もっとロンリーハート (6)
文字数 970文字
同じ地名は、日本全国各地にある。台湾にまである。
文覚といえば高雄の神護寺。京都府京都市右京区、紅葉で名高い、空海ゆかりの名刹だ。この古寺が平安末期当時すでに荒れはてていたのを、弘法さま激推しの文覚が惜しみ怒り、後白河院の御所へ乱入していきなり寄付を迫った(そしてあきれた公家たちにとらえられて伊豆に流された)、というのが『平家物語』にも描かれた「文覚
いちおう当時、
何が言いたいかというと、
つまりふつうは朝廷に押しかけるときはお坊さんたちだってしっかり武器持ってグループで行くので、数珠ひとつで単身乗りこんだりはしない。それやっちゃったのは文覚パイセンだけなんである。
ほんと怖いもの知らずというか、めちゃくちゃな人。
ということでタカオなのだけど、
「悪い。作者さま都合で、京都の
高雄
じゃなくて東京の高尾
だ」「またですか?」
だって作者は京都の高雄は知らないんである。その点、高尾山なら小学校の遠足で登ったことがある。東京都八王子市。
標高599メートル。昔は600メートルということになっていたのに、昭和の時代に計測し直したら600微妙に切っちゃって、八王子市役所さんが「土袋を持って高尾山に登ろうそしてみんなで山頂に積んで600メートルに戻そう」キャンペーンを張ろうとしたけれどけっきょくボツった、という、とっても素敵で作者大好きな山だ。でもバカにしちゃいけない。こう見えて修験道のお山だ。最近の低登山ブームで、ハイヒールで登ってバテてレスキューされる何それおばさんが後を絶たないそうだけど、ほんとバカにしちゃいけないの。
天狗だってムササビだっているんだからね。
そして蕎麦がうまい。
はじめのプランでは三郎四郎にはとろろ蕎麦を食べさせる予定だったんだけど、ミラクル麦飯なんてさらに面白いメニューを見つけちゃったんでそっちに変更になった。
書きたいことがありすぎてわけわかんなくなっている。ひらに読者のご寛恕を乞う。
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