登場人物の整理 ⑧
文字数 1,774文字
【主人公】
■ 徐云〔シュイ・ユィン〕 / 男・十九歳
王淑公孫の簡氏に仕える少年。明璇のために縦横家を目指し境丘に学ぶ。
高偉瀚の命で王都洛邑と桃原とを行き来することに。真面目な〝草食系〟男子。
■ 何捷〔ホー・ジェ〕 / 男・十八歳
北辺の地から境丘に学びに来た少年。クールで上昇志向の強い〝猫系〟男子。
学派に絶望し境丘を離れたところを流次倩に拾われる。以後、年齢を偽り〝二十一歳の范詳〔ファン・シィァン〕――字を克〔クゥァ〕と名乗ることに。
【ヒロイン】
■ 簡 明璇〔ジェン・ミンシォン〕 / 女・十六歳
原伯国の虜囚となった王淑公孫・簡學文の一人娘。簡孟姚とも呼ばれる。章弦公主の上洛に際し、お供にと手を挙げて徐云を慌てさせる。やんごとのない生まれの直情径行な〝ツンデレ〟お嬢様。
■ 翠 麗雯〔ツゥイ・リーウェン〕 / 女・十八歳
元妓楼『青翠院』の妓女。姉分・雅雯大姐の侍女として共に放賤される。とあることから北涼の名家 崔氏の落胤崔 珮 嬴 を騙ることに……。勝気かつ若さに似合わぬ色気を持つ〝微エロ系〟女子。
【境丘の学友】
■ 張暉〔ヂャン・フゥイ〕 / 男・十四歳
〝志学〟の年齢に満たない十二歳で高偉瀚の門人となった少年。見掛けに依らず桃原はおろか洛邑の噂に通じる事情通。徐云と共に、南宮唐の手下として洛邑に上る。齢十二にして〝うんちく・サブカル系〟男子。
【王都洛邑の廷臣】
■ 流 次倩〔リィゥ・ツーチィェン〕 / 男・三十歳
逢の亜卿。諱は満〔マン〕。「杞」の大夫の末裔を称するが、謎多き男。過所(旅券)を入手できずにいた何捷を自らの侍人に仕立てて、共に洛邑に入る。人懐こい沿海訛の語り口。大柄で大人(たいじん)の風采がある。〝ロールキャベツ系〟男子。
■ 廖 振瑞〔リャオ・ヂェンルイ〕 / 男・三十一歳
諱を沈〔シェン〕。逢の天官の宮卿補で、かつて高偉瀚の下で蕭尊寶と机を並べ、若くして高門下の麒麟児として鳴らした俊英。音吐朗朗の声を持つ美丈夫で、いまで言えば〝夜会系〟男子?
【逢王室】
▶ 姚曉〔イャォ・シァォ〕 / 男・二十三歳
逢の天子、治天の王。諡名を頃王。六歳より王位に在り、実権はなかったものの、若いながらその治世は十七年に及ぶ。一見〝脱力系〟ながら、得体の知れぬところをとき折り垣間見せる、ミステリアスな〝紅茶王子〟男子。
■ 娥姚〔ウァ・イャォ〕 / 女・十五歳
頃王の異母妹にして章弦君の養女。章弦公主とも。形の上で明璇の三従姪に当たる。深窓の佳人にして〝THE!プリンセス〟。
■ 姚 光銘〔イャォ・グゥァンミン〕 / 男・三十一歳
逢王室の不肖の末葉。王座を兄弟で争った先の王・襄王の王孫で、襄王が兄の血筋たる頃王に王統を戻したことにより臣籍に下った。生まれの尊貴さが精神に染み入ることのない人物。〝ゲス系〟男子……というか下衆そのもの。
【逢朝廷への叛逆の徒】
■ 姚華〔イャォ・ファ〕 / 男・五十八歳
王淑公大伯にして逢の太師・鷲申君。長く三公の筆頭に在って宮廷を牛耳った守旧派の領袖。境丘に学匠を招き学派として庇護した。大人の魅力、〝THE!キングメーカー〟。
太傅派の徴発に乗り、ついに挙兵する。
▶ 梁 国宇〔リァン・グォユー〕 / 男・四十二歳
姚華が右腕と恃む武人。白河南岸の堅城・沮の城主。かつて境丘に学び、戦場においては、若き日の姚華の車右を務めた男であり、最後の戦いにおいても姚華の隣に在った。〝真面目系〟男子の典型。
▶ 騰政〔トン・ヂォン〕 / 男・十九歳
徐云、何捷らと共に境丘に学んだ同輩。当時は花浩の取り巻きであった。やはり五富族の末葉で、姒姓の出自であることに強い矜持を持ち、姚華の挙兵に際しては、加冠前の身ながら五人の仲間と共に駆けつけ、最後の戦いに臨んだ。
【洛邑の不逞之輩】
■ 蕭 尊寶〔シャオ・スンバォ〕 / 男・二十六歳
諱は帯〔ダイ〕。元境丘の学者で遊説家。その才を蔡才俊に乞われ天官の大史に迎えられるも、兄弟子・廖振瑞の裏切りを赦せず、命を突け狙うことに。明晰な頭脳をもつ〝策士系〟イケメン。酒をこよなく愛す。
■ 火車〔フゥオチゥー〕 / 男・三十三歳
南宮唐の邸に居候する元夜盗。のち心を入れ替えて章弦君の食客となり南宮唐の手足として動く。廖振瑞を突け狙うことになった蕭尊寶を手助けすることに。寡黙な〝仕事人〟。
