第74話

文字数 2,909文字


源三郎江戸日記(弟五部)74

わたしも村上閣下と一緒に晩餐会に出席する事になっています、わたしは外国の要人の相手をすると言う条件で、ここに住む事を許されていますと言うので、そうなのか、私は東洋人だ、
無理して相手する事はないぞと言うと、私も混血です人種で差別はしませんわと笑ったのです、少佐が言っていましたけど、モスクワ1の騎士に簡単に勝ったそうですね、イワノフも剣の、
腕は凄いそうです、

それで第一師団の中隊長から陛下の護衛隊長に抜擢されたと言う事です、気に入らない相手は決闘に持ち込み、断れなくして殺す残忍な奴です、村上閣下の噂は聞いているはずです、気を、
つけて下さいと言うので、もしかかってくれば、叩き潰す良いチャンスではないか、どんな手口で君の父上は落としていれられたのだと聞くと、フランス公使館の駐在武官として赴任して、
いたのですが、

公使館の機密費を盗み一部を父の書斎の机に入れて、本国の外務大臣に懺悔したのです、本国から抜き打ちに監査に来て、機密費が足りないのが発覚して、父の書斎の机から一部が出て来、
て本国に送還されて流刑になったのですと言うので、イワノフは遊興に使っていたのかと聞くと、私に求婚して断られた腹いせなのです、その後結婚を承諾すれば皇帝に赦免してくれるよ、
うに頼んでやると言うので、

承諾すると、私の体をもてあそんだだけで、この仕事を押し付けて言う事を聞かないなら、わたしをハバロスクに流刑にすると言って脅かしたので、流刑にしてくれと関係は断っています、
その内に流刑になると思いますと言ったのです、外務大臣は知っているのかと聞くと、会わせてくれないので分かりませんと言ったのです、ひどい奴だな何か証拠があれば良いのだがと言、
うと、

その金を内務省の高官に送った書付を彼の部屋から盗みだしていますと言うので、それを大臣に渡せば良いのではと言うと、私は監視されています、あの片隅にいる者は内務省の密偵です、
逃亡しないように見張っているのです、わたしも内務省の管轄で同じ役目の女が3人います、いずれも監視されていますと言うので、その書付がない事をイワノフは知っているのかと聞くと、

3人の内誰が盗んだかは分からないと思いますと言うので、それは今何処にと聞くと洋服に縫い付けてありますと言うので、後で私に渡してくれ、明日総てを明らかにしょうと言うと、そん、
な事すれば、内務省の高官ロゴスキーを始め大勢に命を狙われますと言うと、そのロゴスキーとイワノフを叩き潰せば後の者は手を手を出さないよ、皇帝陛下の客に手を出せば命取りになる、
少佐にも協力してもらおうと言うと、

なぜそこまでするのですかと聞くので、アリサを気にいったからと、これから各国に同行してもらう為さと、グラスを上に上げると、アリサが東洋のナイトなのですねとグラスを重ねたの、
です、色々と歓談して宿舎に一緒に戻り、湯に入ると、アリサも入って来たのです、中々いい体をしています、体を洗いましょう、と何かをつけて泡を出すので、これは何だと聞くしシヤ、
ボンと言う体を洗う物ですと言って泡立てててお湯で流したので、

湯船を綺麗に洗い、お湯をためたので中に入るとアリサも入って来て、唇を重ねると舌を絡めてきたので、乳房を揉むとあ~と声を出したので、敏感な部分に指を差込むと更に大きな声を、
出して、一物を擦るので大きくなったのです、アリサがまたがり一物を敏感な部分に差込激しく動かすので、これはたまらんと言って腰を抱きかかえると、更に激しく動かすのでたまらず、
う~と低い声を出して放出してしまったのです、

アリサもピク~と痙攣してもたれかかったので抱きしめたのです、一物が小さくなると引き抜き丁寧にを洗うので、気もち良かったと言うと、わたしもと言い、さあ出ましょうと言って手、
を引くので、湯船をでると体を綺麗に拭きバスローブを着せたので、湯殿を出て椅子に座ると、器に冷やしてあったシャンパンを取り出して注ぐので杯を重ねたのです、どうでしたと聞、
くので中々良い体をしているね、

気持良かったよというと、ず~と一緒ですねと笑ったのです、中で出したが子供が出来たらどうするのと聞くと、勿論産んで育てますよと言うので、ロシア人とハポンの混血だぞと言うと、
そうですね、どんな子供が出来るのでしょう、わたしが育てますので心配しなくて良いですよと言ったのです、わたしの国は鎖国しているので国内に入る事はできないがと言うと、聞いて、
います、

父も母も人種で人を差別する人ではありません、暖かく向かえてくれますよ、ハポンの高官である源三郎の子供なら喜びます、ロシアとハポンの架け橋になってくれますわと言ったのです、
何回か情を重ねて、さすがに疲れていたみたいでそのまま寝てしまったみたいです、アリサの声で目を覚まして、湯殿でシャワーを浴びてサツパリして、着替えると、執事が朝食ですと、
迎えに来たので、

部屋に行き、アリサと朝食を取り、一服して外に出たのです、馬車に乗り込むと、まずは港に行ってみましょうと言って、車夫に港にと言うと、承知しましたと言って馬車を走らせて港に、
向かったのです、程なく港に着き馬車を降りると沢山の帆船が係留されています、これは凄い、いずれも3000石以上の沢山帆柱のある大きな船です、ここはエゲレス、フランス、オランダ、
イスバニアへの交易船が出入りしていますと言ったのです、

ハポンの金貨は使えるのかなと聞くと、少佐より沢山のロシアの銀貨を預かっていますので、心配いりませんと言ったのです、港の高台の店に入り、コーヒーを頼んでテラスから海を眺め、
ると大きな港です、アリサが皇帝陛下が10年の歳月を費やしてここに都と港をお作りになったのですよ、スウェーデンとの戦いで勝利して多くの領土を手に入れてこの地に進出したのです、

ピョートル1世は国内を統一して大きなロシア帝国を築いたのですが、随分お歳を召されましたので、水面下では世継争いで重臣の貴族が暗躍しているそうです、これで負けた多くの貴族が、
シベリアに流刑になるでしょうと言うので、何処の国も世継争いは過酷な物なのだなと言うと、ハポンもそうですかと聞くので、人の欲は限りがないからね、親子で争う事も度々あるのだ、
よと言うと、

源三郎も高官だから巻き込まれる可能性があると言う事と聞くので、わたしは権力に興味がないので、巻き込まれた事はないが、権力と言う魔物に取り付かれると、なりふり構わず人を殺、
そうとするやからが出て来てしまう困ったもんだね、わたしはいつ大臣を辞めても良いのだが、やめさせてくれないのだよ言うと、何人の将軍に使えているのと聞くので、今回で4人目かな、
と言うと、

それで失脚しないと言う事は欲がないからなのねと頷くので、上手いように使われているという事だなと笑ったのです、でも素的な事よ、ロシアに移住すれば皇帝陛下が喜びますよと言って、
それでは次は大聖堂に行きましょうと言うので馬車に乗り向かったのです、程なく着くと馬車をおりてみると大きな聖堂です、中に入ると色とりどりのギヤマンの窓がありさす光は幻想的で、
す、

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