第134話

文字数 2,694文字


江戸日記(弟五部)134

盗んだものは誰に売りさばいているのだと聞くと、イギリスやフランスの商人達だと言うので、周の倉庫はと、聞くと海岸の右から3番目だと言うので、いつも見張りはと聞くと、いつも、
はいないが、先月から見張りがいると言うので、海賊に襲われた後からかと聞くと、そうだというので、お前は阿片も扱っているのだろうと言うと、ここの商人はみんな扱っていると言っ、
たのです、

おれに喋った事は黙っている事だ、他人に話せばお前の首は付いていないと言うと、わかった、あんたは誰だと言うので、イギリスの諜報員だと言うと、なぜ東洋人がと聞くので、本国で、
は東洋人も雇われているのさ、おまえは目をつけられている、気をつける事だな、この金貨はお前のカジノで使ってやる、取戻すが良い、協力したのでお前の望みを一つかなえてやるが、
と言うと、

周を潰してくれ、そうすれば奴の上海のルートが手に入る、わたしは大儲け出来ると言うので、任せろ、海賊は奴の配下が化けているのだろうと言うと、そうだ、インドネシア人と中国人、
が海賊の格好をしているのだ、鉄砲はフランスの商人から、手にいれているといったのです、今夜お前のカジノで大勝ちしても、わしは襲わんことだ、怪我人が増えるだけだぞと言うと、
陳がイカサマには気をつける事だと笑ったのです、

外に出るとリンがあきれています、お前はキョンシーかと聞くので、日本では天狗と言うと笑うと、人間技とは思えないと言うので、ここに金貨100枚がある、お前の報酬は陳より頂いた、
さあかえって祝杯を上げようと言って、馬車の処にもどり、ホテルに向かったのです、フロントに隣の中華料理屋にいると言うとリンと2人で中華料理屋に行き、酒と肴を頼んだのです、

紹興酒が来たので杯を傾けると、わたしは何をするのだと聞くので、周の倉庫の鍵を開けるのさ、中の部屋と金の入っている場所の鍵もだ、そつくり頂くわけだと言うので、見張りはと、
聞くので、片付けて中に入るので心配するな、かかつてくれば叩き潰すまでだと笑うと、お前は恐ろしい奴だと言うので、これが終ったら空き巣はやめる事だな、こんど捕まれば10年は、
出てこれんぞと言うと、

金貨100枚あれば酒屋が開ける、金がないので盗みをやっていたのだ、酒屋を開き盗みはやめるよと言ったのです、夕方になり、大佐達が帰って来たので、報告を聞き、犯人は周だ海岸の、
3番倉庫に品物と人質を隠しているはずだ、食事が終わったら、見張りを倒して中を捜索すると言うと、良く、わかりましたねと言うので、蛇の道はヘビと言って、陳を叩いたら白状した、
よ、

嘘かも知れんがやってみる価値はあると言うと、陳と王は評判悪いですが、周の評判は良いのですよと言うので、悪人は善人面するもんですよ表と裏は顔が違うのですよと言うと、これ、
では警察も気づかないはずですと言うので、総督府とも繋がっているので今頃は陳か王に目をつけたと油断していますよと言うと、なる程と言うので、みんなで注文して夕食を食べたの、
です、

もう人通りもないだろうと、店を出て馬車で近くに行き、タオルに眠り薬をしみこませて見張りは二人だ大佐と私で後ろからこれを嗅がせて眠らせる、鍵を開けて侵入して叩き潰しまし、
ようと言ったのです、鉄砲をもっていたら、かまわず発砲して下さいと言ったのです、闇にまぎれて2人の男の後ろから近づき、クスリをかがせると倒れたので、リンに鍵を開けさせて、
静かに侵入すると、

二階に火がともっています、鍵はかかっていないので、鍵穴から見ると、4人の男が酒を飲んでいます、刀を抜き戸を開けて、片っ端から肩を叩くと、ふいをつかれて武器を取る暇もなく、
ぐわ~と言って転がったのです、人質は何処にいるのだ言わないと首を切り落とすぞと、アゴに刀を当てると、隣の部屋だと言うので、鍵を出させると、おとなしくしておれと言うと、
外に出て鍵を閉めたのです、

となりの部屋の鍵を開けて、ランプで照らすと、中に男がいるので、仲間だもう大丈夫と外に連れ出して、ハル一等書記官かと聞くと、そうですと言うので、大分弱っているみたいだな、
話は後だ、病院につれて行くのだと言って、つれて行かせ、倉庫の荷を調べると箱には、生糸と陶磁器がびっしり詰まっています、大佐が人質がいたと言う事は、周はいいのがれ出来ま、
せんよと言うので、

総督府に行き経過を話すと、直ぐに周を逮捕して、倉庫の物を押収しますと言って、判事の逮捕状を取り、拘束に一個小隊が出動したのです、金貨100枚を貰い後は大佐に任せて、リン、
を連れ立って、ホテルに戻り金貨100枚を渡して、後一働きしてもらうと言って、陳のカジノに行き、金貨100枚をチップに、変えたのです、ルーレットの場所に行き、少し掛けて、

席をはずしトイレに行くと、先に部屋があり漢字で、用度と書いてあります、あそこにあるなと言って戻り、リンに耳元で話して、中のトランプを種類別に、一個盗み、トイレに入り、
ダイヤのストレートフラッシュを5.6.7.8.9を抜き出して、私に渡すのだと言うと承知と言うと席を立ったのです、さて勝負するかと言うと、掛けて何回かすると金貨150枚に増えたの、
です、トランプをリンが渡すので受取り、

右と左のズボンのポケットにいれたのです、次にバカラに行くと、勝ったり負けたりしていましたが、着実に増えて250枚になったので、ポーカーに移動してゲームを始めると、金貨が、
320枚になたので、この店は刺しの勝負はしないのかと聞くと、受けましょうと言うので、320枚一発勝負だと言うと、ハイと言うのでカードを貰うと、何と10からエースのストレート、
で一枚だけクローバが含まれています、

一枚交換すると何とダイヤのエースが来て、ロイヤルストレートフラッシュになったのです、支配人が私は9の4カードですと言うので、これだと出すと、周りのみんながお~と言って、
愕いています、この位で良いだろとチップを代えて、ホテルに届けるように言うと、陳が傍に来てついていましたねと隣のバーに誘うのでシャンパンで杯を重ねると、周が逮捕された、
そうですね、

これで奴は終わりです、私大儲け出来ますと言うので、それでわしにサービスしたのかと言うと、わたしムラカミさん怒らせないよ、どうぞ持って帰って下さいと言って笑ったのです、
カジノを出てホテルのラウンジに行き、改めて乾杯だ、儲けた半分金貨300枚をリンにやるよ、これで金貨400枚だ何でも出来るぞと渡すと、こんなにいいのかと言うので、遠慮するな、
これで解放してやる元気で頑張れと言うと、

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