皮肉な成り行き(1)
文字数 228文字
あの花火の夜以来私の気持ちは急速にヒカルに傾いて行った。
ヒカルといれば無理なく笑っていられたしそれに・・・
いや、ただ楽な方に行きたかっただけかもしれない。新しいものが新鮮だったから惹かれただけかもしれない。
自分でも自分の気持ちがわからなかった。課長を愛しているのに・・・
次の週の金曜日に課長に誘われた時もヒカルとの約束を優先して課長に嘘をついた。
週末はヒカルの部屋で始めて過ごした。自分でも自分の移り気が信じられなかった。
そして私は決意した。
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