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三色旗と私
江戸時代の長崎における、オランダ人と丸山遊女のラブストーリー。
プッチーニのオペラ『蝶々夫人』から着想したものですが、物語は史実に基づいて構成しました。ナポレオン時代、日本ではフェートン号事件が起こります。出島という小さな土地に生きた人々。その思いを追体験して頂ければ幸いです。
(主要参考文献)
片桐一男『出島 異文化交流の舞台』集英社
『江戸時代の通訳官』吉川弘文館
羽田 正『興亡の世界史 東インド会社とアジアの海』講談社
永積 昭『オランダ東インド会社』講談社
石山滋夫『評伝 高島秋帆』葦書房
宮本由紀子「丸山遊女の生活」『駒沢史学』
斎藤阿具『ヅーフ日本回想録』雄松堂
目次
完結 全76話
2021年09月02日 15:47 更新
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序
- 第1話 肖像画のヘンドリックより 公開日: 2020/01/07
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第一章 寛政十一年 長崎新橋町
- 第2話 長崎の娘たち 公開日: 2020/01/08
- 第3話 ひねくれもん 公開日: 2020/01/09
- 第4話 その先は、丸山 公開日: 2020/01/10
- 第5話 紅柄格子 公開日: 2020/01/11
- 第6話 唐のお客さま 公開日: 2020/01/12
- 第7話 瓜生野誕生 公開日: 2020/01/13
- 第8話 髭の軍神 公開日: 2020/01/14
- 第9話 代償 公開日: 2020/01/15
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第二章 文化四年 長崎寄合町
- 第10話 いろは 公開日: 2020/01/16
- 第11話 とうとうオランダ行き 公開日: 2020/01/17
- 第12話 羅紗を着た人々 公開日: 2020/01/18
- 第13話 後にしてくれないか・その1 公開日: 2020/01/19
- 第14話 へんでれき? 公開日: 2020/01/20
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第三章 文化四年 長崎出島
- 第15話 露台にて 公開日: 2020/01/21
- 第16話 払っていただきます 公開日: 2020/01/22
- 第17話 少女と、少年 公開日: 2020/01/23
- 第18話 彼の子ども 公開日: 2020/01/24
- 第19話 子育て試行錯誤 公開日: 2020/01/25
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第四章 文化四年 長崎出島
- 第20話 見習い通詞 公開日: 2020/01/26
- 第21話 メリケンの船 公開日: 2020/01/27
- 第22話 玉突き 公開日: 2020/01/28
- 第23話 遊女のいさかい 公開日: 2020/01/29
- 第24話 打ち首、獄門? 公開日: 2020/01/30
- 第25話 しつけの領域 公開日: 2020/01/31
- 第26話 本当の母親だったら 公開日: 2020/02/01
- 第27話 微風 公開日: 2020/02/02
- 第28話 フレイ 公開日: 2020/02/03
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第五章 文化四年 長崎出島
- 第29話 言い争い 公開日: 2020/02/04
- 第30話 魔の道 公開日: 2020/02/05
- 第31話 ラーケン 公開日: 2020/02/06
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第六章 グレゴリウス暦1793年、アムステルダム市城外デ・ペイプ村
- 第32話 軍隊か、植民地か 公開日: 2020/02/07
- 第33話 ユニア 公開日: 2020/02/08
- 第34話 VOCの実態 公開日: 2020/02/09
- 第35話 さよならオランダ 公開日: 2020/02/10
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第七章 1797年、蘭領東インド、バタヴィア
- 第36話 偉大なる植民地 公開日: 2020/02/11
- 第37話 熱帯の豪雨 公開日: 2020/02/12
- 第38話 墓場 公開日: 2020/02/13
- 第39話 ジャワ料理を食べながら 公開日: 2020/02/14
- 第40話 エルベルフェルトの首 公開日: 2020/02/15
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第八章 1799年、蘭領東インド、バンダネイラ島
- 第41話 偽善 公開日: 2020/02/16
- 第42話 オリオン 公開日: 2020/02/17
- 第43話 辞令 公開日: 2020/02/18
- 第44話 はじめまして、ヤパン 公開日: 2020/02/19
- 第45話 商館立て直し 公開日: 2020/02/20
- 第46話 布を生み出す仕事 公開日: 2020/02/21
