27歳の旅立ち

文字数 1,425文字

会社の27歳の女の子が、寿退社する。

しっかり者で明るくて頑張り屋さんだ。
助けてぇって私が言うと助けてくれる、、(*´˘`*)てへっ。

7年お勤めした。

同期の子と話をしてるのが、聞こえてきて、
寂しいよォって聞こえた。













そうなんだよね、、。
好きな人と一緒になるから、嬉しくて、幸せで、
未知なる新しい生活も不安がなんにもないとは言わないが楽しみの方が大きくて。

なんだけど、、、



ずっと過ごした場所から離れなきゃならないから、
寂しいんだよね。



ワクワクとぐすんが、心の中に混在している状態。情緒不安定になっちゃいそう。。
それを一般的に、マリッジブルーという。


私(わかるなあ、その気持ち)心の中で思った。


でも時か動いていて、どんどん背中を押されて、
止まってはいられない。





まだずっと、この場所にいるような感覚もあって、まだ本当にここを離れて、新しい生活になることが何となく、実感がなくて、、、






私も、そんな気持ちだった。
お嫁に行く時。




男の人はずっと生まれ育ったところにいたり、苗字も変わらないし、、。



でも女の人は、生まれ育った家を出て、苗字が変わり。
環境が多かれ少なかれ、変わり、

仕事も辞めなきゃならなかったり、
(まぁ、復帰できる人は同じ会社に残れる人もいるけれど。)


いつも当たり前のように過ごしていた家や自分の部屋。もう明日からここに帰ってこないんだね、私。 そう分かっても、親がいつでも来いよっと言ってくれて、まぁ、いつでも行く行くって思っていても、、、新しい生活が始まれば、新しい居場所出来れば、、、忙しくなり、自分の部屋に戻る時間もなくなり、そのうち自分の部屋に戻ることよりも、やること、やりたいこと、やらなきゃならない事が次から次へと出てきて、それは嬉しい事だったり、ちょっと大変な事だったり、して、、、、、そうして、、、時が過ぎていき、、、

『自分の部屋』は、、『昔の私がいた部屋』に変わっていく。



たまに部屋に入ると、CDや洋服やメイク道具や本、、、写真立てにずっと飾られている写真、、が目に入ると、時が止まってるみたいで、昔の私がここで過ごしていたんだよなぁと、まるで、もう違う子が、過ごしていたような気持ちになる、過ごしていたのは、ワタシなんだけどね。


母親がたまに掃除してくれてるようで、
ある程度綺麗になっている。



ほのかが時々実家に遊びに行くから、
その部屋に、ほのかのおもちゃが置かるようになったりして、、あの『部屋』の時間も少しずつ動いている。(笑)












27歳。

若い。


これからだね。




寂しかったり、生活の変化に心と体が落ち着かなかったり、新鮮味を感じたり、、経験したことのないことが起きたり、色々あるんだけれど、





好きな人と出会えて、
結婚までたどり着いて、
(まぁ人生は色々だから出戻る人もいるし、結婚しないのが幸せな場合もあるけど、でもでも、、)


これから
新しいステージに好きな人と行くんだね。


船を漕ぎ漕ぎして、
二人で行くんだね。




青空が広がり、澄んだ海が広がり、真っ白いクルーザーが一艘、波止場に止まっていて、
真っ白いウエディングドレスを着た花嫁さんと、頼れる旦那様が乗っているのが目に浮かびます。
周りにはお友達が二人を祝福しています。





おめでとう。(*´˘`*)





荒波、小波、さざ波、いろいろあるけど、


ちゃっぷん ちゃっぷん


休みながら、また進めば良いよ。


ワシなんて、ぎーこーぎーこー、オールを使って漕いで、毎日鼻歌歌って、進んでやんすよ。


❁⃘*.゚☺︎ ⌣̈⃝
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み