の商売が把握できて、儲かる手が打てるので儲けが増える事、
になる、又総督府は正確な税収入がつかめて、税収が上がり開発資金が増えて開発が加速する、はつきりする事は良い事なんだ、それの監督、指導をやる大変重要な役目なんだよ、それ、
をジヨンが先頭に立ってやるのさと言うと、

良くわからないけど、大事な役目なのねと言うので、日本では算術師、と言うのがいて、商人の帳簿付けを指導して、金を貰う商売もあると言うと、わたしにも出来るかしらと言うので、
算術を学ばなくてはいけないが、加算、減算が基本だから大した事はないと言うと、学者みたいねと言うので、そこまで専門にならなくても良いんだよと言うと、源三郎は何んでも知っ、
ているのねと言うとので、

ベテイも父親を助ける為に、帳簿の記録づけを覚える事だなと言ったのです、踊りが終わり席に戻ってくると、マリアは大勢の男に頼まれて踊っていたのです、源三郎も頼まれて大勢の、
女子と踊り、ひと段落して席に戻ると、マリアが親しくベテイと話していたようだけど、何を話していたのと聞くので、ジヨンを怠け者から働き者にする方法を伝授していたのさと言う、
と、

怠け者の源三郎が教えるのはおかしいと笑ったのです、時間が遅くなりパーテーは閉会となり、宿舎に戻ってシャワーを浴びてサツパリすると、マリアがビールを注いだのでゴク、ゴク、
と飲み、美味いと言うと、それでは明日と言うと、マリアは部屋を出て行ったのです、ベットに入りウトウトしていると、人の気配がしたので、ベットに立てかけていた刀を引き寄せる、
と、

ドアが空いて良いにおいがするので、これはマリアの臭いだと刀を置き知らん顔していると、す~とベットに入って来たので、向き直り、どうしたのと聞くと、恋人同士でしょうと唇を、
重ねるので、服を脱がせて、乳房を吸うとあ~と声を出したので、足を広げさせて敏感な部分に指を入れると、すでに濡れています、マリアが一物を握り擦るので、大きくなったのです、

一物を刺しこみ激しく動かすと、大きな声を出してしがみつくので、さらに激しく動かすと、抱きしめて背中に爪を立てたのです、暫くするとたまらず、うつと低い声を出して放出する、
とマノアもピク、ピクと痙攣して果てたようです、小さくなったので引き抜いて、抱きしめると、これで本当の恋人ですねと言うので、日本に帰ってしまうのだぞと言うと、それまでの、
恋人で良いのですと指を絡めたのです、

呼ぶ声がするので目を開けると、早くしないと夜があけますよと言うので、何をするのと聞くと、日の出を見にいくんでしょう、早く起きて顔を洗ってと言うので、そうだったというと、
起き上がり顔を洗い、服を着ると、朝食の用意もしてあります、早くいきましょうと言うので、薄くらい中を馬に乗り海に向かったのです、浜辺に着き馬をつないでイスに座ると東の空、
が明るくなっています、

もうじきですよと言うとので見ていると、海のかなたからお日様が少づつ顔を出して日が昇って来たのです、大きなお日様です、すご~いと手を叩くと、海の色が黄金色に染まり何とも、
いえない景色です、やがて真っ青な海の色になったのです、何か気持が良いなと言うと、店が開いてきて人が行き来してきたので、マリアがコーヒーとサンドイッチと言うパンにハム、
や野菜、卵を挟んだ物よと、

渡すので食べて美味いと言うと、気持いいですねと言うので、こんな良い場所に住んでいるマリアは幸せだねと言うと、ロシアには帰りたくないわと笑ったのです、日本はどうですかと、
きくので、此処と同じで日の出と日の入りはとても綺麗なんだよと言うと、行きたいなと言うので、鎖国しいいるので長崎の出島と言う所から先は入れないのだよと言うと、そこ迄でも、
いいわ、

源三郎が会いに来てくれれば良いでしょうと言うので、大尉に頼めばオランダ船に乗せてくれるかも知れないね、オランダ語を覚えて、オランダ人だと言えば出島に上陸できるよと言う、
と、覚えていつかは行くわと言ったのです、あの横においてあるのがヨットだな、誰かに教えてもらおうと、海水パンツに着替えて、店に行くと、男が簡単ですよと言って案内したので、
船に乗ると、

この帆を右左にうごかして風向きを調整します、曲がると時には船の片方に乗れば傾くので曲がる事が出来ます、前から風が来ると、まず、右斜めにすれば左に進みますので左斜めに行、
き今度は反対にすれば右に進みます、三角に走行しますが、その三角の幅をどの位にするかによって、目的地に早くいけるのですと言うので、やつてみよう、ここの漁師はいわしをもっ、
ていないか聞くと、

一杯ありますよ、あの船は今戻ってきたばかりですと案内するので、漁師にイワシをバケツ一杯譲ってくれと、銀貨を一枚だすと、ハイと言うと、バケツに一杯いれたので、網で蓋をし、
てこぼれないようにして、ヨットに積み込んだのです、何をするのですかと聞くので、イルカを餌付けするのさというと、ああ、そうですか、イルカが喜びますよと笑ったのです、

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