金魚と風鈴と私

文字数 285文字

ぷぅかぷぅか


水槽の中に

浮き輪を浮かべて


寝そべってたら

近くに赤色のヒレをひらひらさせて、

金魚さんが話しかけてきた



「夏バテしてない?」



「しそうだから、ここでちょっと
体冷やしてるのよ。それにしても、素敵なヒレね。」




金魚がにこっとする
「ありがとう、ヒレも尾も長くて、手入れが結構大変なのよ。のんびりしてきな」






「うん... ありがとう。」





話終えると、金魚は水槽の底の方へ向かって、泳いでいった





ぷぅかり ぷぅかり









りんりんりーん




風鈴の音が 清流のように 涼しげに 鳴る







「もう少し... のんびりしてようっと」









ぷかり、 ぷぅかり





ちゃっぷん ちゃっぷん










りーーーーーーんりん






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