第42話 エブリスタの長編コンテストと運営特集について思い出を記します(葉)

文字数 2,474文字

2022年11月からノリノリで短編コンテストに参加し始めたのでなんとなく記憶と印象が薄れてきていましたが……


エブリスタにやって来た直後、私は短編じゃなくて長編小説の方に応募していましたね

わたし達のお話を書いてくれた理由のひとつに、そういうのに参加するため、というのもあるみたいです
オレ達に関わる活動をしていたのは2022年6月〜9月だったから、あれからちょうど2年経ったね
ほんの2年前のことなのに、なんだかもう、何年も前の出来事みたいに感じちゃいます
私にとってもそうですね……それだけ、長編小説コンテストのために頑張って執筆するって記憶が、もはや遠い日の出来事みたいに思えるから。


……燃え尽きたんですよね……

それだけ頑張ったってことだと思うよ、うん
……ちなみに、ふと思いついたんですが。


葉織君には今、私の心の色はどんな風に見えてますか?

う〜んと……灰色がかった紺色、かな。


最初に会った時(本エッセイ6話)よりちょっと暗いかもしれない

何か、心境の変化があったんでしょうか
※心の色については小説「江ノ島の小さな人形師」を見てね! と、隙あらば宣伝。


私の色は現実に葉織くんに見てもらえるわけがないので、夫に「どう思う?」って訊いて考えてもらいました。

このエッセイのためにこの2年間のコンテスト成績に関して振り返っていますけど……


費やした努力に関してそれが報われたか否かを思い出しながら書いているので、タイミング次第ではちょっと凹みはしますよね……


とりあえず、以下にエブリスタの主な長編小説コンテストの内容まとめます

① 出版社とコラボして、受賞作品は書籍化可能性がある。


② 新生ファンタジーコンテスト。賞金と、エブリスタ内部でのみ受賞の名誉があるだけ。



③ 執筆応援キャンペーン。②と同じような扱い。

当初、私はエブリスタに来たことをきっかけに書き始めた「江ノ島〜」を①系統のコンテストに出すために、文字数調整しつつ発表していました。


私がエブリスタに来たのは既存作品を発表するためで、それらは文字数が多くて書籍化前提のコンテストには出せませんから

別にコンテストのためだけに書いてくれたわけじゃないけど、せっかく


「書いたら、【この作品を応募する】って文字に触れるだけで応募出来て、しかも書籍化の可能性がある」


って状況だったから。どうせやるなら応募出来るようにした方がお得だよねってことだったね

ある意味これも、最初の短編小説コンテストと同じで、記念参加の側面もありましたね
現実を知る前だったので、同じ記念参加でも期待感は段違いでしたけどね……


余談ですが、応募のための文字数は10万文字なのに全編書き終わっても文字数が足りなかったせいで、物語上は別に必須ではない(でも足りなかったら書くつもりでネタだけ準備していた)、


「葉織くんと羽香奈ちゃんが岩本楼に宿泊する」ってエピソードを入れる羽目になりました

わざわざ近所の宿に泊まるって不自然だもんね
そのおかげでわたし達、楽しい思い出が作れました!
そして、完成した「江ノ島〜」を、コンテストに出しました。


が、そういう軽い動機で書いた初めての作品がホイホイ通るほど世の中甘くなく。普通に落選でしたとさ

今となっては過去の話だからさらっと言うけど、当時はちゃんとしょんぼりしてた……
振り返るとこの2年間は、切れ目なく夢を追い続けるような日々だったなぁ……


本題ですが、①外部出版社コラボ系コンテストの場合は、当然ながら


「ちゃんとお金になる、実力ある作品」

「出版社の意向にによっては、バリバリの流行作品」


が選ばれます。ほんの数ヶ月エブリスタで勉強したから〜ってノリで通るほど低い壁ではないですね……

書籍化なんだから、そういうものですよね
ここでコンテストの話からいったん離れて、エブリスタの特徴のひとつである


「運営によるオススメ作品ピックアップ特集」


について語っておきます

作者さんは当初、現在の小説投稿サイト事情を知らなかったから、


「作品を投稿するだけでコンテストに応募出来る」


とは思わなくて。既存作品が運営さん特集に選ばれるのを胸を高鳴らせながら待つ日々でした

でも、ひとつも通らなくて。コンテストで落ちるのはある意味、「覚悟の上」だけど。


特集に選ばれないのはただただ、「自信作なのに、読み手からも運営からも全く視界に入らない」っていう現実を見てるみたいで、落ちたのを確信するたびに心の色が暗くなってそうだった……

