第18話 ブログでやってる「旅するイリサ」について解説(み)
文字数 2,135文字
今まではWeb小説について話してきましたが、次の日記の内容に必要な前提情報になりますので……
今日は私のブログの二大メインコンテンツの片方、「旅するイリサ」について解説したいと思います
※補足すると、もうひとつのメインコンテンツは「購入したフィギュア・人形商品について記録する日記」です。レビューというほど本格的ではなく、あくまで作者個人が買ってどう思ったのか、感想を記録します。
「旅するイリサ」について話すなら、僕達じゃなくてご本人達を呼んだ方がいいんじゃないの?
今回の話をするために、「現代日本のネット環境やコンテンツに馴染みのある若者」が必要でして。
そうなると該当するのが、私の作品のキャラクターの中で、みくさんくらいしかいなかったもので
けっこうな大所帯(登場人物数)抱えてるようだけど、その条件だと、みくだけ……意外だわ
そういう僕だって、お話の中でスマホやパソコン使ってる習慣、別にないんだよね
私の作品のプロットを考えていたのは、どれも私が子供の頃や学生の頃……なので、スマホが一般に普及していたわけじゃなく。そんな時に考えていたキャラクター達が「スマホを使ってる姿」が私には想像出来なかったです。
最近読む現代ものの小説の中ではちゃんとスマホを使って話が進んでて、(自分には出来ないので)素直に「スマホ使っててすげぇなぁ……」と感心しております
作風の幅が狭まってしまっているようで、残念ね。
さて、と。寄り道が長くなってしまったから、本題を始める?
ではでは。「旅するイリサ」とは、私が市販フィギュアを改造したり、粘土で完全自作したりしたイリサ達のフィギュアを、
「出かけた先で毎回必ず撮影して、日付、場所を記録する」
という、フィギュアと日記の掛け合わせみたいなコーナーです
かくいう、このエッセイ「ノベルデイズあおくさにっき」の表紙も、
「旅するイリサ」の中からてきとーに選んだ一枚を使用しています
オリジナルキャラクターの写真を撮ってブログで公開したところで、積極的に見に来てくれる人もそんなにいなさそうだし……
いつも通り、アナタ自身のための、何かを記録する目的のコンテンツと予想するわ
当時は現在ほどには、個人がオリジナルで何かを発表したからってそれを「見てもらえることを期待してやる」って世の中じゃなかったですからねぇ……
実をいうと、第2回「旅するイリサ」のページには、以下のような文言を私自身が書いているのですよ
ポイントは「自己満足企画」って、当時の私はちゃんとわかってたってことですよ……
それがいつの間にか、オリキャラの写真や自作小説にまで、数字がついてこないとちょっともやもやするようになっちゃった。
時代に流されて承認欲求に支配される恐ろしさを痛感しました、この文言を見つけた時に
私がこういうことをするようになったきっかけは主に3つの出来事が関わってくるんですが、ノベルデイズでそれを話してもご存じの方がいるのか……
ですが、これもひとつの「へー、こんなのあるんだー」って知識として受け取ってもらえたら幸いです
(まったく無関心でしたら次のページまで読み飛ばしてもいいかも)
①世界一旅したテディベア
写真家パトリック・マシューズ氏(故人)と共に旅をして、行く先々で写真を撮影されたテディベア。その様子は情報誌などでも伝えられたそうです。
②ピンキーストリートという名前の市販フィギュア
当時流行していた商品。コンセプトとして、「このフィギュアを外で撮影しよう」というのを公式が推奨していました。
テレビで見たんだけど、最近は一般の人も「推し活」っていって、外で自分の大事なぬいぐるみや、好きな芸能人のグッズを撮影するのが普通になってきてるんだってね
私が「旅するイリサ」を始めてから長年、そういう行為は出かけ先で一般の方から「うわぁ……」って白い目で見られてきたもので、まさかこんな世の中になるとは思いませんでした。助かるけど。
(もちろん、今でもそういうの信じられない! って人も多いとは思う)
ピンキーストリートもそうだけど、特にパトリックさんはもう「時代の先取り・先駆者」感がすごいわね。感心しちゃう
3つ目の出来事は、
初代プレイステーションのゲーム「どこでもいっしょ」シリーズで、CG作画の「ポケピ」というキャラクターが、現実世界の背景写真と組み合わせ日記を書いたり、グッズとして販売されたりしてまして。
子供の頃の私はこの、「ポケピの写真」が好きで好きでたまりませんでした!
最初のプレイステーションかぁ。僕が生まれる前のゲームだから、タイトルも知らないや……
昔は有名だったタイトルだけど、若い世代は知らないのねぇ……
栄枯盛衰を感じますなぁ……
そういうわけで、子供の頃から私には、
「キャラクターが、自分と同じ世界に生きているような写真を撮る」
ことに、大きな憧れがあったはずです。
現実にそれが出来るということを教えてくれたのは「ピンキーストリート」と「世界一旅するテディベア」だったかもしれませんが、根源的に最も憧れが強かったのは、
「どこでもいっしょ、みたいなことを、自分でもやりたかった」
のではないかなぁと思うのです
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