第72話 「自分がやりたいこと」は、続けるしかない(青)

文字数 2,461文字

昨日の話題からちょっと続いてます。つい先日、某SNSで↓以下のような意見が呟かれて賛否両論がありました
※自作品語りをSNSでやるのはウザいと思われてるからやめた方がいい。


(ただし超売れっ子作家や漫画家など、設定を呟くことでファンが喜ぶ環境であればその限りではない)


※聞かれてもいない裏設定を作品外で語っちゃう行為自体が恥ずかしい。「誰も訊いてくれないから自分から言っちゃうんでしょ?」って思う。


※ネタを「呟き」で消化してしまうのはもったいないから作品として書けばいいのに

あぁ〜〜

こうやって書いてるだけでXの嫌な面が詰まってて胸焼けがするんじゃあ〜〜

あおくささん、大丈夫ですか?


思い出したくないことをこのエッセイのような、簡単には消せない場所にハッキリ書いてしまって……

どうしても耐えられなくなったらこのページは非公開になるかもしれないのでよろしくです!
書きたくない気もするけど、元々語ろうと思ってたテーマには使える話題だから書くことにしたらしい
私自身は自作品語り肯定派ですが、現実の需要のあるなしは関係なく。


こうやって人が楽しくやっているところをチラ見えしただけの赤の他人が「それ、恥ずかしいからやめた方がいいですよ」みたいな批判をして、誰かの創作意欲を挫こうとする姿勢が迷惑なんです

あおくささん自身も、私(の、人形)を外で撮ることに関して苦言を呈されることが何度かあって、その度に「活動を続けていいのだろうか」って悩まされてきたんですよね……
そして、その度に同じ結論に達します。


見も知らぬ、匿名の何者かの苦言ひとつで私が「自分がやりたいこと」を諦めたとして。


その後の人生に同等の楽しさも創作方法も見つけられず、この世に何も残せなかったとして。


苦言をぶつけてきた何者かっていうのが、私の人生に対して何の責任を取ってくれるというのでしょうか?


誰かに何かを「やめろ」っていうことにはそれ程の責任が伴うってことを自覚して欲しいですね

作者にとってオレ達の人形を撮るっていうのは、自分の人生をそれで表現したり記憶したりって意味があるらしい
今までに見かけた(作者が実際に言われたわけではない)、人形外撮り批判勢のよく言う意見として、


「公共の場所は撮影者個人のためにあるんじゃなく、みんなの場所。そんなところで人形撮られると『その場所を落ち着いて楽しみたい自分の目的が果たせなくて迷惑だから自重するべき』」というのがありまして

さっそく矛盾してるじゃないですか……


みんなの場所であるならそこに撮影したくて来てる私だって、その「みんなのうちのひとり」じゃないんですか?


冒頭の「SNSでやるな」というのと、理屈は同じです。「公共スペースで自作品語りをされると自分のTL上で目障りだから」って理由で他者の行為を咎める。


それを禁止していいのはその場所の管理者だけで、そこを利用している個人にはないですよ

「管理者が明確に禁止している場所」や、


例えば「みんなの場所なのに撮影のために長時間占拠するなどの迷惑行為」、「危険な場所や物理的に迷惑行為になるので撮っちゃいけない場所」


こういうところで撮ることに関してまで「創作、表現のために自由にさせろ!」って主張を作者はしてないってことだけは誤解のないようにお願いします

そもそも前ページで語ったようにSNSで作品の宣伝をしろと言っておいて自作品語りはやめろって、作者の表現方法によってはそれだって宣伝の一種ですよ。


やれって言ったりやるなって言ったりどっちやねん!


......まあ、私はSNSで宣伝、自作品語りはそんなにしません。例の意見を出した人の言うように、「それをうっとおしいと思う人がいるのを知っている」からですね

今度は作者が「どっちやねん」って言われかねない、180度方向転換してないか?
自作品語りをするなら、それが嫌がられない場所でやった方が得だからです。


例えばこのエッセイ。自作品語りだらけだというのに、小説本編よりよっぽど読まれてますよ?