真偽は定かじゃない口コミですが、「新作セレクション」という新規投稿作品全てにチャンスのある特集は、エブリスタ初投稿から1年以内の作者だけが選ばれると噂されていました。


なので最初の1年間は、とにかく新作セレクションに載りたい! を目標に、コンテスト用とか度外視で思いつく限りの新作を大急ぎで書いて投稿してました

↑私が見た範囲では1年以上のエブリスタ歴ある書き手の作品が選ばれてるのを見たことあるので絶対じゃないと思います。
が、今に至るまで、あらゆる運営ピックアップに選ばれたことがありませんし、実際に選ばれた作品の運営による紹介文を読んでると、皆さん令和のフレッシュな感性溢れるアイデアで作品を書かれていて、選ばれるだけの輝きがあると納得せざるを得ないのでした……
投稿サイト上の投稿日時が2022年、最近の作品ですよって表示になっているだけで。わたし達を含め、作者さんの作品はどれも10年以上前のアイデアで書かれているんですもんね
今現在、リアルタイムで書かれた作品にフレッシュさで劣るのは自然かもしれないね
ノベルデイズでも運営さん特集がもっとあって欲しい〜、といった意見を見たことがありますが……


「自分が選出されない状況がずっと続くストレス」を知ってる身としてはノベルデイズの環境は心の安らぎがあるので、自己中心的意見ですが今のままであって欲しいなぁと願います

今日の日記、「……」←これが多すぎぃ!


思い出してたらちょっとアンニュイになっちゃって、トークのノリにも表れてしまったようです。明日の自分は元気になっていますように!

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登場人物紹介

作者。あおくさ。


普段のネット活動では長年、sohko3(ほしのそうこ)と名乗ってますが、この日記の中に限っては「あおくさ」と名乗ります。

名前:イリサ (青)


コウ君の影の中に住んでる謎の女性。

スーパーポジティブ

名前:コウ君 (青)


紙の日記を書く習慣がある。

スーパーマイペースな方のコウ君(多分)

名前:みく (み)


sohko3全作品の中で最も普通な、16歳の女の子。

だが、実はとんでもない裏話を秘めている

名前:秘密

通称:鏡の魔女 (み)


みくの友達だけど、同じ世界に暮らしてない。お酒好き。

名前:羽香奈(はかな)ちゃん (葉)


葉織君が好きすぎて、ちょっぴりヤンデレ? な女の子。小学6年生。

名前:葉織(はおり)君 (葉)


羽香奈ちゃんの「いとこ」だったが、家庭の事情で「きょうだい」になる。不思議な能力を持つ男の子。小学6年生。

新品のスマホ様


作者が買ったばかり、ピカピカのスマホ。

イリサをはじめ、キャラクター達が知るはずのない現代のネット事情について語る時、彼らの中へ情報をアップロードするために現れる

名前:敦(あつし) (涙)


とある長編の主人公。「ノベルゲームやギャルゲーの没個性主人公」をイメージして作られたので、実はバックボーンが薄いという弱点がある

名前:ティアー (涙)


とある長編のヒロイン。狼少女なので嘘をつく。


()←この中のセリフが本音

名前:豊(ゆたか) (涙)


作品執筆中はストーリーに都合のよいだけの便利なサブキャラでしかなかったのに、作者が忘れた頃に読み返したら性癖に刺さって最愛の推し息子のひとりになってしまった。

名前:血染め地蔵


sohko3全作品の中で最も謎が深い。

作者の現実息子が作ったキャラクター。


この日記の中では息子の言ったことを代弁するためにも使います

名前:山あざらしのサン


sohko3作品全キャラクターの中で最もツッコミ属性。

作者の現実娘が作ったキャラクター。

この日記の中では現実娘の言ったことを代弁するためにも使います。

通称:パー様 (パ)

名前:パーシェル


文字で表現した創作活動であればなんでも褒めてくれる神様。本に対しては滅法優しいが、人間に対しては常に塩対応

名前:エリーさん (パ)


パー様の従者だが、主神(しゅじん)に対して態度が大きい。恋バナ出来る貴重な人材。

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