第120話

文字数 3,002文字


江戸日記(弟五部)120

洋服を着せて後ろ手に縛ったのです、船を捕鯨船に近づけて乗り移り、武器を捜索して、全部甲板に集めると、海に投げ入れたのです、頭はだれだと艦長が聞くと、さつき銃撃されて海、
に落ちたと言うので、お前達は誰に雇われたのだと聞くと、海に落ちたジョージと言う奴だこの捕鯨船のオーナーのカーネルの配下だそうだと言うので、お前達は海賊だな、海賊は全員、
縛り首だと言うと、

助けてくれ海賊の頭もさっき海に落ちて死んだと言うので、よし、全員縄を解いてやれ、この捕鯨船を操船して着いて来い、逃げようとすれば撃沈するぞ、銃隊はこの船に乗りこの者、
達を監視しろ、変な動きをしたら撃ち殺せ、いいか兵を1人でも殺したら、この船を撃沈して沈めるぞおとなしく命令に従えというと、ハイと全員返事したのです、少尉油断するなよ、
夜は交替で見張るのだと言うと、

了解しましたと敬礼したのです、小船を回収して捕鯨船に載せて、帆を張り捕鯨船を引き連れて一路オーストラリアへ向かったのです、もう一隻の囚人も船員として働かせられていた、
のです、2ケ月でニュージーランドを通過してオーストラリアが見えてきて、シドニーの桟橋に停泊したのです、牛、馬、羊等荷物を下ろして、囚人はそれぞれ宿舎に入れて、海賊共、
は牢屋に収容したのです、

総督府は出来上がっており、副官のマクナマル大尉です、お待ちしていましたと言うので、今回オーストラリア駐在艦隊の司令官ミゲル大佐だと言うと、宜しくと言うとマクナノル、
が敬礼したのです、司令官全員を上陸させて休息をとらせよと言うと、マクナマルが宿舎に案内させますと言って、下士官に案内させたのです、この方は日本の大臣閣下だ、暫くした、
らフリゲート艦で上海まで送る、

交易品の準備は出来ているかと聞くと、ハイ羊毛、くじらの油、牛肉の加工品、鉄鉱石が用意してあり、およそ金貨1000枚になると思いますと言うので、金はまだ見つからないかと聞く、
と、北部の海岸の川に砂金が発見されました、この川の上流にあるのではと探しています、又中部の山岳地帯の鉄鉱石の鉱山は採掘は順調に行っています、入植者も大分増えて、

牛、羊の牧畜、小麦、とうもろこし、コーヒーの栽培が増えています、毎月イギリス、アイルランド、イタリア、フランスから移民が渡ってきます、入植地を決めて、土地を払い下げて、
います、牧場、農場に働く物も多いのですと言うので、開発資金は金貨1万枚を用意してある、どんどん推進しろと言うと、そんなに陛下はお出しくださったのですかと言うので、それ、
だけここが重要だと言うわけだと言ったのです、

小さいですが、ここには、酒屋、レストラン、売春宿などが揃っていますと言うので、町の開発も推進しろ、又は拠点への道の整備が何よりも大事だと言って、明日文官も含めて全員、
集めろというとと承知しましたと言って、村上閣下の宿舎に案内しますと言うので、アーサーがゆつくり休んで旅の疲れを取って下さいと言うと、大尉が宿舎に案内したので、宿舎に、
行くと、世話をするマックですと小者を紹介したのです、

おまえは現地人かと聞くと、ハイ、アボリジニ人ですと言うので、家族はと聞くと、北に住んでいますと言うので、白人に入植されてさぞかし怒っているだろうと言うと、そういう人も、
いますが、大半は暮らしが良くなったと言っています、元々狩猟で生活していましたので、生活は大変だったのですが、何とか毎日パンが食べられるようになったので、仕方ありません、
と言ったのです、

東洋は何処ですかと聞くので日本だと言うと、何処にありますと聞くので、清国よりまだ東に行った所だと言うと、ジパングですね黄金の国と聞いた事がありますと言うので、そんなに、
黄金はないよと笑ったのです、レストランはあるのかと聞くと、ありますが白人専用ですよと言うので、イギリスより人種差別の凄い場所だなと言うと、金持ちが町を牛じっています、

特にフランス人のローランさんはひどい人です、牧場を経営していますがアボリ人を家畜のようにこき使っていますと言うので、強欲なフランス人か、後で懲らしめてやろうと言うと、
警官もグルですと言うので、わたしは、総督のお客だ手は出せないよといったのです、美味しいコーヒーだった、マツクもここに座って飲め、この菓子を食うてよいぞと言うと、同じ、
席に座ってもと言うので、

同じ人間だろう、遠慮するなと言うと、座ってコーヒーを飲み、初めてですと言うので、菓子も食えというと食べて美味しいですと、涙を流すので、アボリ人の金持ちはいないのかと聞、
くと、いませんと言うので、それではお前が原住民専用のレストラン、カフエ、売春宿を作れば良いではないかと言うと、金がありませんと言うので、その金はわしが用立てしてやろう、

アボリ人には土地は払い下げないのかと聞くと、金があれば払い下げると思いますと言うので、ならば牧場、農場を作りアボリ人を雇い、給金を払えば良い、牛、羊毛、羊をアボリ人か、
らは買わないという事はないだろうと言うと、ハイと返事するので総督と掛け合ってやろうと言ったのです、シャワーを浴びてサツパリして一服すると、町に出てみることにしたのです、

酒屋に入るとチーフがここは白人専用だと言うので、どこにもそんな事は書いてないがと言うと、傍にいた男がお前は清国人かと言うので、いやジャパンだと言うと、早く出ていかんと、
痛い目に会うぞと言うので、誰にと言うと、奥にいるごろつき共だよと笑うので、支配人に銀貨を出して、早くしろと言うと、わたしは知らんぞと言って、ウイスキーを出したのです、

口をつけると、強い酒だなと水を貰い飲んだのです、奥から2人の男が傍に来て、早く出て行けというので、力で追い出してみろと言うと、殴りかかつて来たので、手を握り捻ると尻餅、
を着いたので、顔面に鉄拳を食らわすと、ぐわ~と言ってひつくり帰ったので、もう1人の小股をけれ上げると、うわ~と言うとしゃがみこんだので、思い切り蹴飛ばすと、愕いている、
ので、

いきなり刀を抜き、一気に振り下ろすと、風を切る音がして男の首もとでピタリと止めると、気を失ったのです、立ち上がり文句のある物は相手してやる、かかって来いというと、みんな、
は知らん顔したのです、カツを入れると息を吹き返して、いつでも勝負してやるが、次はその首を跳ねるぞと言うと、ひえ~と言うと立ち上がり、店を出て行ったのです、となりの男が、
手を出して、

トミーだあんたは日本のサムライだな、聞いた事はあるが、サムライとは凄いなと言うので、村上だと握手をしたのです、さて次はレストランだなと言うと、あそこも白人専用だが噂を、
聞いて入れてくれるだろう、何か驕ってくれないか、俺は腹が減っていると言うので、1人で食ってもつまらんから良いだろう、案内してくれと言うと、チーフがお釣りをと言うので、
取っておくが良いと言うと、

それはダメだとトミーが言ってお釣りを貰い、わしが貰っていいかと聞くので、構わんよと言うと、サンキュと言ってポケットにしまったのです、レストランに行くと、素直に席に案内、
したので、ワインとステーキを2人分頼んだのです、トミーと乾杯すると、こんな上等な酒は久しぶりだと言って、トミーが一気に飲み干して、お代わりして、ステーキをガツ、ガツと、
食べ始めたので、

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