■ 徐云〔シュイ・ユィン〕 / 男・十九歳
王淑公孫の簡氏に仕える少年。明璇のために縦横家を目指し境丘に学ぶ。
高偉瀚の命で王都洛邑と桃原とを行き来することに。真面目な〝草食系〟男子。
■ 何捷〔ホー・ジェ〕 / 男・十八歳
北辺の地から境丘に学びに来た少年。クールで上昇志向の強い〝猫系〟男子。
学派に絶望し境丘を離れたところを流次倩に拾われる。以後、年齢を偽り〝二十一歳の范詳〔ファン・シィァン〕――字を克〔クゥァ〕と名乗ることに。
【ヒロイン】
■ 簡 明璇〔ジェン・ミンシォン〕 / 女・十六歳
原伯国の虜囚となった王淑公孫・簡學文の一人娘。簡孟姚とも呼ばれる。章弦公主の上洛に際し、お供にと手を挙げて徐云を慌てさせる。やんごとのない生まれの直情径行な〝ツンデレ〟お嬢様。
■ 翠 麗雯〔ツゥイ・リーウェン〕 / 女・十八歳
元妓楼『青翠院』の妓女。姉分・雅雯大姐の侍女として共に放賤される。とあることから北涼の名家 崔氏の落胤
【境丘の学友】
■ 張暉〔ヂャン・フゥイ〕 / 男・十四歳
〝志学〟の年齢に満たない十二歳で高偉瀚の門人となった少年。見掛けに依らず桃原はおろか洛邑の噂に通じる事情通。徐云と共に、南宮唐の手下として洛邑に上る。齢十二にして〝うんちく・サブカル系〟男子。
【王都洛邑の廷臣】
■ 流 次倩〔リィゥ・ツーチィェン〕 / 男・三十歳
逢の亜卿。諱は満〔マン〕。「杞」の大夫の末裔を称するが、謎多き男。過所(旅券)を入手できずにいた何捷を自らの侍人に仕立てて、共に洛邑に入る。人懐こい沿海訛の語り口。大柄で大人(たいじん)の風采がある。〝ロールキャベツ系〟男子。
■ 廖 振瑞〔リャオ・ヂェンルイ〕 / 男・三十一歳
諱を沈〔シェン〕。逢の天官の宮卿補で、かつて高偉瀚の下で蕭尊寶と机を並べ、若くして高門下の麒麟児として鳴らした俊英。音吐朗朗の声を持つ美丈夫で、いまで言えば〝夜会系〟男子?
【逢王室】
▶ 姚曉〔イャォ・シァォ〕 / 男・二十三歳
逢の天子、治天の王。諡名を頃王。六歳より王位に在り、実権はなかったものの、若いながらその治世は十七年に及ぶ。一見〝脱力系〟ながら、得体の知れぬところをとき折り垣間見せる、ミステリアスな〝紅茶王子〟男子。
■ 娥姚〔ウァ・イャォ〕 / 女・十五歳
頃王の異母妹にして章弦君の養女。章弦公主とも。形の上で明璇の三従姪に当たる。深窓の佳人にして〝THE!プリンセス〟。
■ 姚 光銘〔イャォ・グゥァンミン〕 / 男・三十一歳
逢王室の不肖の末葉。王座を兄弟で争った先の王・襄王の王孫で、襄王が兄の血筋たる頃王に王統を戻したことにより臣籍に下った。生まれの尊貴さが精神に染み入ることのない人物。〝ゲス系〟男子……というか下衆そのもの。
【逢朝廷への叛逆の徒】
■ 姚華〔イャォ・ファ〕 / 男・五十八歳
王淑公大伯にして逢の太師・鷲申君。長く三公の筆頭に在って宮廷を牛耳った守旧派の領袖。境丘に学匠を招き学派として庇護した。大人の魅力、〝THE!キングメーカー〟。
太傅派の徴発に乗り、ついに挙兵する。
▶ 梁 国宇〔リァン・グォユー〕 / 男・四十二歳
姚華が右腕と恃む武人。白河南岸の堅城・沮の城主。かつて境丘に学び、戦場においては、若き日の姚華の車右を務めた男であり、最後の戦いにおいても姚華の隣に在った。〝真面目系〟男子の典型。
▶ 騰政〔トン・ヂォン〕 / 男・十九歳
徐云、何捷らと共に境丘に学んだ同輩。当時は花浩の取り巻きであった。やはり五富族の末葉で、姒姓の出自であることに強い矜持を持ち、姚華の挙兵に際しては、加冠前の身ながら五人の仲間と共に駆けつけ、最後の戦いに臨んだ。
【洛邑の不逞之輩】
■ 蕭 尊寶〔シャオ・スンバォ〕 / 男・二十六歳
諱は帯〔ダイ〕。元境丘の学者で遊説家。その才を蔡才俊に乞われ天官の大史に迎えられるも、兄弟子・廖振瑞の裏切りを赦せず、命を突け狙うことに。明晰な頭脳をもつ〝策士系〟イケメン。酒をこよなく愛す。
■ 火車〔フゥオチゥー〕 / 男・三十三歳
南宮唐の邸に居候する元夜盗。のち心を入れ替えて章弦君の食客となり南宮唐の手足として動く。廖振瑞を突け狙うことになった蕭尊寶を手助けすることに。寡黙な〝仕事人〟。