三色旗と私

[歴史]

305

92,871

63件のファンレター

 江戸時代の長崎における、オランダ人と丸山遊女のラブストーリー。
 プッチーニのオペラ『蝶々夫人』から着想したものですが、物語は史実に基づいて構成しました。ナポレオン時代、日本ではフェートン号事件が起こります。出島という小さな土地に生きた人々。その思いを追体験して頂ければ幸いです。

(主要参考文献)
片桐一男『出島 異文化交流の舞台』集英社
    『江戸時代の通訳官』吉川弘文館
羽田 正『興亡の世界史 東インド会社とアジアの海』講談社
永積 昭『オランダ東インド会社』講談社
石山滋夫『評伝 高島秋帆』葦書房
宮本由紀子「丸山遊女の生活」『駒沢史学』
斎藤阿具『ヅーフ日本回想録』雄松堂

目次

完結 全76話

2021年09月02日 15:47 更新

  1. 第1話 肖像画のヘンドリックより 公開日: 2020/01/07
  2. 第一章 寛政十一年 長崎新橋町

  3. 第2話 長崎の娘たち 公開日: 2020/01/08
  4. 第3話 ひねくれもん 公開日: 2020/01/09
  5. 第4話 その先は、丸山 公開日: 2020/01/10
  6. 第5話 紅柄格子 公開日: 2020/01/11
  7. 第6話 唐のお客さま 公開日: 2020/01/12
  8. 第7話 瓜生野誕生 公開日: 2020/01/13
  9. 第8話 髭の軍神 公開日: 2020/01/14
  10. 第9話 代償 公開日: 2020/01/15
  11. 第二章 文化四年 長崎寄合町

  12. 第10話 いろは 公開日: 2020/01/16
  13. 第11話 とうとうオランダ行き 公開日: 2020/01/17
  14. 第12話 羅紗を着た人々 公開日: 2020/01/18
  15. 第13話 後にしてくれないか・その1 公開日: 2020/01/19
  16. 第14話 へんでれき? 公開日: 2020/01/20
  17. 第三章 文化四年 長崎出島

  18. 第15話 露台にて 公開日: 2020/01/21
  19. 第16話 払っていただきます 公開日: 2020/01/22
  20. 第17話 少女と、少年 公開日: 2020/01/23
  21. 第18話 彼の子ども 公開日: 2020/01/24
  22. 第19話 子育て試行錯誤 公開日: 2020/01/25
  23. 第四章 文化四年 長崎出島

  24. 第20話 見習い通詞 公開日: 2020/01/26
  25. 第21話 メリケンの船 公開日: 2020/01/27
  26. 第22話 玉突き 公開日: 2020/01/28
  27. 第23話 遊女のいさかい 公開日: 2020/01/29
  28. 第24話 打ち首、獄門? 公開日: 2020/01/30
  29. 第25話 しつけの領域 公開日: 2020/01/31
  30. 第26話 本当の母親だったら 公開日: 2020/02/01
  31. 第27話 微風 公開日: 2020/02/02
  32. 第28話 フレイ 公開日: 2020/02/03
  33. 第五章 文化四年 長崎出島

  34. 第29話 言い争い 公開日: 2020/02/04
  35. 第30話 魔の道 公開日: 2020/02/05
  36. 第31話 ラーケン 公開日: 2020/02/06
  37. 第六章 グレゴリウス暦1793年、アムステルダム市城外デ・ペイプ村

  38. 第32話 軍隊か、植民地か 公開日: 2020/02/07
  39. 第33話 ユニア 公開日: 2020/02/08
  40. 第34話 VOCの実態 公開日: 2020/02/09
  41. 第35話 さよならオランダ 公開日: 2020/02/10
  42. 第七章 1797年、蘭領東インド、バタヴィア

  43. 第36話 偉大なる植民地 公開日: 2020/02/11
  44. 第37話 熱帯の豪雨 公開日: 2020/02/12
  45. 第38話 墓場 公開日: 2020/02/13
  46. 第39話 ジャワ料理を食べながら 公開日: 2020/02/14
  47. 第40話 エルベルフェルトの首 公開日: 2020/02/15
  48. 第八章 1799年、蘭領東インド、バンダネイラ島

