函館(2)
文字数 510文字
翌日はフリーだったから4人で終日観光した。この日は夕食付きでホテルで取った。夕食の時に昨日の学生グループに誘われた。
「このあと一緒に飲まない?」
私たちは夕食後のプランはなかったけれどどうする?と言い合った。
「私、東京ラブストーリーがみたいんだよね。」
とナオが言った。私もそのつもりだった。でもなんとなくほかの2人は
「私たちは一緒に飲んでもいいよ。」
という感じだった。結局どこかの部屋でテレビを見ながらみんなで飲めばいいじゃないかと相手の男達が言い出してそうする事になった。
男子の部屋でテレビを見ながら買ってきたお酒を飲んでどうでもいいような事ばかりしゃべっていた。
「これ、ちょうだい。」
渡辺くんという男が、私がバッグにつけていたクマのぬいぐるみのバッジをさして言った。
「だからダメだってば!」
函館空港からの行きのバスの中で渡辺くんは
「なんでそんなところにクマつけてんの?」
と言ってきた。
その時はダウンのフードの背中に垂れる部分につけていたから確かにちょっと変だったかもしれない。
それ以来クマをネタに私にちょっかいを仕掛けてきた。最初は結構みんなにもウケていたけれど私はだんだんうっとうしくなってきた。
「このあと一緒に飲まない?」
私たちは夕食後のプランはなかったけれどどうする?と言い合った。
「私、東京ラブストーリーがみたいんだよね。」
とナオが言った。私もそのつもりだった。でもなんとなくほかの2人は
「私たちは一緒に飲んでもいいよ。」
という感じだった。結局どこかの部屋でテレビを見ながらみんなで飲めばいいじゃないかと相手の男達が言い出してそうする事になった。
男子の部屋でテレビを見ながら買ってきたお酒を飲んでどうでもいいような事ばかりしゃべっていた。
「これ、ちょうだい。」
渡辺くんという男が、私がバッグにつけていたクマのぬいぐるみのバッジをさして言った。
「だからダメだってば!」
函館空港からの行きのバスの中で渡辺くんは
「なんでそんなところにクマつけてんの?」
と言ってきた。
その時はダウンのフードの背中に垂れる部分につけていたから確かにちょっと変だったかもしれない。
それ以来クマをネタに私にちょっかいを仕掛けてきた。最初は結構みんなにもウケていたけれど私はだんだんうっとうしくなってきた。