第35話 【アイコン作成編】長編小説をチャットノベル化する作業(涙)

文字数 2,402文字

「TEAR〜魔物の森の涙さん」
2024.6.26 23時09分
チャットノベル化作業完了

作業開始 たぶん同年5月20日

作品の総文字数=681617文字
今回はこの作品をチャットノベル作業をしてみて大変だったことをまとめたいと思います。


まず、この作品は68万文字、完結済みの長編小説です。登場人物はかなり多いファンタジー作品で、人間じゃない種族も出てきます。


作者は絵心が「足りない」(描くのは好き)ので、アイコン作成はAIイラストに頼ります

(AIイラストを作る過程を、ティアー達に体験させます)
あおくささんが色鉛筆で手描きした、あたし達みんなの絵をAIイラストメーカーっていうのに読み取ってもらって、アナログじゃなくてデジタル? っぽい絵に変えてもらうんだね……


(アナログとかデジタルとか、なんのために変えなきゃいけないのかもよくわかんない……)

私がAIイラストメーカーを使い始めたのは2022年が終わる直前くらいから。この頃から現在まで、ティアー達の絵を変換して遊んでました。


アイコンの大半はこの時からの作り置きを流用出来たので、チャットノベルのために新規で用意しなければならなかったものは少なくて、その点は助かりました

見映えはぐっと良くなるけど、AI変換っていうの、俺達……男を描いた絵を読ませても、女の人みたいに変えちゃうこと多くないか?
敦とか他の男連中の絵は1年以上前から用意出来てたけど、俺とかライトとかの絵はつい最近になるまで出来なかった……誰だこれ? みたいなもんばっかり出てくるんだよな
←ビフォー  アフター(採用したアイコン)→
登場人物のひとり、ライトのアイコン。

AIが進化して、ようやく本来の姿に似た絵を出してくれました。それでもまだ女性顔に見えなくもないけど。

私の作品の男キャラクターは割と、中性的なデザインでも通用する人が多いのですが。ちゃんと男の造形していないと成立しないキャラクターのアイコンはなかなか作れなくて苦労しました。


筋肉ムキムキの男性を作って欲しくても、AIさんは肌色に厳しくて、勝手に服着せてきたり女性化したり。


女性キャラにしてもクールな大人の女性を作って欲しくてそういう絵を読み込ませても、未成年のニコニコ笑顔の女の子にしちゃったりして、言うことを聞きません

話が長い(長編小説)から登場人物も多くなるし、俺達の世界は人間以外の魔物がた〜くさん出るからなぁ
普通の人間だって狙い通りの絵を出してもらうのは難しかったのに。色んな魔物の個々の特徴を出してもらうの、無理じゃないか?
あれ? あたしが知ってるジャックは、「髪の毛が生えてない、小さくてシワシワのお爺さん」なんだけど……このアイコンだと、別の人みたいだよね?
【登場人物のひとり、ジャックさんのアイコン】
ジャックだとしたら健康的すぎて、話の内容と噛み合わないな
私が愛用してるAIさん、高齢年齢層の人間を出すのが苦手で……かろうじてお爺さんに見えるものを選んだらこれしかありませんでした。


なので、なろう版では10年以上も前からティアーさんの言う通りの外見情報で書かれていたキャラクターを、チャットノベルでは巧妙に「外見を特定出来る情報の一部を消して投稿する」という作業が必要になりました

小説の方で事細かに外見情報を書くのは、そうしないと読者には俺達がどんな見た目なのかわからないから、なんだからさ。


アイコンでわかるなら、その部分を削っても問題ないんじゃないかな

気になる人はなろう版を比較して、「本来、この人物はどんな外見であるべきだったか」と、チャットノベルのアイコンでいかに妥協してしまったのかを比較してみるのも面白いかもしれないですねっ☆
そんなことしてくれる人、いないだろうなーって前提で言ってるだろ……
さすがにいないと思いますね……


そんなわけで、必要なアイコンを全て用意するという作業が、小説を書くことが本業の趣味人にとってはすでに「チャットノベル、ハードル高いな」って障壁になりますよね。


私もですが、絵を描けないから文章で物語を表現してるって人は珍しくないでしょうし

ここのサイトの運営さんが用意してくれてる絵を使えば?
公式アイコンでOKな人には別に問題ないのかな?


