第45話 念願の初受賞と、執筆応援キャンペーンで貰える秘密の選評(青)

文字数 2,240文字

昨日の続きです。流行作品を意識して書いた作品のタイトルは、


「女王特権で推しと結婚するなんて、はしたないですか?」


タイトルもちゃんと、流行作品を意識してつけました。直球すぎて恥ずかしさもありましたが、コンテストに出す以上はわかりやすさ最重視。恥なんか気にしていられないのです

公の場に自分の小説を発表したりするっていうそれ自体、そういう趣味の一切ない人からしたら、「恥ずかしくないの?」って思われるみたいですし
不特定多数に見せる用途じゃない、ただオレがしたいからしてるだけの日記でさえ、「そんなの書いて意味あるの?」って言われたりするし
昨日の日記で前述した通りの「コンテストのために書いた流行風作品」で挑んだ結果……


待望の、エブリスタの中で初の、「佳作受賞」をいただくことが出来ました!

※解説。エブリスタの長編コンテストには短編コンテストにある「優秀作品」という枠がないので、佳作でも受賞作品になります。ただ、佳作は「上位入賞枠」ではないです。
わぁ〜〜! おめでとうございます〜っっ
このエッセイで執筆に関する浮き沈みを散々見てきたから、報われておめでとうって素直に思える
やっと報われた……圧倒的感謝ッ……!


と、思うと同時に。


「ここまで流行作品に寄せていかないとこの栄光に至れないんだな〜」


という、公に認められる作品を書くことの難しさも知りました

昨日言ってたように、普段の自分じゃない方向性で頑張ってるから、同じような戦略は2度と再現出来ないわけだからなぁ
まぁまぁ、いいじゃないですか♪


コンテストで選ばれるためにweb小説をたくさん読んだり、流行作品を学ぼうとする。


そういう努力が無意味じゃなかったという結果にたどり着くことが出来たんですから!

さて。受賞のお知らせを見てやったぜ、と思った翌日。何気なくメールを確認したら、エブリスタ運営から「選評」が届きました。


私はこれが初受賞だったので、選評とはイコール、


「受賞結果を告げるwebページに書かれてる短い選評」


がそれだと思っていました

よく見たら、募集ページにちゃんと書いてありました。受賞したら、「今後の作品作りのためのアドバイスも送ります」って。


あくまでも「執筆を応援するキャンペーン」ということなんですね〜

コンテスト結果発表ページにあった選評には作品の「良いところ」しかありませんでしたが。


作者にしか見えない、メールで送付された選評には、


「この部分をもっと深く書いたら、作品が更に良くなる」ってアドバイスが書いてありました

せっかく受賞して喜んだところにダメ出し……?
それがですねぇ。その「アドバイス」の書き方が実に巧みでして。


改善点を指摘されても作者が傷つかないように、「最大限に書き方に配慮している」のがビシビシに伝わってきました。


なので、素直に、「このアドバイスに従って何かを書いてみようかな」って思えましたし。実際にそれを参考にしたおかげで、自分の中では思い出深い作品を新たに書き上げることが出来ました。その作品は執筆応援キャンペーンがなかったら生まれてなかったはずです

編集さんからの「作品に対する改善点の指摘」てもっと厳しいものかと思っていたんですが、元の作品を褒めていただけた上での優し〜いアドバイスで本当にありがたいですよね!
なんというか……このエッセイで今まで聞いた話を総合すると。エブリスタってところの運営は色々と手厚いなって気がする
コンテストの開催も運営の作品特集の頻度も。それに伴う、「エブリスタに投稿された膨大な作品全てに、運営は目を通してるんじゃないですか?」と感じます。


運営の中の人はいつ休んでるんですか……? って空恐ろしさすらあります

ゴールデンウィークなどの長期休暇は運営さんもお休みになったので、逆に安心しちゃいましたね
メール選評の内容はなんとなく、ネット上に全文公開したことがありません。今回はごく一部お見せしたいと思います

