第41話 血染め地蔵VS山あざらし(山!?)
文字数 2,430文字
みくさん&鏡の魔女さん、で夫と。血染め地蔵で息子と。それぞれの考えたキャラクターで小説を書いたので、今度は娘が考えたキャラクターで小説を書いておこうと思いました
説明しよう! 山あざらしとは2021年12月11日、作者の娘が考案した謎の生物である!
細かい設定を語ると長くなるからノベルデイズに公開中の短編小説「山あざらしのサン」を読んでね!
小説の展開の都合上、サンはバリバリのツッコミキャラになってしまいました。相棒のミコトちゃんがツッコまれ属性ですからね
作者の書いた作品群にゃあ色々とコンビっぽいキャラが出てくるけど、オイラ達みたく、「ボケとツッコミ」でバッチリ分かれてそうなのは他にいないんだってな
※山あざらし誕生のイラストでは、メイン個体は紫色だった。
血染め地蔵の時と同様に私と夫が山あざらしの設定を気に入ったので、特別に額縁に入れて天井近くに飾っています。
小説化は娘への贈り物でもあるので、娘が好きな版権キャラクターを意識した雰囲気で作っています。オマージュ要素があるってことですね(これは娘にも実は内緒にしてた)
主人公である山あざらし個体の名前も、私が考えるのではなくて本人に決めてもらいました
「山あざらしって、もののけ姫のコダマみたいなサイズだね。
……名前はサンにしようかな」
ってなノリで決まったらしいぜ
それで、サンって名前は太陽っぽいなと思ったので、主人公個体の色はオレンジにしようって私が決めました
話の設定上、美味そうに見える色の方が都合がいいかんな
さて。山あざらしも血染め地蔵と同様に、エブリスタ妄想コンテストで出たお題に合わせて書くことにしました。
例によってお題ミラクル、ちょうどいいタイミングで出されたお題が「化ける」でした
娘っちが作った設定の中には、オイラ達種族に「変化出来る」って能力はなかったんだけどな。謎の生物、山あざらしの話を書こうって時に、「化ける」……っていうのはめちゃめちゃ「使えそうな題材」てわけだ
主人公山あざらしだけの特徴として、特別に、「化けることが出来るようになった個体である」っていう個性がつくのも分かりやすくて書きやすいですよね。
てなわけであのお話が生まれたのでした。
そして、血染め地蔵と山あざらしは近しい時期に、どちらも妄想コンテストに応募しました
じー……
(血染め地蔵は話の輪に加わりたそうにこちらを見ている。が、出来ずにいる)
とりあえず、2023年12月6日。血染め地蔵の結果が出て、優秀作品に選ばれていました。……ありがたいんですが、今回も優秀作品。作者はあわよくば入選して、息子の作文を書籍に収録してもらいてぇ〜! って野心があったのでけっこう残念でもありました
(共作であるとバレたら怒られたかもしれないのである意味よかったのかもしれない)
さらに欲張ってたんですが。
clovernote前後編も血染め地蔵も優秀作品に選ばれたので、これで山あざらしも選んでもらえたら、私が家族へのプレゼントとして書いた4作品全てが公に成績を残せたことになるじゃないですか。
そして、後述しますが、この4作品の中では私は「山あざらしのサン」が最もお気に入りの力作だったので、そういう意味でも選んでもらいたいな〜と思っていました
残念ながら、落選でした。ですが、その理由は自己分析で明らかになっています。
本エッセイ32話で解説した、妄コンの選評運に、山あざらしの時だけ恵まれなかったのですね
妄コン「発見」(血染め地蔵)の全体選評
【何かを発見したことによって、日常が一変してしまう作品】
妄コン「化ける」(山あざらし)の全体選評
【化ける、だけではなく、それにプラスした要素が必要】
作者の記憶に基づいて、ざっくり一行でまとめてます。
ご覧の通り、血染め地蔵のストーリーそのものの選評となっております。山あざらしは全編通して「化ける」の一本勝負でプラス要素がないのが敗因かと想像出来ます
※過去の妄コンでは全編通してお題一本勝負! で自作品は選ばれたこともあったので今回もそれで勝負しました。戦略負けでした。……が、この選評を見て「(書き手の心を)弄びやがってよぉ……(#^ω^)ビキビキ」と思っちゃったのは秘密の事実☆
選考基準の運に恵まれることもありますが、逆も然り。どんなに自信作でも、基準から外れると落ちてしまうのですね。
私の力不足で、娘にだけ「自分のアイデアが優秀作品になったよ!」って思い出にしてあげられなくて申し訳なかったです。
しかし、選んでもらえた血染め地蔵よりもアイデアとして山あざらしが劣っているわけでは決してないと思いますし……
何よりも、作者である私自身は、家族とのコラボ4作品の中で、「山あざらしのサン」が一番好きなエピソードです
主人公のふたり(サンとミコトちゃん)が、恋愛感情では決してない、けれど、お互いの人生の終わりまで一緒にいたいと誓う。厚い絆のお話、だからです。
私の自作品群で常に現れてる特徴です
※江ノ島の小さな人形師、の主人公ふたりの関係が最も近い。あっちには男女としての愛情もちゃんとありますが。
作者としては、ミコトちゃんがパパと会話してる一連の流れは会心の名場面だと自負しております
キャラクターとしても、血染め地蔵はあのエピソードの外では何を喋らせたらいいかわからなくてこうやって無言でただいるだけ、になってしまいますが。サンはこのように、追加でいくらでも喋らせられる便利なキャラクターですから愛着も湧きますよね
いつか、「血染め地蔵VS山あざらし」っていうタイトルで何か書いてみたいんですが、どんな話にすればいいかぜ〜んぜん思いつきません。
妄コンではもう無理そうなのでノベルデイズのお題バトルに期待したいですね!
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