第46話 結局、コンテストの事前予習は必要なのか??(青)

文字数 2,650文字

昨日の執筆応援キャンペーン受賞の特典でいただいた、「作品の改善案」ですが。


元の作品をより良くするためのアドバイスなのですが、残念ながら元の作品の設定上、それを当てはめてやり直すことが出来ません

あおくささんはコンテストのために、


「主人公の剣闘士時代→剣闘士引退→新しい仕事を頑張る→ヒロインの女王様が結婚に迷う」


これを審査範囲内の2万文字で終わらせるために、剣闘士時代を大して描かず進めてしまいました

2万文字までで見せ場まで持っていきたいって意図だったけど、アドバイスだとそういう文字数を気にするよりも、剣闘場の話ならその部分にもっと尺を使った方がいいって印象だったみたいだな
ちょう〜ど、そのアドバイスを受け取ったその時にですね。


エブリスタ長編小説コンテストのもうひとつ、「新生ファンタジー」にいい感じのお題が出ていたんですよ。剣闘士の小説書いたら応募出来そうなやつ……


ですが、私はですね。新生ファンタジーの方に新規作品を書いてまで応募しようっていうのは、やる気が出ないなぁと思ってしまいました

あおくささんは(自称)ファンタジー小説書きだから、最初は執筆応援キャンペーンよりこちらに作品を応募していたとおっしゃってませんでしたっけ? 何日か前に
ワンチャン狙いで既存作品を出すのはいいけど、このために書くのが気が進まないっぽいぞ
わ~……なにゆえに??
私は自分がコンテストに参加する上で結果総評や受賞作品を読んで情報を蓄積していくって言ったじゃないですか?


だからこそ、気付いてしまったのです……


このコンテストの選考ってひとりのファンタジー小説家? が担当しているみたいなんですが。


この人の好む作品の傾向と、私の作品の書き方、相性が悪すぎるんです

え〜と……かなり前のエッセイで言ってた、カテゴリーエラーってことか?
ファンタジー作品なら何でも応募していいよってコンテストにファンタジーを出すことが、カテゴリーエラーになるんですか?
カテゴリーエラーというのは、ジャンルだけじゃなくてそのコンテストの選考をする方々の好みの作品であるか否かっていう意味もあります。


ジャンルだけ合ってても、選ぶ人の好みに合ってなきゃ意味ないんですよ……

いくら事前調査してわかった結果とはいえ、あくまで主観ですよね? 今までやってきたみたいに、そのコンテストのための対策して挑戦してみるとか……
新生ファンタジーで受賞出来る作品は、


「王道のファンタジーで、それを硬派に描ける確実な文章力」


なのです、あくまで私の主観ですが。


私の作風は王道ファンタジー由来じゃなくて、別ジャンルで好きだった作品をファンタジーに変換する、ややライトな物語(自称)。


さらに、文章力の足りなさを登場人物の熱い感情でごまかすやり方で……こういう書き方では評価しないんだろうなって、自分が応募した作品群と受賞作品を比較研究して、そう感じました

本来、文章力に自信がないっていうのに、色々と選んでもらえてること自体が不思議だったりする……?
それはありますね〜……


結局のところ、私が目標としていた「書籍化が絡む商業的なコンテスト」では、一度もその壁を突破出来なかったのは、「物語も文章力も、お金になるレベルに達していない」……


事前勉強の結果として短編コンテストでは安定して優秀作品いただけましたが、一度も「受賞枠」に入れなかった。


事前勉強しなくても、ほとんどの作品が優秀作品に入らず落選していても。


一度でも受賞枠に入れたなら、必死で底上げして壁を越えられなかった私より地力のある書き手なんじゃないかな……って、思っちゃったりなんかして……

ああ……ついに、言ってしまいましたね……
これだけは、墓場まで持っていくべきだったんじゃないかって、作者が思ってた心の叫び……
このページはある日突然に非公開になっても、黒歴史にしたんだな〜ってお察しください。
まぁ、私は所詮、「手持ちの弾が尽きるまではコンテストに出してみよう」程度の腰掛け物書きでしたから。


エブリスタでコンテスト応募作品を眺めていると、短編長編問わずあらゆるコンテストに新作応募していたり、とんでもない努力をしている方々を見かけました。


私はあれほどまでには頑張ってないんだから、壁を越えられなかったとしてもひがむ資格もないですよ

短編コンテストも、何年も継続して参加し続けて何十、何百と書いた先でようやく書籍に収録された……と、おっしゃってる方々もいましたからね……
同じ規模の努力をしていないのに、成果だけ羨ましがってもしょうがないよな
今日のエッセイの内容は冒頭の、「アドバイスを貰って書いた作品について」が主題になるはずだったのに、大脱線してお辛い話しちゃいましたな~。


