登場人物の整理 ⑤

文字数 1,221文字

【主人公】

■ 徐云〔シュイ・ユィン〕 / 男・十八歳
王淑公孫の簡氏に仕える少年。明璇のために縦横家を目指し境丘に学ぶ。
高偉瀚の命で王都洛邑に赴くことに。真面目な〝草食系〟男子。

■ 何捷〔ホー・ジェ〕 / 男・十七歳
北辺の地から境丘に学びに来た少年。クールで上昇志向の強い〝猫系〟男子。
学派に絶望し境丘を離れたところを流次倩に拾われる。以後、年齢を偽り〝二十一歳の范詳〔ファン・シィァン〕――字を克〔クゥァ〕と名乗ることに。



【ヒロイン】

■ 簡 明璇〔ジェン・ミンシォン〕 / 女・十五歳
原伯国の虜囚となった王淑公孫・簡學文の一人娘。簡孟姚とも呼ばれる。章弦公主の上洛に際し、お供にと手を挙げて徐云を慌てさせる。やんごとのない生まれの直情径行な〝ツンデレ〟お嬢様。



【境丘の学友】

■ 張暉〔ヂャン・フゥイ〕 / 男・十三歳
〝志学〟の年齢に満たない十二歳で高偉瀚の門人となった少年。見掛けに依らず桃原はおろか洛邑の噂に通じる事情通。徐云と共に、南宮唐の手下として洛邑に上る。齢十二にして〝うんちく・サブカル系〟男子。



【境丘学派の人】

■ 蕭 尊寶〔シャオ・スンバォ〕 / 男・二十五歳
諱は帯〔ダイ〕。境丘の学者で遊説家。大慶とは義兄弟の仲。その才を蔡才俊に乞われ天官の大史に迎えられることに。明晰な頭脳をもつ〝策士系〟イケメン。酒をこよなく愛す。

■ 南宮 唐〔ナンゴン・タン〕 / 男・四十歳
境丘学派の墨家。徐云の師である高偉瀚の友人。逢の朝廷の動静を探るため洛邑に赴く。見た目はパッとしない実力派〝昼行燈〟。

■ 高 偉瀚〔ガオ・ウェイハン〕 / 男・六十二歳
高名な儒学者にして境丘学派の長。徐云、何捷らの師である。〝「立て板に水」の立て板系〟老師。

■ 王孫 航〔ワンスン・ハン〕 / 男・三十六歳
境丘学派の色男。放蕩三昧を続けるも実は逢王家の血を引くという貴種の〝クリーミー系〟男子。


▶ 廖 振瑞〔リャオ・ヂェンルイ〕 / 男・三十歳
諱を沈〔シェン〕。逢の天官の宮卿補で、かつて高偉瀚の下で蕭尊寶と机を並べ、若くして高門下の麒麟児として鳴らした俊英。音吐朗朗の声を持つ美丈夫で、いまで言えば〝夜会系〟男子?



【王都洛邑の廷臣】

▶ 姚緩〔イャォ・ファン〕 / 男・五十二歳
昌公国君にして逢の太傅。変法を掲げる蔡才俊ら改革派の庇護者として守旧派の雄たる鷲申君・章弦君と対立している。太めの麻呂タイプ〝陰湿系〟。

■ 蔡 才俊〔ツァィ・ツァィヂィン〕 / 男・三十五歳
逢の都・洛邑の宮廷で〝変法〟を称える異色の法家。天官宰輔として太傅・昌公の下〝変法〟を進める。〝餃子系〟男子か?



【洛邑で出会った人】

▶ 流 次倩〔リィゥ・ツーチィェン〕 / 男・二十九歳
流浪の身ながら「杞」の大夫の末裔を称する謎多き男。過所(旅券)を入手できない何捷を自らの侍人に仕立てて洛邑に入れてやる。人懐こい沿海訛の語り口。大柄で大人(たいじん)の風采がある。〝ロールキャベツ系〟男子。

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