私は、自分のキャラアイコンは自分の理想に寄せたかったので、公式は使えなくて自分で用意しました。


まだまだ発展途上ですが、AIイラストは見映えの良いデジタル絵を描けない私には大助かりでした。そのおかげでチャットノベルに挑戦できたというのは過言ではない、どころではなく、AIイラストがあったから夢が叶ったとしか言いようがありません

自分で絵も描ける人だったら、全てを自分で用意出来て完璧なんだろうけどな~
自分で描けないからこその不足もまだまだありましてね。


「学校の制服を着てるか、私服か」「場面によって髪型や表情を変えてるキャラ」


こういうちょっとした差分がAIには頼れないので、アイコンをちょっと加工したりごまかしたりで、単純に


「登場人物ひとりにつき、1アイコン」だけで対応出来ない場面が想像以上に多くて。文章コピペ作業中にそれに急に気付いて、


「あ、またアイコン作らなきゃいけない場面があった」


って、いちいちストップしなきゃいけなくて大変だったりして

豊の「◯◯の色」が変わった場面で、俺が、「豊、目が変じゃないか?」って言うんだけど。


その場面から急に、アイコンがそれまでの豊の顔と別人みたいに変わっちゃうから、読んでる人からしたら


「目、どころか顔が変わったのに、ツッコミどころそっち?」って、困惑させちゃいそうだよな

話の中の時系列で年取るやつもいるけど、そういうのの再現も出来なかったからな
私は絵を描けなくてもアイコンのちょっとした加工くらいは出来るので、可能な限り再現は目指しましたが……キャラの加齢表現だけはもうお手上げでどうにも出来なかったですね……
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登場人物紹介

作者。あおくさ。


普段のネット活動では長年、sohko3(ほしのそうこ)と名乗ってますが、この日記の中に限っては「あおくさ」と名乗ります。

名前:イリサ (青)


コウ君の影の中に住んでる謎の女性。

スーパーポジティブ

名前:コウ君 (青)


紙の日記を書く習慣がある。

スーパーマイペースな方のコウ君(多分)

名前:みく (み)


sohko3全作品の中で最も普通な、16歳の女の子。

だが、実はとんでもない裏話を秘めている

名前:秘密

通称:鏡の魔女 (み)


みくの友達だけど、同じ世界に暮らしてない。お酒好き。

名前:羽香奈(はかな)ちゃん (葉)


葉織君が好きすぎて、ちょっぴりヤンデレ? な女の子。小学6年生。

名前:葉織(はおり)君 (葉)


羽香奈ちゃんの「いとこ」だったが、家庭の事情で「きょうだい」になる。不思議な能力を持つ男の子。小学6年生。

新品のスマホ様


作者が買ったばかり、ピカピカのスマホ。

イリサをはじめ、キャラクター達が知るはずのない現代のネット事情について語る時、彼らの中へ情報をアップロードするために現れる

名前:敦(あつし) (涙)


とある長編の主人公。「ノベルゲームやギャルゲーの没個性主人公」をイメージして作られたので、実はバックボーンが薄いという弱点がある

名前:ティアー (涙)


とある長編のヒロイン。狼少女なので嘘をつく。


()←この中のセリフが本音

名前:豊(ゆたか) (涙)


作品執筆中は第1脇役、みたいな扱いだったのに、執筆の記憶が遠くなった十数年後に作者が再読したら最推しに近い激重な愛され方をするようになった男。

名前:血染め地蔵


sohko3全作品の中で最も謎が深い。

作者の現実息子が作ったキャラクター。


この日記の中では息子の言ったことを代弁するためにも使います

名前:山あざらしのサン


作者の現実娘が作ったキャラクター。

この日記の中では現実娘の言ったことを代弁するためにも使います。

通称:パー様 (パ)

名前:パーシェル


文字で表現した創作活動であればなんでも褒めてくれる神様。本に対しては滅法優しいが、人間に対しては常に塩対応

名前:エリーさん (パ)


パー様の従者だが、主神(しゅじん)に対して態度が大きい。恋バナ出来る貴重な人材。

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