第17話 10年前に完結と言った作品の続きを「なろう」に公開したらこうなる(涙)
文字数 2,146文字
十年単位で挫折した作品の続きを、めでたくも再開して書き上げることが出来ました!
……ですが、それを今さら発表するにあたって、問題点がたくさんありました
有名漫画雑誌でかつて大人気だった作品が、10年以上経ってから突然に続編の連載開始! ってのはよくあるけど……
ああいうのが許されるのは、元の作品にも作者にも、桁違いの知名度と人気があるからだもんな
Web小説ってのはただでさえ星の数ほど投稿されてて、それを読む趣味の人も同じように大勢いて……俺達の話を読んでくれたのはその中でもほんっっっ……のひと握りなんだろ?
そもそも続きがあることだって「におわせ」だけで気付いてる人がいなかったかもしれないのに……
「続き」なんか求められてるのかねー
うう……自分の二次元息子達から次々と正論が投げられる!
(敦と豊はわかってるみたいだけど、あたしはいよいよ何の話かわかんなくて、ついていけなくなってきたよ~……)
君達のおっしゃることもごもっともなんですが、「それ以前の大問題」があるのです。
最初の関門! 10年前を最後にログインしてないから、「なろう」へのログイン方法忘れました!!
会話形式では説明が難しそうなのでここだけ地の文進行しちゃいます。
※なろうのアカウントにログイン出来なかった場合、続編を別のアカウントで投稿しなきゃいけない?
→続編だけで投稿して読まれるはずがない
※そもそもなろうは複数アカウントに厳しい、はず
※この頃の作者はわけあって「なろう以外には投稿しちゃいけない」と思いこんでいたので他サイトで投稿し直し、は考えていません
→後日、この件について詳細を語ります
まぁ、結論から言うと。ログインまで苦労しましたがどうにか元のアカウントに入れました
良かったね~、紙に書いた、当時のパスワード見つかって
せっかくメモしてあったのにどれをどこに入力すればわからなくて、パニックでしたが……
あの頃は大事なパスワードちゃんとメモしてたけど、最近サボってるだろ
いざって時はオフラインの紙が生命線になりうるっていうか、実際今回はそうだったんだし、ちゃんとメモした方がいいと思う
ほんとそれですわ……
はい、てなわけで。10年越しにゲリラ的に続編を公開しましたとさ
私としては「誰も気付かないだろうなぁ」と想像していたのですが……
ほんの数人ですが、公開してすぐに読んでくださった方々がいましたよ!!
※補足すると、続編を発表する度に「完結済みブーストが何度も訪れる」というボーナスもありました。10年前に読んでくれた人だけではなく新規で読んでくれた人が多分いると思います。
ランキング上位経験者からしたら、本当にごくごく僅かな人数と思われるでしょう。だとしても。
「発表したところで、誰も続きなんか求めてないのでは?」
「そもそも10年前のWeb小説なんて誰も覚えてないだろう」
そう思っていた私にとっては、「誰かが読んでくれた」ってだけで本っっっ……当~~に救われた想いでした!
「TEAR」第一・第二部が約50万文字。
追加で書いた第三部が約20万文字。
これだけの文章を書くのって体も精神も負担あるだろうし。
それだけの頑張りが報われる結果になったみたいで本当に良かった
ぶっちゃけて、こんな変則的な投稿間隔でも読んでもらえたのは、圧倒的読み手ユーザー数抱えてる「なろう」だからこそだったんじゃないかと思うんですよね……
他のサイトだったらこうはならなかったかもしれない。推測ですが
流行ど真ん中の作品じゃないと「なろう」じゃ読まれないって(スマホ様から)聞いたけど、
そうだとしても桁違いに人数が多いから、流行外れのマニアックめな物語でも、「ごくごく一部の、求めてる人」のパーセンテージ上がるだろうな。人の少ないところと比べたら
元々、私は「自分のマニアック含む性癖をピンポイントで満たす作品がないから、自分で書くしかない」というのが執筆の原動力でして。
そのせいで君達はお話の中で、あんな目やこんな目に遭ってしまうわけですが
俺達の人生、書く人の性癖の犠牲でああなってた……?
知らない方が良かった情報じゃないか? これって……
その「あんな目や「こんな目」……ぶっちゃけて心身共にしんどい運命に晒されながらも懸命に生きていく、成長物語。辛い状況だからこそ仲間同士で支え合い、高まっていく絆を読んで堪能したい。
私は今でもそういうのが好きなんですが、最近の流行は「主人公、苦労しなくてもチート・ハーレム・溺愛で幸せになる」ってやつらしいです。
それ以外はもはや需要がないんだよ~なんて言う人もいますけどね。数が少なくても同じ性癖人がいることはこうやってわかったので、
私は自分の欲望が求めるお話を書きますよ
新しい話を書く度に、しんどい運命に立ち向かわされる次なる犠牲者が出続けると思うと……書くの、引退し続けてもらってた方が俺達は平和かもしれないな
今は再・引退の時期ですけど。復活していたこの2年間はまさにそんな感じで、「新たな犠牲者」を輩出しまくってましたね。
物語を書かれない時期の君達はブログで美味しいもの与えられたりしながらまったり暮らせますから確かに平和ダナ~
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