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第九章 1804年、ナガサキ、デジマもしくはデシマ
- 第47話 ロシアの脅威 公開日: 2020/02/22
- 第48話 使節団の男 公開日: 2020/02/23
- 第49話 中立 公開日: 2020/02/24
- 第50話 誤解 公開日: 2020/02/25
- 第51話 文化露寇 公開日: 2020/02/26
- 第52話 暗い知らせ 公開日: 2020/02/27
- 第53話 後にしてくれないか・その2 公開日: 2020/02/28
- 第54話 沈黙 公開日: 2020/02/29
- 第55話 もう隠せない 公開日: 2020/03/01
- 第56話 虚偽 公開日: 2020/03/02
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第十章 文化五年(1808)、長崎出島
- 第57話 アリア「ある晴れた日に」 公開日: 2020/03/03
- 第58話 愚かな願い 公開日: 2020/03/04
- 第59話 名村(息子)の話 公開日: 2020/03/05
- 第60話 戦艦あらわる 公開日: 2020/03/06
- 第61話 奪われた! 公開日: 2020/03/07
- 第62話 名村(父親)の話 公開日: 2020/03/08
- 第63話 御朱印状 公開日: 2020/03/09
- 第64話 瀕死の三色旗 公開日: 2020/03/10
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第十一章 文化五年(1808)、早朝の長崎湾
- 第65話 ディルク・ホウゼマンの話 公開日: 2020/03/11
- 第66話 お奉行様と喧嘩 公開日: 2020/03/12
- 第67話 作戦会議 公開日: 2020/03/13
- 第68話 責任の取り方 公開日: 2020/03/14
- 第69話 フェートン号事件の収束 公開日: 2020/03/15
- 第70話 姉と妹 公開日: 2020/03/16
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第十二章 文化十四年(1817)、離日のとき
- 第71話 ドゥーフ・ハルマ 公開日: 2020/03/17
- 第72話 オランダ復活 公開日: 2020/03/18
- 第73話 異例の願い 公開日: 2020/03/19
- 第74話 遊女の祈り 公開日: 2020/03/20
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跋
- 第75話 再び、肖像画のヘンドリックより 公開日: 2020/03/21
- 第76話 丈吉の墓 公開日: 2020/03/22
登場人物
登場人物が未設定です
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56話まで拝読しました。ヘンドリックの心情を通して当時の国際関係を俯瞰する面白い内容でした。 後にしてくれ・2で話が完全につながる構造は、最初から仕組まれていたのでしょうか? ロシア、イギリス、そして次の新興国アメリカ。もはやオランダは風前の灯火。 そんな状態だからこそ、ヤパンのことも考えてくれるのかもしれませんね。 そしてレザノフへの想いも面白い。立場も似てるから……。 オランダと清と言えば、台湾の話もでてくるのでしょうか? この先も楽しみです!
こんにちは。40話まで拝読しました。 ヘンドリックの辿った道、という内容だと思います。 あの時代、世界を席巻したオランダ商人のことを分かりやすく説明していただいた印象です。 世界史、ニアリーイコール西欧史においては、一瞬の輝き的存在のオランダ。日本とは縁深いせいもあり親近感があるのですよね。 そのジャワを巡って、20世紀には激しい戦争をするのだから、どんだけの因縁かとも。 いよいよ長崎に来るところになるのだと思いますが、楽しみです。 有り難うございました。
ありがとうございます! 船旅は経験がないので、やはり上の年代の方から聞いた話なのですが、飛行機とはまるで違う感動があったようですね。水平線に陸地が見え、異国の港町が次第に近づいてくる様子は、移動の実感を得られる貴重な経験なのだとか。ヘンドリックの時代、大航海時代よりはましになっているとはいえ、まだまだ大変だったみたいですね。追体験して頂けるとうれしいです(笑)!
ヘンドリックの旅を追っています。臨場感ある描写で、勉強になることばかりです! 当時の航海は本当に地獄だったでしょうね。いま八十代の人たちはまだ船でアジアとヨーロッパを往き来した組で、ヘンドリックとアントンのことも遠い他人の話とは思えません。なかなか進まなくてすみません。楽しみに読ませていただいてます(*^-^*)
小説情報
三色旗と私
- 執筆状況
- 完結
- エピソード
- 76話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- 歴史
- タグ
- 江戸時代, 国際結婚, VOC, 一人称, 長崎, オランダ, 恋愛, 切ない, 長編, 【骨太小説】
- 総文字数
- 220,391文字
- 公開日
- 2020年01月07日 15:48
- 最終更新日
- 2021年09月02日 15:47
- ファンレター数
- 63