メール選評アドバイス


※ 剣闘士の話なのに具体的な試合内容が一試合しかないのはもったいない。主人公(男)が苦戦するほどの強敵やライバルが現れて、ヒロインがハラハラするような試合が見たかった。


※ 主人公(男)との出会いによって、ヒロインに明確なプラスの影響があったことを示すため、ヒロインが努力して何か目標を成し遂げる展開があるとなお良かった。

あくまでごく一部です。改善点の指摘以上の文量で「良かったところ」も選評としてたっぷり書いていただけます。
指摘された箇所をそのように書いたのには色々と理由があります。まず、剣闘士話なのに試合描写が一試合しかなかったのは、


「作者は戦闘シーンを書くのが苦手だし、主人公(男)も戦闘が好きじゃないので」


執筆応援キャンペーンは2万文字までの内容で選考されるので、そこまでで「推し・お気に入り・応援」のテーマの見せ場までいきたかったので。


恋愛ファンタジーなので試合よりさっさと恋愛にいくべき……

総じて、あおくささん的には、指摘された箇所が重要と(執筆中は)思ってなかったんですね
戦闘書くのが苦手だから逃げたってこと、まんまと見透かされてる感がある
私もコウ君の言うように感じましたし、やっぱりプロの指摘はすげぇな〜! って感動しました。


もうひとつの指摘ですが。ヒロインが努力しないでいつの間にか相手から溺愛……って、流行作品でよく見る現象だからって意図で書いてるのに。実際に書いたらヒロインも努力した方が良いって指摘がくるのは面白いなって思いました

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登場人物紹介

作者。あおくさ。


普段のネット活動では長年、sohko3(ほしのそうこ)と名乗ってますが、この日記の中に限っては「あおくさ」と名乗ります。

名前:イリサ (青)


コウ君の影の中に住んでる謎の女性。

スーパーポジティブ

名前:コウ君 (青)


紙の日記を書く習慣がある。

スーパーマイペースな方のコウ君(多分)

名前:みく (み)


sohko3全作品の中で最も普通な、16歳の女の子。

だが、実はとんでもない裏話を秘めている

名前:秘密

通称:鏡の魔女 (み)


みくの友達だけど、同じ世界に暮らしてない。お酒好き。

名前:羽香奈(はかな)ちゃん (葉)


葉織君が好きすぎて、ちょっぴりヤンデレ? な女の子。小学6年生。

名前:葉織(はおり)君 (葉)


羽香奈ちゃんの「いとこ」だったが、家庭の事情で「きょうだい」になる。不思議な能力を持つ男の子。小学6年生。

新品のスマホ様


作者が買ったばかり、ピカピカのスマホ。

イリサをはじめ、キャラクター達が知るはずのない現代のネット事情について語る時、彼らの中へ情報をアップロードするために現れる

名前:敦(あつし) (涙)


とある長編の主人公。「ノベルゲームやギャルゲーの没個性主人公」をイメージして作られたので、実はバックボーンが薄いという弱点がある

名前:ティアー (涙)


とある長編のヒロイン。狼少女なので嘘をつく。


()←この中のセリフが本音

名前:豊(ゆたか) (涙)


作品執筆中はストーリーに都合のよいだけの便利なサブキャラでしかなかったのに、作者が忘れた頃に読み返したら性癖に刺さって最愛の推し息子のひとりになってしまった。

名前:血染め地蔵


sohko3全作品の中で最も謎が深い。

作者の現実息子が作ったキャラクター。


この日記の中では息子の言ったことを代弁するためにも使います

名前:山あざらしのサン


sohko3作品全キャラクターの中で最もツッコミ属性。

作者の現実娘が作ったキャラクター。

この日記の中では現実娘の言ったことを代弁するためにも使います。

通称:パー様 (パ)

名前:パーシェル


文字で表現した創作活動であればなんでも褒めてくれる神様。本に対しては滅法優しいが、人間に対しては常に塩対応

名前:エリーさん (パ)


パー様の従者だが、主神(しゅじん)に対して態度が大きい。恋バナ出来る貴重な人材。

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