第90話

文字数 2,710文字


源三郎江戸日記(弟五部)90

それを見ていた男爵がなる程凄いナイトだな、明日は閣下と戦いたいもんだ、申し込もうというので、男爵東洋からわざわざ来たのです、無事にハポンに帰さしてあげてくださいとアリサ、
が言うと、私も剣士だあのような人と一度は戦いたいと言って、断られたら諦めるよと笑ったのです、源三郎が席に戻ると、ダニエルがお見事でした、明日この競技場で剣士の戦いがあり、
ます、

私と戦ってくれませんかと言うので、防御の鎧兜は装着するのですかと聞くと、勿論戦支度での戦いです、鎧兜と剣は用意しますと言うので、承知しました、兜のみで結構です、剣はこの、
東洋の物を使いますと言うと、そんな細身の剣では不利になりますよと言うので、それではこの剣の威力をお見せしましょうと言うと、わかりましたというので、再び競技場に降りたの、
です、

兜と台をと言うと、台に兜を載せたので、観客の皆さんこの東洋の刀でこの兜を切ってご覧に入れるというと、観客がお~と声を出したので、静止して静かになると刀を腰に差して抜き、
上段に構えてえ~いと振り下ろすと、風を切る音がしてスパ~と音がしたのですがなんともなりません、みんなが沈黙しているので、兜をコツンとたたくと真ん中から見事に切れていた、
ので、

二つに切れた兜を高々と上げると、お~と歓声が上がり万雷の拍手が起きたのです、静かになると、これがハポンの兜割と言う剣の技です、どんな鎧兜も切る事が出来るのですと言うと、
再び大きな歓声が上がったのです、競技場を出ると男爵が誠に素晴らしい腕ですな、是非明日私と立ち会ってくだされと言うので、承知しましたと受けたのです、今日はカルメンが町を、
案内しますと言うので、

連れ立って競技場を出て、美術館、デボー聖堂、グランビア等を回り、殆どが西洋の城みたいな作りです、グランビアには、カジノもあるのですよ、夕食の後行ってみましょう、男爵から、
金貨30枚を預かっていますと言うので、フランスの金貨も使えるのと聞くと、西洋の金貨は総て使えますというので、それではフランスの金貨100枚を持つていこうと言ったのです、一旦、
ホテルに戻り用意して、

夕食を取りにレストランに向かったのです、レストランに行くと支配人が、こちらにと席に案内したので座ると、シャンパンを注いだので三人で乾杯したのです、つぎから次に料理が出て、
来たので、その豪華さに目を見張ると、カルメンが大臣がいいつけたのでしょう、スペインの高級料理です、わたしも始めて食べましたと笑ったのです、おなかもいっぱいになりデザート、
が出たので、

食べていると、支配人がどうでしたかと聞くので、豪華な料理で愕きましたと言うと、大臣閣下から最上級の料理をお出しするように言われています、お気に召してよかったですとと喜ん、
だのです、これからはと聞くので、カルメンがカジノにご案内するわと言うと、是非儲かってハポンに帰ってくださいと言うので、そうなれば良いなと笑ったのです、馬車に乗りカジノに、
向かったのです、

程なく着いて中に入ると、大勢の貴族と金持ちらしい商人が賭け事をやっています、金貨130枚をチップに代えて、アリサとカルメンにも30枚づつ渡たすと、やった事はありませんと言う、
ので、無くなっても良いのだよと言って、まずはと見て周り、丸い円盤が回り数字が書いてあるので、これにしょうと言うと、ルーレットと言う賭け事で、数字を当てるか、赤黒のどちら、
かを当てるのですと言うと、

係員が数字を当てるのは難しいので倍率は高いですが、赤黒はかけたチップ二倍になりますと説明したので、それではまず黒に金貨30枚分のチップだとかけると、アリサが私は赤に5枚と、
言って、カルメンも赤に5枚を掛けたのです、それでは後ありませんかと係りが声をかけて、行きますと円盤を回して玉を転がすと、回転が徐々に弱くなり玉が転がって赤かと思ったら、
コロンと黒の溝に落ちたのです、

アリサとカルメンが悔しがっています、源三郎は金貨60枚になり、今度も黒だと60枚を掛けると、アリサが勿体無いと言うので、僕の掛けるところに掛けたほうが良いぞと言うと、ハイ、
と言って、2人が5枚づつ掛けたのです、次も黒に落ちて、源三郎は120枚になり、アリサとカルメンも取戻したのです、次も黒だなと120枚をかけると、アリサトカルメンも10枚を黒に、
掛けたのです、

次も黒に落ちてみんなが愕いています、これで源三郎は240枚となり、アリサとカルメンも20枚づつになったのです、この辺が潮時だと言うと、次の賭け事に移ろうと言うとカードの場所、
に行くと、係りがこれはバカラと言って数の多い物を当てた人の勝ちです、係りがそれぞれにカードを出しますので、どちらかに掛けてくださいと言うので、9が一番上で絵札は0です、
Aは1と言う事ですが、

買った人の5%は店の取り分になりますと言ったのです、カードが配られたので、プレイヤーに元金を除いた210枚をかけると、みんなが愕いたのです、アリサとカルメンも15枚づつ掛ける、
と、係りが宜しいですかと言うと、それではまずプレイヤーを開けますというと、何と9ですバンカーのカードを開けると4でプレイヤーの勝ちです、たちまち420枚になり、アリサとカル、
メンも30枚になったのです、

この辺が潮時だなこれを変えてくれと頼むと、隣のバーに行き三人で乾杯したのです、2人とも金貨30枚儲かっただろう良かったねと言うと、アリサが源三郎は博打打ちでも生活できるね、
と言うと、カルメンが愕きました一回も負けませんでしたね、それに引き際がとても素的ですと言うので、あれがつきの限界だよ、あれから段々負けてく来て、最後は全部なくなると言う、
わけだよ、

2人には元金もあげよう、しめて65枚の金貨だよと言うと、二人は大喜びしたのです、男爵の金貨はそのまま返しておくと良いと言ったのです、カジノの係りが用意出来ましたと言うので、
宿泊しているホテルのフロントまで届けてくれと言うと、承知しましたと言ったのです、それではどこかで再び乾杯しょうと言うと、カルメンがホテルの近くに踊りを見ながら飲める所が、
ありますと言うので、

馬車に乗り向かったのです、店に入りシャンパンを頼み乾杯すると、1人の男が傍に来てハポンの村上閣下ですかと聞くので、そうですがと言うと、わたしは、ホセ・アントニオ、ハポン、
ですとフランス語で言うので、ハポンの末裔の方ですると言って席を勧めると、ハポンから来られたそうで愕いています、私は5代目になりハポン語はわかりません、ハポンの血が混じって、
いるのは事実ですと言うので、

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