第11話 小説書くこと引退してました(一度目)(み)

文字数 2,160文字

実は私、小説書くことを一度、引退してました。


しかも未完結の長編小説を一作、ネット上に放置して。


ぶっちゃけてエタらせました

※このエタ長編は幸い、思わぬきっかけで復活しましたが、その話はこのページ内では語りません。
ひとつ前のページの説得力が、早くもなくなっちゃうじゃないの
どうして最後まで書かないでやめちゃったの?
理由は複合的なので順番に述べていきますね。


まず、ひとつめ。


最初に書いて完結させた、ブログ連載の長編小説。


その作品はまあまあの自信作で、今読み返しても人にオススメ出来る、私の代表作です。



逆に……そのせいで、次の作品を書いている最中、自分自身で疑問が生じてしまったのです

ニュアンス的に、言われる前に察しがついてしまったわ。


「前作の面白さを超えられない気がする」


って、書いてる最中に感じちゃった?

その通りです……


最後まで書いても、自分にとってすら、「この作品は最後まで読んで良かったと思える内容か?」


って、書いてる途中段階で疑問でいっぱいになってしまいました

確かに、あなたは「自分のために、自分が読みたい作品を書く」ことが何よりの目的なわけだから、途中でそう感じたら完走する意欲がなくなるのはそうかもしれないけど……


でも、途中まで作品に付き合ってくれた人のためにも、最後まで書き上げたいんだともさっき言ってたじゃない?

そこで、理由のふたつめ。


前述の通り、私はあえてアクセス解析をいれないことで「誰にも読まれてないかもしれない現実を直視しない環境を維持し、最初のブログ連載を最後までやりとげました」


自信作ではありますが、その作品が実際に読まれたのかもわからず、感想や反響も別になく。



だから……新作に対する自信を失った時に。


「この作品を今、諦めたって、誰も困らないのでは?」


そう思っちゃいまして

最初の連載ではアクセス解析も反響もないことが、執筆に対してポジティブに働いたけど。


次の連載では執筆を諦める言い訳の材料として、ネガティブに作用しちゃったのね

もしも、誰かひとりでも「私はこの作品を読んでいるから、途中で打ち切られたら残念なので最後まで書いてください」って言ってたとしたら、その作品を最後まで書けたのかな……
そうです、と言えたらいいんですが……


私がその作品を「最後まで書いても面白いと思えなくなった」というのが最大の理由なわけですから……


仮に、そう言ってもらえたとしたら嬉しかったとは思いますけど、「ごめんなさい」するしかなかったというのが現実かもしれないですね……

書く方も読む方も無償で、趣味でしかないWeb小説は、大半が完結までいかずエタっちゃうって言われてて、じゃあ実際どのくらいの割合でそうなるの? っていうのをスマホ様に検索してもらったけど……
(情報が錯綜していて、確実な数字は特定出来ませんでした)
世界にた~くさんある未完結小説の事例のひとつに、あなたも当てはまっちゃう過去があるんだね
最初の作品を完結させられたのがある意味特殊な事例であって、私も根本はオフライン・エタ妄想家気質だったわけですからね……


しかし、世の中にたった一作品でも、「最初から最後まで読める物語をお出しすることが出来た」だけでも良かったかなと思えました

ある意味、最初の作品の「一発屋」だったのかしら
小説を書くことをやめた、第3の理由……


ちょっと言いにくいんですが、事実なので

他にもまだあるの?
みくさん。先日お話ししたように、あなたは私だけじゃなくもうひとり、別のブロガーさんとの共同制作で生まれたキャラクターです。


その方と、現実で、お会いすることになりました

うん?
色々あって、その方と結婚することになりました。


みくさんを作ってから3年後に

……ええぇ~~っ!?!?
あらまぁ。みくからしたらそりゃあ、驚きよね
そんな出会いから結婚する人達がいるなんて……


疑いたくないけど、本当の話? 嘘ではないんだよね??

ところがどっこい、現実です。この件はまた後日、別の項目でまとめて扱いたいのでいったん中断します。



大人になって、創作仲間も失ったぼっちな自分。



小説以外にも結婚には難しい趣味をいくつか持つ私は、自分が結婚するビジョンが全くありませんでした。


「私の人生に残っているのは、ひとりで趣味を楽しみ続けることしかない」


そう思っていて、小説を書くことはその趣味の一柱でした。しがみついてました

身も蓋もない表現になってしまうけれど……要するに、


「恋人が出来たから、執筆やめました」


っていう、あちらこちらでよく聞く話なんじゃない

おっしゃる通りでございます……


小説書くのって普通にしんどいので、現実に満足したら続かないっていう、やめた人がたいてい言うやつ

なんだかなぁ……


だけど、一度は卒業したはずなのに、ここ数年は書くのを再開したんだよね?

まさか……現実で何かあって満たされなくなったというわけ?
まあ、その話もおいおいやっていきます。


明日からはいよいよ、お待ちかねの人もいるかもしれない、


「各投稿サイトに作者が投稿してみた感想」を開始します

正直言って、百番煎じな話題という印象だけど……本当にお待ちかねされてるかしら
何番煎じでも、投稿した作者によって経験したことが違うからこそ、世の中に「Web小説投稿サイト比較してみた」って日記が多いんだと思いますよ
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登場人物紹介

作者。あおくさ。


普段のネット活動では長年、sohko3(ほしのそうこ)と名乗ってますが、この日記の中に限っては「あおくさ」と名乗ります。

名前:イリサ (青)


コウ君の影の中に住んでる謎の女性。

スーパーポジティブ

名前:コウ君 (青)


紙の日記を書く習慣がある。

スーパーマイペースな方のコウ君(多分)

名前:みく (み)


sohko3全作品の中で最も普通な、16歳の女の子。

だが、実はとんでもない裏話を秘めている

名前:秘密

通称:鏡の魔女 (み)


みくの友達だけど、同じ世界に暮らしてない。お酒好き。

名前:羽香奈(はかな)ちゃん (葉)


葉織君が好きすぎて、ちょっぴりヤンデレ? な女の子。小学6年生。

名前:葉織(はおり)君 (葉)


羽香奈ちゃんの「いとこ」だったが、家庭の事情で「きょうだい」になる。不思議な能力を持つ男の子。小学6年生。

新品のスマホ様


作者が買ったばかり、ピカピカのスマホ。

イリサをはじめ、キャラクター達が知るはずのない現代のネット事情について語る時、彼らの中へ情報をアップロードするために現れる

名前:敦(あつし) (涙)


とある長編の主人公。「ノベルゲームやギャルゲーの没個性主人公」をイメージして作られたので、実はバックボーンが薄いという弱点がある

名前:ティアー (涙)


とある長編のヒロイン。狼少女なので嘘をつく。


()←この中のセリフが本音

名前:豊(ゆたか) (涙)


作品執筆中は第1脇役、みたいな扱いだったのに、執筆の記憶が遠くなった十数年後に作者が再読したら最推しに近い激重な愛され方をするようになった男。

名前:血染め地蔵


sohko3全作品の中で最も謎が深い。

作者の現実息子が作ったキャラクター。


この日記の中では息子の言ったことを代弁するためにも使います

名前:山あざらしのサン


作者の現実娘が作ったキャラクター。

この日記の中では現実娘の言ったことを代弁するためにも使います。

通称:パー様 (パ)

名前:パーシェル


文字で表現した創作活動であればなんでも褒めてくれる神様。本に対しては滅法優しいが、人間に対しては常に塩対応

名前:エリーさん (パ)


パー様の従者だが、主神(しゅじん)に対して態度が大きい。恋バナ出来る貴重な人材。

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