  49. 第41話 偽善 公開日: 2020/02/16
  50. 第42話 オリオン 公開日: 2020/02/17
  51. 第43話 辞令 公開日: 2020/02/18
  52. 第44話 はじめまして、ヤパン 公開日: 2020/02/19
  53. 第45話 商館立て直し 公開日: 2020/02/20
  54. 第46話 布を生み出す仕事 公開日: 2020/02/21
  55. 第九章 1804年、ナガサキ、デジマもしくはデシマ

  56. 第47話 ロシアの脅威 公開日: 2020/02/22
  57. 第48話 使節団の男 公開日: 2020/02/23
  58. 第49話 中立 公開日: 2020/02/24
  59. 第50話 誤解 公開日: 2020/02/25
  60. 第51話 文化露寇 公開日: 2020/02/26
  61. 第52話 暗い知らせ 公開日: 2020/02/27
  62. 第53話 後にしてくれないか・その2 公開日: 2020/02/28
  63. 第54話 沈黙 公開日: 2020/02/29
  64. 第55話 もう隠せない 公開日: 2020/03/01
  65. 第56話 虚偽 公開日: 2020/03/02
  66. 第十章 文化五年(1808)、長崎出島

  67. 第57話 アリア「ある晴れた日に」 公開日: 2020/03/03
  68. 第58話 愚かな願い 公開日: 2020/03/04
  69. 第59話 名村(息子)の話 公開日: 2020/03/05
  70. 第60話 戦艦あらわる 公開日: 2020/03/06
  71. 第61話 奪われた! 公開日: 2020/03/07
  72. 第62話 名村(父親)の話 公開日: 2020/03/08
  73. 第63話 御朱印状 公開日: 2020/03/09
  74. 第64話 瀕死の三色旗 公開日: 2020/03/10
  75. 第十一章 文化五年(1808)、早朝の長崎湾

  76. 第65話 ディルク・ホウゼマンの話 公開日: 2020/03/11
  77. 第66話 お奉行様と喧嘩 公開日: 2020/03/12
  78. 第67話 作戦会議 公開日: 2020/03/13
  79. 第68話 責任の取り方 公開日: 2020/03/14
  80. 第69話 フェートン号事件の収束 公開日: 2020/03/15
  81. 第70話 姉と妹 公開日: 2020/03/16
  82. 第十二章 文化十四年(1817)、離日のとき

  83. 第71話 ドゥーフ・ハルマ 公開日: 2020/03/17
  84. 第72話 オランダ復活 公開日: 2020/03/18
  85. 第73話 異例の願い 公開日: 2020/03/19
  86. 第74話 遊女の祈り 公開日: 2020/03/20
  87. 第75話 再び、肖像画のヘンドリックより 公開日: 2020/03/21
  88. 第76話 丈吉の墓 公開日: 2020/03/22

登場人物

登場人物が未設定です

ファンレター

長崎、行きたか!

「三色旗と私」、読了しました。 時代と国とに抗えない運命を背負いつつ、自分(たち)の想いをどれだけ実現するかという、 一つの普遍的なテーマが描かれていたのだろうと思いました。 なかなか瓜生野の心情に同化はできませんが、それでも迫りくるものはありました。 ヘンドリックについても、その苦悩が丁寧に描かれていたと思います。 最後にシーボルトとの関係を書かれていますが、ここも一つの長編にできそうですね。 それでシーボルトに比べ、ヘンドリックが現代日本に名を残していないことも、確かにそうで ... 続きを見る

返信(1)

十一章

おはようございます。 昨晩から今朝にかけて拝読しました。 フェートン号事件は僕にとって、よく分からないうちに終わった感がある史実でした。 本作のお陰で、やっぱりヨーロッパのいざこざをアジアに適用した相変わらずのお話であったことを理解しました。 そこにこのヘンドリックです! 人は落ち目にならないと他者に優しくなれないのかもしれませんが……。 赤瀬浩「長崎丸山遊郭」、まだ途中なのですが、 出島の章を先読みしてしまったところ、ヘンドリックとおようの名前を発見しました。 「三色旗と私」 ... 続きを見る

返信(1)

第十章

あおぞらつばめさん、こんにちは。十章を拝読しました。 視点が目まぐるしく変わっていくのですが、それがスリリングな展開を見事に演出していると思いました。 その中でも最初の57話は印象深いです。これは女性作者でないと書けないです。 男性が書いても、飾りであり上滑りだと思いました。 「ここで会ったが百年目」で書かれていたように記憶していますが、 歴史ものにこういう視点を入れるのはものすごく大事だと思います。 そして、すみません。前回のレターでレザノフとラクスマンを僕が取り違えていま ... 続きを見る

