【挿話】イリサが言いそうなこと

文字数 1,434文字

新年から悩んでいたことを、

「もし、イリサに相談したらこう答えるんじゃないだろうか」

と想像して書いてみました。
※このエッセイの中でのみ「そうこ3=あおくさ」という進行になっていましたが、このページはこのエッセイ外で書いた作品なので表記を「そうこ」のままにしてあります。

そうこ(あおくさ)さん、


新しい年(2024)になってから元気がないですね。


何かお悩みですか?
ふむふむ……

1月1日、16時10分。

そうこさんはご実家でご家族の皆さんと一緒に、コーヒーを飲みながらのんびり過ごしていたんですね。

その時、そうこさんの暮らす世界で大きな地震があった。


2024年は12年に1度の辰年だから、1年を通して(イリサ)達の人形と共に、

楽しく過ごすつもりだった。


とっておきの1年にしようと前年から、新年のために準備していたのに。

まさかの1月1日に、記録的な悲劇を目にしてしまった。




それをきっかけに、そうこさん自身が

好きなことを心の底から楽しむためには、どうしたらいいのか。


それがわからなくなってしまった。

と、いうことだったんですね




現実世界の自分がつまらなくたって、


そうこ3という空想世界の自分が(イリサ)達と遊んでいる時は、とっても楽しい。

本当の自分は信じられなくても、そうこ3のことだけは信じていたのに、それさえも疑わしくなってしまった。

楽しい、って何なのか。

今の自分は何をすればいいのか。何を楽しめばいいのか。

な~んにもわからなくなってしまって、それが苦しい。





イリサ()の物語を頑張って書いたので、たくさんの人に読んで欲しい。


でも、そのためには

インターネットという広大な海の中で、

「自分はここにいるよ」って、

声を上げて、訴え続けなければいけなかった。


なるほど~……そうこさんは、

終わりの見えない広い広い海を泳ぎ続けることに、疲れてしまったのかもしれないですね
(イリサ)達の生きる姿を、そうこさんの世界の皆さんに見える『物語』として書き残してくれたこと。

そのために何年も頑張ってくれたこと。

私はとっても嬉しいです。

私達の世界はそうこさんの空想の中にある場所なので、それはあなた以外の誰にも出来ないことだったんですから。


だけど……(イリサ)は、

「たくさんの人に自分()を見てもらうことが、幸せ」

そんな風に考えたことはないんですよ
そうこさんが子供の頃はインターネットが身近な世界ではなかったから、そうこさん以外の誰も見ていない紙のノートに、私達を書いているだけで楽しかった。

(みく)さんとそうこさんが出会って、私と3人で旅をするようになった頃。


「ブログの看板娘なんて、そうこさん達以外の誰も求めてなくて当たり前。

誰も見てなくても、自分達だけが好きで、楽しい。

それでいいんだ」

って、おっしゃっていたじゃないですか。


そうこさんがお疲れなら、あの頃みたいな私達に戻ってもいいんじゃないでしょうか




この2年間、そうこさんがたくさんのお話を書いてくれたから……

今までは『外見しかわからなかった、たくさんの人達(キャラクター)』と、私はお友達になれました。

これからはそういう皆さんとご一緒に、そうこさん達のお家で仲良く楽しく暮らせたら……

それだけで、私はとっても幸せなんですよ!
……それでですね~。

そうしていくためにも。

トイトイさんが、
「テーブルが散らかりすぎてて、片付けるのが大変すぎるよぉ!」

って、困っていらしたので。

今年は一緒に片付けて、綺麗にしてあげてくださいね
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登場人物紹介

作者。あおくさ。


普段のネット活動では長年、sohko3(ほしのそうこ)と名乗ってますが、この日記の中に限っては「あおくさ」と名乗ります。

名前:イリサ (青)


コウ君の影の中に住んでる謎の女性。

スーパーポジティブ

名前:コウ君 (青)


紙の日記を書く習慣がある。

スーパーマイペースな方のコウ君(多分)

名前:みく (み)


sohko3全作品の中で最も普通な、16歳の女の子。

だが、実はとんでもない裏話を秘めている

名前:秘密

通称:鏡の魔女 (み)


みくの友達だけど、同じ世界に暮らしてない。お酒好き。

名前:羽香奈(はかな)ちゃん (葉)


葉織君が好きすぎて、ちょっぴりヤンデレ? な女の子。小学6年生。

名前:葉織(はおり)君 (葉)


羽香奈ちゃんの「いとこ」だったが、家庭の事情で「きょうだい」になる。不思議な能力を持つ男の子。小学6年生。

新品のスマホ様


作者が買ったばかり、ピカピカのスマホ。

イリサをはじめ、キャラクター達が知るはずのない現代のネット事情について語る時、彼らの中へ情報をアップロードするために現れる

名前:敦(あつし) (涙)


とある長編の主人公。「ノベルゲームやギャルゲーの没個性主人公」をイメージして作られたので、実はバックボーンが薄いという弱点がある

名前:ティアー (涙)


とある長編のヒロイン。狼少女なので嘘をつく。


()←この中のセリフが本音

名前:豊(ゆたか) (涙)


作品執筆中はストーリーに都合のよいだけの便利なサブキャラでしかなかったのに、作者が忘れた頃に読み返したら性癖に刺さって最愛の推し息子のひとりになってしまった。

名前:血染め地蔵


sohko3全作品の中で最も謎が深い。

作者の現実息子が作ったキャラクター。


この日記の中では息子の言ったことを代弁するためにも使います

名前:山あざらしのサン


sohko3作品全キャラクターの中で最もツッコミ属性。

作者の現実娘が作ったキャラクター。

この日記の中では現実娘の言ったことを代弁するためにも使います。

通称:パー様 (パ)

名前:パーシェル


文字で表現した創作活動であればなんでも褒めてくれる神様。本に対しては滅法優しいが、人間に対しては常に塩対応

名前:エリーさん (パ)


パー様の従者だが、主神(しゅじん)に対して態度が大きい。恋バナ出来る貴重な人材。

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