このエッセイをやっている目的のひとつに、小説の宣伝もあるそうですから。SNSでの宣伝と作品との関係性と全く同じですねぇ
宣伝にかけた労力に対して、作品導線にちゃんとなってるか疑わしいってところまで同じだし
今年、ブログの記念日企画として短編小説をブログに全て掲載しましたが、普段の日記はちゃんと読まれるのに小説はほぼ読まれませんでした!(わかっていてやったけどやっぱ辛ぇわ……)


しかし、同じ作品をノベルデイズにいくつか載せましたがちゃんと読まれます(圧倒的感謝……!)


全く同じ内容でも、それを求めてない人の多い場所でやったら迷惑がられているかもしれない

だったら、書いてもらえた作品(文章)も、求められる場所に置かれた方が幸せですよね!
今年春、某博物館に行ったら歴代の日本人宇宙飛行士の皆様の色紙メッセージが展示されていました。そのうちの数人がほとんど同じことを書かれていて、私は驚きました
私もご一緒していたので拝見しました。そのメッセージとは、


「自分の好きなことを続けてください」でした

一般庶民にとって宇宙飛行士とは狭き門。それも、「子供の頃に宇宙への夢を抱いて、ブレずに目指し続けた結果、宇宙へ行く夢を叶えた」という、まさに天上人のような存在のはずです(さすがに異論はないと思う)。


そんな人達が、「好きなことは続けないといけない」と口を揃える。


他者の意見で「好きなことをやめる」のは、人生の充実感を失うこと。夢を諦めることに直結している。


宇宙飛行士を目指す過程で、それを実感させられる経験をしたからこそ、同じ意見に集約したんでしょうね

本来、「権威のある人が言ったから、正しい」っていうのはよくないらしいんだけど。


それは「誰に言われたかで判断しちゃいけない。言われた内容の正否を自分で判断するべき」って理由だから

今回の場合は「宇宙飛行士の方がこう言ってるから、説得力がある」という根拠でありながらも、おっしゃっていることはごもっともなので問題ないと思います!
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登場人物紹介

作者。あおくさ。


普段のネット活動では長年、sohko3(ほしのそうこ)と名乗ってますが、この日記の中に限っては「あおくさ」と名乗ります。

名前:イリサ (青)


コウ君の影の中に住んでる謎の女性。

スーパーポジティブ

名前:コウ君 (青)


紙の日記を書く習慣がある。

スーパーマイペースな方のコウ君(多分)

名前:みく (み)


sohko3全作品の中で最も普通な、16歳の女の子。

だが、実はとんでもない裏話を秘めている

名前:秘密

通称:鏡の魔女 (み)


みくの友達だけど、同じ世界に暮らしてない。お酒好き。

名前:羽香奈(はかな)ちゃん (葉)


葉織君が好きすぎて、ちょっぴりヤンデレ? な女の子。小学6年生。

名前:葉織(はおり)君 (葉)


羽香奈ちゃんの「いとこ」だったが、家庭の事情で「きょうだい」になる。不思議な能力を持つ男の子。小学6年生。

新品のスマホ様


作者が買ったばかり、ピカピカのスマホ。

イリサをはじめ、キャラクター達が知るはずのない現代のネット事情について語る時、彼らの中へ情報をアップロードするために現れる

名前:敦(あつし) (涙)


とある長編の主人公。「ノベルゲームやギャルゲーの没個性主人公」をイメージして作られたので、実はバックボーンが薄いという弱点がある

名前:ティアー (涙)


とある長編のヒロイン。狼少女なので嘘をつく。


()←この中のセリフが本音

名前:豊(ゆたか) (涙)


作品執筆中はストーリーに都合のよいだけの便利なサブキャラでしかなかったのに、作者が忘れた頃に読み返したら性癖に刺さって最愛の推し息子のひとりになってしまった。

名前:血染め地蔵


sohko3全作品の中で最も謎が深い。

作者の現実息子が作ったキャラクター。


この日記の中では息子の言ったことを代弁するためにも使います

名前:山あざらしのサン


sohko3作品全キャラクターの中で最もツッコミ属性。

作者の現実娘が作ったキャラクター。

この日記の中では現実娘の言ったことを代弁するためにも使います。

通称:パー様 (パ)

名前:パーシェル


文字で表現した創作活動であればなんでも褒めてくれる神様。本に対しては滅法優しいが、人間に対しては常に塩対応

名前:エリーさん (パ)


パー様の従者だが、主神(しゅじん)に対して態度が大きい。恋バナ出来る貴重な人材。

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