第71話 投稿サイト外で小説の宣伝は効果があるか?(青)
文字数 2,583文字
現代のweb小説投稿者にとって、「宣伝努力をすることも作者の義務」という議論が常につきまといますね。
私の知ってる範囲ではそういう宣伝イコールX(旧Twitter)で呟け、を意味していると思うのですが。他の宣伝方法をご存知の方っていますかね?
インスタ、TikTok、YouTube、匿名掲示板などは小説の宣伝に向いてない気がする。blueskyその他の、Xよりユーザー数の少ないところでは宣伝効果が低い。というのが根拠です。
というわけで私の経験と見聞きした範囲で語りたいと思いますが。
世の中には幸運にもSNSでの宣伝に数字の効果が実感出来たというweb作家様がいらっしゃるようですが。
少なくとも私はXで「投稿サイトで発表した小説の宣伝をしても」、そこから読まれた痕跡は皆無です。ほぼほぼゼロです
効果があった方とあおくささんとで、何が違うんですかねぇ
運はもちろんあります! が、もちろんそれだけではありません。
私は長年、ブログの宣伝と人形、フィギュアコレクターとしての日常の呟き目的でTwitterをしていました。
私のアカウントを見ていた人々はそういう趣味の繋がりであって、ある日突然に小説の宣伝をしたからってその活動を気にかけてはくれないのです
大事なことではないけれど、他に言葉が見つからなくて2度言ってしまいました……
SNSでの宣伝効果があった作家様のアカウントは元々、小説を書くこととその宣伝に特化、もしくはそれ専門の運用をしていて、小説に関心のある人々が見ているんじゃないかなぁと思います。
私もそれはある意味、やる前からわかっていたので、小説とイリサ達の設定だけを延々と語る「一次創作壁打ちアカウント」でも作ろうかなぁと思ったんです。が、頓挫しちゃいました
(旧Twitter周りの情報を教えます。
最初から教えとけって話ですが、あんな【自主規制】な世界をイリサ達に教えたくなくて躊躇いました)
あおくささんが小説を再び書き始めた2022年はちょうど、SNSでの個人情報の取り扱いが厳しくなり始めた時期で、電話番号登録が必須になったりして、以前ほど気安く複数アカウント運用が出来なくなってきたみたいで……
厳しくなった理由が、身元が完全にわからないでアカウントいくつでも作れるようにした結果、誹謗中傷に悪用する人が多発したから……って理由なら、いくら面倒でも反対しにくいところだよな……
一次創作について語りたいだけなら今まで通りにブログでも出来るし、個人情報を渡してまで旧Twitterでやることもないかな……
それに、ですね。同じ壁打ち創作でも、自分のホームであるブログで自由にやるのと。
Twitterみたいな「広い世界の片隅に自分が佇んでいる状況で」やるのとでは、私にとっては心の負担が全然違います。
なんというか……「ぼっち感、孤立無援感」に耐えられない気がしました
投稿サイトで、自分の作品にまつわる数字が閲覧者に対して隠させてもらえないことをあおくささんは嘆いていましたけど……もしかしたら同じ理由でしょうか
自分が応援されてないように見える数字が第三者に丸見えなのが辛い、みたいな
まさしくその通りです。
エブリスタ時代は宣伝と、自分自身の記録のために進捗を逐一呟いていました。そうすると何年何月何日にどう創作していたのか、正しい数字が記録されるので。それをブログに時系列にまとめて貼り付けると、それだけで1日分の記事になったりもしました
そういう使い方をするなら、旧Twitterというのは便利な場所なんですよね
しかし、そういうブログや外部webサイト(要は自社以外のサービス)との連動をXになってからは運営が拒否的になり、不自由な改変が次々と行われました
これらに関する恨み言を語ろうとするとそれだけでひとつのエッセイ作品を立ち上げなきゃいけないほどにあるので、ここでは語らないことにするらしい
そういう手間をかけることさえ、もうXに対しては「関わりたくない存在」になっているので、別エッセイはやりません。
まぁ、Xの改悪とは別の理由なんですが。私はノベルデイズでの活動はほとんどXには呟かないでやっています。ブログにはたまに書くけど
エブリスタの時と違って新作を書いているわけじゃないので、正確な日時を記録する必要もなく。
本エッセイ58話や1ページ前に書いたように、ノベルデイズでの活動は速報性よりも、日々ちょっとずつ読んでもらえる積み重ねに幸せを感じているので。
何よりも、実証してみたかったんです。
「宣伝を一切しなかった場合、どんな数字があらわれるのか」
元々、自分の環境下で「小説を宣伝する」ことに効果を実感出来ていないながら続けていたから。もし、それをやめてみたらどうなるのか? って、実験してみたんだな
結果は……このエッセイで語ってきた通り。今のあおくささんは「宣伝を一切しなかった結果としての、ノベルデイズでの活動」に満足していますね!
実を言うと、Xを続ける意味ももうないかなって思い始めてます。
私がXをやめられなかった理由は、そこでの「ブログの宣伝」をやめたら閲覧数が落ちるのではないかと思っていたからで
小説の宣伝効果はなかったけど、ブログの宣伝に関しては「それをやめてはいけない」と感じる程に、長年に渡って絶大な効果があったそうで
Xになってからのあの空間にはスパム、インプレゾンビ、投稿の悪用などが加速度的に蔓延していって、私にとっては「そこにいるだけで多大なストレスを感じる」ようになっていました。Twitterを始めた直後のような、シンプルで、自分が選んだ情報だけを見られる静かな世界ではなくなりました。
ここ1ヶ月ほど、思うところがあって、Xでのブログの宣伝を減らしてみました
すると……別に宣伝をしなくても、していた頃と比較して、大きな減少はなかったみたいです
宣伝しなかった日よりも、時間がなくて手抜きした記事書いた日とか、何日も続けて更新さぼった時の方が、よっぽど減ってた
宣伝をするか否かよりも、堅実に、自分がやりたい活動を続けていくこと。その方がよっぽど読んでもらえるということを実感しました。
ブログでも、このエッセイでも、ですね
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