第82話 現在の私が一番やりたい創作は、何なのか?(青)
文字数 2,514文字
30話くらいでこの話が出来るだろうと思ってエッセイ始めたのに、まさか80話以上かかるとは思わなかったな
実を言うと、このエッセイであおくささんがこれまでの自作の創作について全てをまとめて書き残そうと思ったのは。
これから始める新たな創作の目標のために、過去を清算しておくためだったんですよね
今後は新しい目標のためにひたすらオフライン作業をしなきゃいけないかもしれないので。
子供の頃から大人になるまで、今も続く私の創作人生をきちんと記録することが出来るのは今しかないと思いました
ブログではちょいちょい小出しにしてるけど、あそこは「起承転結まとまった形で読む」って意味では向いてない場所だもんな
日々の思いつきを随時更新するのが目的の場所ですから、仕方ないですね
それではこのページからエッセイ最終回直前まで、何日かに分けると思いますが、「私が今一番やりたい創作」について語ります。それは……
はい、これが私の目標です。
80話を超えた本エッセイのこれまでの内容でちょいちょい出てきたキーワードが、「ゲーム」でしたね
「どこでもいっしょ」のポケピさん達の写真が好きで、旅するイリサを始めるきっかけのひとつになった。
ぷよぷよ、や東方Projectのような人物の会話とビジュアルだけで成立させるシナリオの書き方を尊敬している。
自分が読みたすぎるから書く、というシナリオ面で最も影響を受けた作品もノベルゲーム。
敵と戦うわけじゃなく、変わり映えの薄い村の中で住人に話しかけるだけのゲームを延々と繰り返すのが好き……などなど
私は伏線を地道に仕込みに仕込んで、最後まで読んでくれた人にドーン! って種明かしするタイプの書き方が好きですからね。
最後まで読んでくれるってあまりにもありがたいことですから、そうやって付き合ってくださった方が得するような内容でありたいじゃないですか
それを突き詰めた結果、「あおくささんの作品を全て読んでくれた人はとっても得をするギミック」をこっそり仕掛けてあったりします!
これも、大っぴらに公言するよりも「そうしてくれた人が密かに得をする」って形にしたいから、たぶんこのエッセイで初めて明言したんじゃなかったかな。
どういう意図があってそうしてたのか、って意味では
てなわけで、私はこんな感じのゲームが欲しいんですね。
どこでもいっしょみたいに、イリサ達と延々とコミュニケーション出来るタイプのゲーム。
もしくはイリサ達の世界に入って一緒に冒険したり街に一緒に住めるタイプのゲーム
欲しい、とはすなわち、
「自分で頑張って作らないといけない」
ということですね
欲しいって言ったら誰かが作ってくれるようなあま〜い話は、作者には無縁だもんな
私にはゲーム作成の技術も経験もなく、プログラミングも出来ません。
はっきり言って無謀を超えて「実現は不可能だろうなぁ」って領域です
絵を描くのはまだ修練途上で、ゲームの作り方は1ミリも知らない。だからこそ、「文章を書くだけで完成する、小説」って手段でオレ達の話を書いてきたんだもんな
前途多難すぎるんですが、それでも作業を始めないといけないんです。
なぜなら、「ゲームに必要なシナリオを始まりからラストまで用意しておかないと、そもそもゲーム作りを開始出来ない」からです
あおくささん、ゲーム作りたいなぁと思い始めてから、世に星の数ほど出回るレトロゲーム(主にドット絵RPGゲーム)の動画を見て研究しました
もはやおなじみ、始める前の勉強期間だな。
最新ゲームの動画じゃなくレトロゲームなのは、最近の作者はほとんどゲームしてなくて、作者が欲しい憧れのゲームも今より懐かしい時代のドット絵ゲームだから
勉強のためにゲームを購入したのではなくて動画を見る、というのはよろしくないという声もあるかもしれませんが……
プレイ時間のそんなに長くないレトロゲーム。それも、アクション要素優先でたま〜にストーリーが挿入されるタイプ。商業ではなく個人で作られたフリーゲーム。
こういったゲームを見ていても、どの作品も「僅かな文字数でゲーム内容を的確に表現している」ものばかりで唸らされてしまいました。まだゲームが好きで様々なゲームをプレイしていたあの頃は、その凄さに気付いていませんでした。
ゲームって自分がその中のキャラクターを動かして遊ぶ時間がメインで、シナリオはそれを重視していないゲームの場合は添え物みたいなものだと思っていました。
ゲームの総プレイ時間に対して、文章を読む時間は僅かでも、「ゲームのシナリオ」は小説とは違った難しさと奥深さがある!
それに、現実のゲーム作りでは作業分担で「シナリオが全て書き上がっていなくても、ゲームのシステム作りが始まっているかもしれない」ですが。
やるとしたら全て個人でやらなきゃいけないあおくささんは、シナリオを全て書き終えてからでないと作業の始めようがなく……
欲しいと思ったらすぐ欲しい! で生きてる作者が、完成する展望がほぼ見えないゲームのためのシナリオを最初から最後まで頑張って書けるのかっていう大障壁が立ち塞がった
勉強すればするほど、「こんなの自分にできるわけがなくない?」って、絶望しか見えませんでした。
そこで、私に希望を見せてくれたのが、他でもない。
「ノベルデイズのチャットノベル」なんですよ!!
実は、あおくささんがノベルデイズを知ったのはこのエッセイ1話で書いた通り。自信喪失していた時期に検索してたまたま……だったんですが。
ここでやってみたい! と思ったのは、
「ゲームのシナリオを書いてゲーム化は実現しなくても、チャットノベルを使えばシナリオ部分だけは公開できるのでは?」
って、希望を見せてくれたからなんですね
というわけで、このエッセイが完結したら私がすぐにでも始めなければならないのが、
「ゲームを作るためのシナリオのプロットを考える」ことなのでした
楽しみっていうより不安の方が大きいみたいで、それについてまた明日から語っていきます
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