結局どうしたかというと、私は執筆応援でいただいたアドバイスを反映した新作を書いて、新生ファンタジーに応募しました。


「ここまで気持ちを込めて書いて、今回もダメだったなら、私の推測通りにこのコンテストは私の作品とはカテゴリーエラーなんだ」って確信が持てます。


最後の戦い、の、つもりで書きました。

それで、結果はどうだったかというと……
落選でしたし、受賞作品を見たらいつもと同じ傾向の王道で文章の上手い作品が並んでいました。


自慢じゃないんですが、私はこちらのコンテストを調査しすぎた結果、「この作品、受賞しそうな気がする」という作品を予想出来るようになっちゃいまして。


その回はふたつも選ばれてましたよ、予想した作品が……

↑自分も参加したコンテストは結果が出るまでに他作品をけっこう読むので、その読んだ作品の中にありました。受賞が予想出来た作品
この作品は執筆応援での受賞がなければ生まれなかった作品ですし、結果はどうあれ、エブリスタ運営の的確なアドバイスに応えた作品なので、自分ひとりで考えた作品よりもオススメ出来る仕上がりだと個人的には思ってます!
今日の日記タイトル、事前予習が必要なのかって話、まだしてないけど。


執筆応援キャンペーンの受賞はガチガチの予習の結果なんだから、やっぱり必要だってオチでいいのか?

予習をして辛うじて食いついてる私のようなのもいれば、予習なしで奇跡の一発出せる人もいる。どんなに予習しても地力足りなければ結局カテゴリーエラーになることもある。


「絶対に予習するべき!」って声を大にして主張しにくい現実もあったりなかったり

どっちが良いも悪いもなくて、答えは結果だけが教えてくれる! と、いう感じかな〜って、お話を聞いていて私は思いました~
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登場人物紹介

作者。あおくさ。


普段のネット活動では長年、sohko3(ほしのそうこ)と名乗ってますが、この日記の中に限っては「あおくさ」と名乗ります。

名前:イリサ (青)


コウ君の影の中に住んでる謎の女性。

スーパーポジティブ

名前:コウ君 (青)


紙の日記を書く習慣がある。

スーパーマイペースな方のコウ君(多分)

名前:みく (み)


sohko3全作品の中で最も普通な、16歳の女の子。

だが、実はとんでもない裏話を秘めている

名前:秘密

通称:鏡の魔女 (み)


みくの友達だけど、同じ世界に暮らしてない。お酒好き。

名前:羽香奈(はかな)ちゃん (葉)


葉織君が好きすぎて、ちょっぴりヤンデレ? な女の子。小学6年生。

名前:葉織(はおり)君 (葉)


羽香奈ちゃんの「いとこ」だったが、家庭の事情で「きょうだい」になる。不思議な能力を持つ男の子。小学6年生。

新品のスマホ様


作者が買ったばかり、ピカピカのスマホ。

イリサをはじめ、キャラクター達が知るはずのない現代のネット事情について語る時、彼らの中へ情報をアップロードするために現れる

名前:敦(あつし) (涙)


とある長編の主人公。「ノベルゲームやギャルゲーの没個性主人公」をイメージして作られたので、実はバックボーンが薄いという弱点がある

名前:ティアー (涙)


とある長編のヒロイン。狼少女なので嘘をつく。


()←この中のセリフが本音

名前:豊(ゆたか) (涙)


作品執筆中はストーリーに都合のよいだけの便利なサブキャラでしかなかったのに、作者が忘れた頃に読み返したら性癖に刺さって最愛の推し息子のひとりになってしまった。

名前:血染め地蔵


sohko3全作品の中で最も謎が深い。

作者の現実息子が作ったキャラクター。


この日記の中では息子の言ったことを代弁するためにも使います

名前:山あざらしのサン


sohko3作品全キャラクターの中で最もツッコミ属性。

作者の現実娘が作ったキャラクター。

この日記の中では現実娘の言ったことを代弁するためにも使います。

通称:パー様 (パ)

名前:パーシェル


文字で表現した創作活動であればなんでも褒めてくれる神様。本に対しては滅法優しいが、人間に対しては常に塩対応

名前:エリーさん (パ)


パー様の従者だが、主神(しゅじん)に対して態度が大きい。恋バナ出来る貴重な人材。

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