第19話

文字数 2,714文字


源三郎江戸日記(弟五部)19

なんとたった4日で行けるのですかと言うので、2万6千両で新田開発、物産開発をして江戸にもって来て、商いすれば良い、これからは米だけではダメなのじあよ、それに藩に頼っても、
藩自体が生産性がないので、何も出来ないのじあ、新田開発、物産開発で儲けた金を三分の一は貯蓄して、次の開発の資金するのじあ、さすれば、今後人が増えても暮らしていけるじ、
あろう、

新田開発したら藩に2分の税は払ってやれ、何も資金を出していないので、藩は儲かるので、承知するはずじあ、聞かないならわしがそういうていたと言うが良い、わしの言う事は上様、
の言う事じあからな、絶対聞き入れるはずじあと言うと、承知しました、かたじけないと言うので、情を交わした仲ではないか気はつかわんでも良いと言ったのです、船に着いたので、
2万両を運び込み、

籐八達が改造をはじめたのです、船室に入ると、お龍が酒を出して注ぐので、上手くいったなと杯を重ねたのです、これで江戸には用はないじあろう、明日は肥前に旅立つが良いと言う、
と、ハイ、色々お世話になりましたと言うので、新田開発の水車を使ったやり方とため池の作り方を教えたのです、水が引ければ沢山の土地が開発できますと言うので、火薬も治水等に、
使う場合は問題はないと言ったのです、

出来たと言うので、連れて来た船頭が操船を教えて江戸湾を進んで行つたのです、前から風が吹いているのに進むので、みなは歓声を上げています、又方位磁針計と地図上の位置の測定、
方法を教えると、驚嘆の声を出していたのです、元の場所に戻り、それでは方位磁針計の代金500両を籐八に渡してくれと言うと、お龍が渡したので、息災に暮らせ又江戸に遊びに来たら、
声をかけると良いと言うと、

小船に乗り手を振って別れたのです、深川に上陸して玄海屋に行くと、これで前回も含めて、6万両ありますがと言うので、北の巡察に使おう、2万両はお律に預けて、為替手形にして置、
いてくれと言うと、承知しました、船には出航する前に、2万両つんでおきますと言うので、北へは陸路になるじあろう、川越に寄り、後は中山道から奥羽街道を行くので、帰りだけ船に、
なると言うと、

疾風と春風が、喜びますねと言うので、そうじあなと言ったのです、後は戸田行部と藤田監物を、始末したら出発じあ、ここまで、追い込めば、後は仕上げだけじあよ、今頃は上州屋と、
常陸屋が駆け込んでいるじあろう、そろそろ値を上げるはずじあ、懲りないなら、城に呼びつけて、隠居させるしかないな、と言ったのです、料理屋に戻り黙って出掛けて悪かったと言、
うと、

水仙と遊んでいたのではないのですかと言うので、あいつが黒豹じあよと言うと、本当ですかと言うので、芸者はやめて九の一に戻ったぞと言うと、忍びは何にでも化けられるのですね、
と言うので、そういう修練をしているのじあよと言ったのです、その頃上州屋と常陸屋は料理屋で戸田行部と藤田監物と会い源三郎が来て、3万両を没収された事を伝えると、くそ~、
わしらを襲ったのも奴だったのか、

次は何をするつもりじあと藤田監物が言うと、お二人の首を貰うと言うていましたと言うと、仕方ない2人とも隠居するしかないだろう、暫くはおとなしくしていよう、後は風間に巡察、
に行ったら抹殺してもらうしかない、奴さえ抹殺すれば、又復帰して藩政を握れば良いと言うと、上州屋と常陸屋が暫くは、不正はやめるのですねと聞くと、仕方ないじあろうと2人の、
家老が言ったのです、

翌日は出仕すると御用部屋に戸田行部と藤田監物が入って来て、色々とご迷惑をかけて申し訳ありませぬ、隠居願いを出してきましたと平伏するので、そうで御座るか、ならば今までの、
事は不問に伏そう、おとなしく隠居している事じあなと言うと、承知仕りましたと言うと、御用部屋を出て行ったのです、本当に反省しているかどうかは時機に分かるじあうろう、風間、
小太郎は後ろ盾を失う事になるがどうでるかじあなと呟いたのです、

時間になったので御座所に行くと、みんなが集まり吉宗が決め事を裁可して総て終ると、江戸の町の巡察も終わりました、明日より領国により奥羽街道の巡察に出掛けます、後は宜しく、
お願いいたしますと言うと、吉宗が行くか宜しく頼むぞと言ったのです、源三郎は残っておれと言うと、みんなは御座所を出て行ったのです、吉宗に館林藩と水戸藩の江戸家老が隠居し、
た事を言うと、

そうか、これで両藩ともおとなしくなるなと言うので、油断は禁物です、まだ風間小太郎が残っていますと言うと、あい、分かった十分気をつけよう、源三郎も道中気をつけて行くが、
良いと言うので、しばしの別れです、お元気に過ごしくだされませと言って、御座所を下がるとまずは根岸に行き、おみなが身ごもるったので、今回もエミが同行するのじあと言うと、
承知しました、

今日準備して上屋敷に行きますというので、後の事をおあきに頼み上屋敷に戻り江戸家老に明日より北へ巡察に行くので、山形以下5人に同行させよというと、承知しましたと言ったの、
です、若狭屋によりお律から為替手形4枚2万両分を貰うと、毎度有難うございますと言うので、儲けるだけではなく世の為に少しは使った方が良いよと言うと、いやだあ~と言うので、
さすが女子じあなと笑うと、

兄上は気前が良すぎるのですと笑うので、お律は誰ににたのじあと言うと、母上に決まっています、兄上はご隠居ですよと言うので、それでもご隠居のやり方で、店は続いたではないか、
と言うと、わたしが倍の貯蓄をするのですと言ったのです、まあせいぜい稼いでくれと言うと、お律が仕方ない、これは兄上への寄進です、と言って50両渡し、その辺の芸者に配っては、
いけませんよと言ったのです、

これはすまんと受取って懐に入れて、元気でなと言うと店を出たのです、後ろから隠居が追いかけてきて、お律はご老中が、昨日6万両を没収したのを、知っているんですよと言うので、
そうか七衛門から聞いたのじあな、お律は治世には莫大な金がかかるのが分からないのですよと笑ったのです、連れ立って料理屋に行くと、白菊と桜がまっており、昨日はすみませぬ、
水仙が黒豹だったなんて、

何もきずきませんでしたと言うので、簡単にわかれば九の一失格じあろと笑うと、女将さんが名主に文句を言ったら、ほらここに紹介状があるだろうと言うので見たら、2000石の旗本、
山村様の用人からの添え状だったそうですと言うので、あんな良い女じあ、その用人はころっと騙されて添え状を書いたのさと言うと、寝首はかかれませんでしたと聞くので、空蝉の、
術に引っ掛かるところじあったが、

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