第52話 「マイブック2024年の記録」を書いてみたらすごく楽しい!(青)
文字数 2,412文字
講談社のwebサイトで新潮社のコンテンツをご紹介して申し訳ないのですが。
皆さんは新潮文庫の「マイブック」をご存知でしょうか
マイブックとは文庫小説と同じ装丁に栞紐も帯もついていて、しかしページは真っ白で日付と曜日しか書かれていません。
日記をつけるも良し、それ以外の用途も良し。書き手の方が1年間、自由に記述を続けてその年が終わる頃には「1冊の作品が完成している」
という、素敵なコンセプトの書籍なんです〜♪
2000年から発売されてるロングセラーで、作者は過去に2回くらい? 購入して1年間の記録に挑戦しようとしたけど……
いっつも3日坊主でゴミ箱送りになっちゃったんだよな……
後述しましたが今年のマイブックは超楽しく綴ってるので過去の失敗は許してほしい……
元日の災害のショックで心の落ち込みが癒えないままの私は、とある書店を歩いていて、「マイブック2024」の、その売場に残っていた最後の1冊を見つけました
マイブックは日記として、その年の1日目から書き始める人も多いでしょうから。年が明けたら売り場からなくなってしまうのが自然ですよね
1月になって17日も経ってて、売れ残りだけど最後の1冊に出会えてラッキーだった
先ほどコウ君が言ったように、私は「紙の日記を書く」に関しては今まで3日坊主人生だったもので……マイブックだって過去に何冊も無駄にしてしまったし、大丈夫かなぁと思いはしたんです。
ですが、やっぱり、2024年は特別な創作活動に取り組みたいという気持ちがあって。今年だけ、1年間に何があったかを事細かに記録する。ということをしたくて購入しました
こちらが「マイブック2024」の表紙です。改造済みですが。
マイブックの表紙デザインは毎年同じですが、カラーリングはその年によって変わります。
私が特別に記録すると決めたその年の色の組み合わせが、「青と黄色」だったのはもうこれ運命じゃん? と思いましたね
例えば、こんなことを書いてますという一例をお見せします。
好きなキャラクターの誕生日。その日起こった時事ニュース。買ったもののメモ。出かけた場所でもらったチケット半券やチラシの切り抜き。
そして、数日に1回のペースで自作品キャラクターのイラスト
2024年の出来事じゃなくても、去年までで印象深い出来事があったら先にそのページに書いてしまうこともあります。
チャットノベルのアイコンを作るために描かなきゃいけない新規イラストの一部もマイブックに描いています
8月1日は昨年、図書館で「電池が切れるまで」を読んだ日だから、すでにこうして書かれているんですね
(本エッセイ40話参照)
隣にいるパー様が嫌そう〜な顔してるのは、アイコンにこの表情使わなきゃいけないからで、隣のページを嫌そうに見てるわけじゃないってことでよろしく
子供の頃の私はノートにキャラクターや設定を書くばかりで、なかなか小説という形に昇華しきれませんでした。
書けないくせに設定ばかり考えていることを情けないと思っていて、当時の資料は手元に残っていますが、開いて中を直視出来ない存在になってしまいました
そういう心境になっちゃったら、大半の人はその手書き資料、処分しちゃうんじゃないかと思うんだけど
書けないことに悶々とするということは、書きたい気持ちがあるわけで。
それを捨ててしまったら今度こそ本当に「絶対に書けなくなってしまう」という恐れがあったから、決して捨てずに残しておく。それだけは心に決めていたそうですよ
実際、その資料が残っていたから、私は諸々の作品を書くことが出来ましたからね
もう書き終えましたけど、今後も絶対に捨てないそうです。相変わらず、「今現在のあおくささんが開くには辛さがあるので、保管はするけど開けない」って状況は継続するみたいですが
現在の家族に「大人になってから書いた作品」はフルオープンにしてる作者だけど、「子供の頃に書いた資料集」だけは絶対に見せられないんだってな
私には前者と後者でどう違うのか、よくわからないのですが??
あなた達はそういう人でしょうけど……それはさておき。
子供の頃のように、必ずしも「ネット上に公開して、他者に見てもらうためじゃなく、ただ紙に書くだけ」
つまり今はそういう行為をしているわけですが、これがひ〜〜〜じょう(非常)に楽しい! のです
「イリサが言いそうなこと」で、イリサが言ってた通りだ
あおくささんがブログを始めて18年……
「どんなにささいなことでも、作ったものや体験したことは全て、ブログに書かないと損だ。
公開された場所に書けば、この世の何処かで誰かの役に経ってるかもしれないから」
そんな風に考える癖がついてしまっていたみたいですけど……
ただ、書くことが楽しいから、誰かに見せるためでもなくただただ紙に書くだけ。
そういう楽しみ方だってぜーんぜん「アリ」じゃないですか!
私の最終的な理想は、その辺の公園や自然豊かな場所に折りたたみ椅子持ってきて座って、何時間もかけて風景画を描いている人達みたいな趣味の楽しみ方が出来るようになることですね
直接話したことがないから定かじゃないけど、ああいう人達って描いた絵を売ったりインターネットに上げるわけじゃなく、ただ自分が描きたいから描いてるだけなんだよな?
コンテストに出す、くらいはされてるかもしれないですけどね〜
私自身の意見じゃないのでセリフじゃなく枠での補足にします。
「この世で最も幸せな推し活は、インターネットやSNSを見ないで、ただ自分が好きなものや人を推してる人達だ。
承認欲求にも他者との比較にも惑わされずに済むから」
という、どこかの誰かの意見を見かけました。私も全くもって同意見です。
それでもネットでの発表をやめられないのが私でもあるんですけどね。
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