第130話
文字数 2,871文字
江戸日記(弟五部)130
なる程そうですね、これからオーストラリアの産業が増えれば、必ず必要になりますね、ただ国から貰った資金だけではなく、総督府が儲けて開発を加速させることが大事ですねと言う、
ので、それには道路の整備、手紙の配達、鉱山の開発だよ、農業、畜産も大事だが、これからは鉱物資源の、開発を重視するのさ、もつとも重要な事は、財政を総て数字に表すことだ、
この数字が国の豊かさを表す訳だと言うと、
これは新しい試みですよ、是非やりたいですと言うので、建白書を書いて総督に提出すれば、必ず聞いてくれるよ、まずは財務調査員の教育からだなと言うと、イギリスの学者が書いた、
本があります、その中から抜粋すれば教本が出来ます、まずそれをやります、これで親の七光りから脱却できますと嬉そうです、もう一杯ビールを飲みましょう、飲んだら早速役所に、
行き、
建白書作りに入りますと言ったのです、ジョンと別れて2人の場所の戻ると、ベテイがジョンはと聞くので、役所に戻り総督に提出する為の、建白書作りに入るそうだと言うと、マア、
やる気になったのね、愕いたと言ったのです、ベテイが船でシドニー湾を案内するわ、チャターの観光船も経営しているのよと言うので、桟橋に行き船に乗りこんだのです、海はどこ、
までも青く、
素晴らしい景観です、後部デッキに座りワインを飲みながら陸地をみると、殆ど人家はありません、人がいるのはシドニーくらいで、周りはまだ未開の地なのよ、移民が沢山入り込んで、
いるので、時期にあちこちに町ができるわ、最後の新天地ねと言ったのです、夜は食事してカジノを案内するわと言うので、カジノもあるのかと言うと、金持ちしか来ないので治安は良、
いので安心よと言ったのです、
ところでマリア、源三郎はもうじき日本に帰るのでしょう、どうするのと聞くので、ここにいる時だけの恋人なのよと言うので、寂しくなるわね、よし、良い男を紹介してあげるわと言、
うと、お金持ちではないので、そうそう、遊んでいられないわと言うと、お金は男に稼がせれば良いのよと笑ったのです、そうだ、私と一緒に何かやりましょうと言うので、何をと聞く、
と、
何がいいと思うと聞くので、マリアが私は将来花屋を開こうと思っているの、町が発展すれば花は必要でしょうと言うので、源三郎が色んな店と契約して定期的に入れ替える商売をすれ、
場良い、植木は貸し出しておけば良いよ、飽きがきたらクルクル入れ替えるのさ、店で世話しなくい良いから重宝がられるよ、花の出前と言うわけだと言うと、二人が面白そうね考えて、
みましょうと言うので、
ジヨンがから、金貨20枚をせしめたから、きょう、カジノで10倍に増やすので、それを資金にすれば良いと言うと、マリアが全部、巻き上げられるよと言うので、勝負はやってみないと、
分からない、どうせ巻き上げた金だから良いのだよと言うと、金貨20枚でも大きな金ですよ、普通に働いて2年の価値があるのよと言うので、ならば20年分に増やそうと言うので、怖さ、
をしらないのねと笑ったのです、
一回りして船を降りて、泳いでいると夕方になったので、シャワーを浴びて、一旦宿舎に戻って、着替えて待ち合わせ場所の店に行ったのです、ベテイが男ずれで入って来て席に座り、
友達のマイケルよ、彼のお父さんがカジノを経営しているのと言うと、マイケルです村上閣下ですね、酒屋での活躍は聞きましたと言うと、カジノにも、あんな連中がいるのと聞くと、
うちは上客しかいませんので、あんなごろつきはいませんよと言うので、白人以外はいれないのではと聞くと、金を持って入れは誰でも入れます、但し金貨10枚以上でのチップ交換に、
なりますと言うので、貧乏人は入れない訳だと言うと、トラブルの元になりますと笑ったので、上限はあるのと聞くと、いえ、ありませんと言うので、それなら今日私を入れると潰れ、
るかも知れないよと言うと、
ほう、えらい自信があるようですね、腕前を拝見しましょうと言って、乾杯したのです、お父さんは、ギャングではないのと聞くと、とんでもない、少し危ない事もやりますが、人に、
迷惑をかける事はしませんよ、町にはそんな者も入り込んでいますので、用心の為に男は沢山雇っていますがと言ったのです、シマを守るのも大変だなと言うと、ハイ、クラブも何件、
か経営していますと言ったのです、
日本にもありますかと聴くので、全国にあるよ、中にはたちの悪い者も沢山いるよ、どの国も同じだねと言うと、オーストラリアもこれからは沢山増えますよ、特にイタリア系は悪どい、
者が多いのです、シチリアは西洋のマフイアの王国ですからね、金鉱でも発見されればわんさか押しかけるでしょうと言うので、保安官では手が回らないので自衛措置が必要になる訳だ、
と言ったのです、
食事が終わり、マイケルがこの近くですと言うので、店を出て歩いていくとホテルがあり、その地下がカジノと言う事なので中に入り、金貨20枚をチップに代えて、まずスロットマシン、
に行くと、身なりの良い者達が沢山ゲームを楽しんでいます、回りには黒服を着た屈強な男達がたっています、席に座りウイスキーを貰い、まずは赤にコイン10枚分かけると、マイケル、
がいきなり、
そんなに掛けていいんですかと言うので、赤が出るに決まっているので良いのだよと言うと、ギヤンブラーだと笑ったのです、ルーレットが回り回転が止ると玉は黒に入ろうとするので、
マリアがため息をつくと、もうひところがりして、赤の溝に入ったのです、これで金貨20枚分になったなと言って、次も赤に20枚かけると、次も赤です、次は黒に40枚かけると見事に、
黒です、
これで金貨80枚になりこの辺で良いだろうと言って、次はバカラだなと言うと、みんなが愕いています、バカラの席に行き、最初にプレーヤーにいきなり80枚書けると、プレイヤーに、
9出て、バンカーは7で、プレイヤーの勝ちです、次はバンカーに160枚掛けると、マリアがもうやめてというので、これでやめるよと笑い、一回掛けると変えられないのだよと言うと、
マイケルがそうなんですよと気の毒がったのです、
カードを開けるとプレイヤーが8です、そうそうついてないかと笑うと、バンカーのカードをめくると9です、なんだついているではないかと言うと、マリアがホッとして深呼吸をして、
います、これで金貨320枚だなと言うと、マイケルが本当に潰れるかもと言ったのです、それでは200枚を除いた、120枚でポーカーで勝負しょう、負けても花屋は開けるぞと言うと、
勿体無いとベテイが言ったのです、
ポーカーの場所に行きカードを貰うと、エース3枚にダイヤの2とクラブの2が来て、手持ちでふるハウスです、マイケルが愕いています、先ずは金貨10枚をかけるので、10枚を出して、
ダイヤの2とクラブの2を捨てると、マイケルが何をするのと愕くので、2枚貰い開けると、エースが来て4カードになったので、金貨50枚を出すと、1人を除いてみんな降りたのです、
後50枚出すと、