返信(1)

衰退の中で

56話まで拝読しました。ヘンドリックの心情を通して当時の国際関係を俯瞰する面白い内容でした。 後にしてくれ・2で話が完全につながる構造は、最初から仕組まれていたのでしょうか? ロシア、イギリス、そして次の新興国アメリカ。もはやオランダは風前の灯火。 そんな状態だからこそ、ヤパンのことも考えてくれるのかもしれませんね。 そしてレザノフへの想いも面白い。立場も似てるから……。 オランダと清と言えば、台湾の話もでてくるのでしょうか?  この先も楽しみです!

返信(1)

オランダ盛衰史のような

こんにちは。40話まで拝読しました。 ヘンドリックの辿った道、という内容だと思います。 あの時代、世界を席巻したオランダ商人のことを分かりやすく説明していただいた印象です。 世界史、ニアリーイコール西欧史においては、一瞬の輝き的存在のオランダ。日本とは縁深いせいもあり親近感があるのですよね。 そのジャワを巡って、20世紀には激しい戦争をするのだから、どんだけの因縁かとも。 いよいよ長崎に来るところになるのだと思いますが、楽しみです。 有り難うございました。

返信(1)

愛情の自覚

こんにちは。28話まで拝読しました。 現代的アレンジなのか、それともこのころから一般的であったのか、はたまたオリオノが特別なのか……。 ここまででは特に、おもんを巡るオリオノの感情に注目しました。 一時期「愛着障害」という単語が話題になりました。愛情をかけられて育ってこなければ、愛情を与えられない。 でも、ヘンドリックのオリオノへの眼差しは、オリオノ自身の欠損をむしろ否定し、愛情に満ちていた、と評する。 ものすごく大事な矛盾ですね。おそらくオリオノが自己省察も経て、この矛盾を消化し ... 続きを見る

返信(1)

第一章

こんにちは。こちらの長編を読ませていただきますね! 今回は第一章です。田中優子「遊郭と日本人」、赤瀬浩「丸山遊郭」と読もう読もうと思いながら未読の書を思い出しました。 遊女の一人称、迫りくるものがありますね。同時に入りやすい表現なので、重すぎない。 出島はもはや溝を隔てたあっち、くらいの場所になってしまいましたが、こういうドラマを生み、抱えているところ。 いやー、本作をしまいまで読んだったら、長崎ば再訪したかとですよ! (僕の九州弁は、宮崎仕込みですので、少し違うでしょう) ... 続きを見る

返信(1)

未村明さま

ありがとうございます! 船旅は経験がないので、やはり上の年代の方から聞いた話なのですが、飛行機とはまるで違う感動があったようですね。水平線に陸地が見え、異国の港町が次第に近づいてくる様子は、移動の実感を得られる貴重な経験なのだとか。ヘンドリックの時代、大航海時代よりはましになっているとはいえ、まだまだ大変だったみたいですね。追体験して頂けるとうれしいです(笑)!

返信(0)

遅ればせながら

ヘンドリックの旅を追っています。臨場感ある描写で、勉強になることばかりです! 当時の航海は本当に地獄だったでしょうね。いま八十代の人たちはまだ船でアジアとヨーロッパを往き来した組で、ヘンドリックとアントンのことも遠い他人の話とは思えません。なかなか進まなくてすみません。楽しみに読ませていただいてます(*^-^*)

返信(0)

南ノ三奈乃さま

最後までこんなに丁寧にお付き合い下さって、感謝の言葉もありません!! あつみちゃんが太宰治を生み出したのと同じように、私もおようにオランダの命運をつないだ役目を担わせたかったのです。多くの歴史小説で、ただオランダ人の慰み者にされて、病死してしまった遊女としか書かれていなくて、それが納得できなくて(笑)。 でもこんな風に読んで下さる方がいて、おようとヘンドリックも喜んでくれているんじゃないかという気がします。

返信(0)

小説情報

執筆状況
完結
エピソード
76話
種類
一般小説
ジャンル
歴史
タグ
江戸時代, 国際結婚, VOC, 一人称, 長崎, オランダ, 恋愛, 切ない, 長編, 【骨太小説】
総文字数
220,391文字
公開日
2020年01月07日 15:48
最終更新日
2021年09月02日 15:47
ファンレター数
63