初めて会った時から(6)
文字数 380文字
「今は恋愛だなんだと言っているけれど結婚すればいずれ恋だ愛だなんて気持ちではなくなるものだよ。
パートナーとして大事な何かを預けられるか。そういう風にお互い考えた方がいい。
性急に結婚などと考えずゆっくり見極めればいいだろう。」
父は言った。
「ヒカルさんはまだ若いし女の子にももてそうだから・・・まだ早い気がするわ。ミズキも飽きっぽい子よ。」
母も言った。
「ご心配される事はわかります。それでも俺はミズキさんと結婚するつもりでお付き合いして行こうと思っています。俺にとってはかけがえのない存在です。初めて会った時からミズキさんの事が本当に好きなんです。」
ヒカルは言った。
(初めて会った時から・・・)
わかっていた。気づいていた。でも私はずっと課長の事しか見えてなかった。課長の事だけを見ていた。
そして今もヒカルを苦しめている。私はどうしたいんだろう・・・
パートナーとして大事な何かを預けられるか。そういう風にお互い考えた方がいい。
性急に結婚などと考えずゆっくり見極めればいいだろう。」
父は言った。
「ヒカルさんはまだ若いし女の子にももてそうだから・・・まだ早い気がするわ。ミズキも飽きっぽい子よ。」
母も言った。
「ご心配される事はわかります。それでも俺はミズキさんと結婚するつもりでお付き合いして行こうと思っています。俺にとってはかけがえのない存在です。初めて会った時からミズキさんの事が本当に好きなんです。」
ヒカルは言った。
(初めて会った時から・・・)
わかっていた。気づいていた。でも私はずっと課長の事しか見えてなかった。課長の事だけを見ていた。
そして今もヒカルを苦しめている。私はどうしたいんだろう・・・