第84話 イリサ達のロールプレイングゲームで遊びたい(青)
文字数 2,632文字
イリサ達の小説を書いた2022年、その前年のことです。
私は「ミートピア」という神ゲーにハマっていました
神様のように崇拝するほどに、あおくささんにとって理想的なゲーム、という意味だそうですよ
ミートピアについてこのエッセイに書こうとしたその日に、ここに貼る画像探さなきゃ〜と思ってたらGooglephotoが本日のピックアップに出してくるの、有能ってレベルを越してエスパーすぎるでしょ
本題と関係ないけどあまりにすごいことなので、記録したくて書きました〜
ミートピアというのはニンテンドースイッチのゲームソフトで、ゲームを攻略するキャラクターを自分自身で作成します。
当時(2021年)の私はまだアニメオタク出来ていた時期だったので、
「イリサを主人公に、現実我が子の双子と、私が過去に好きだった歴代版権キャラクター」でプレイしました。
これがもう楽しくて楽しくてたまらなくて、毎日夢中でプレイしてました!
これも私達にとっては「すごいこと」だと思うのですが。
あおくささんにしては珍しく、このゲームのネタバレ情報を一切知らない状態でストーリーを読み進めていたところ……
「私(イリサと仲間)達が、現実逃避して閉じこもっちゃっているコウ君を助けに行くエンディング」を迎えまして。
偶然にも「GRASSBLUE本編」に似た雰囲気のある物語だったと判明したんです!
何も知らないでプレイしてたおかげで本当にびっくりした
前述の通り、このゲームをプレイしていた時は「私はGRASSBLUEは書けないまま人生を終えるんだろうなぁ」と諦めの境地でしたのでね。
このゲームをプレイして、自分が書けなかったイリサ達の物語を追体験させてもらえた気がしました。
このゲームで体験出来たんだからもう書かなくてもいいんじゃね? とも思いました
こういうことがあった結果、一緒にミートピアを楽しんでいた双子さん達に、私(イリサ)にはコウ君のような仲間がいることを知ってもらえたんですよね〜♪
私の理想に限りなく近いゲームがミートピア、ではあったのですが。
自分の作ったキャラクターで遊べるといっても外見だけで、細かい部分は思い通りになりません。
また、キャラクターは自動で動いていく場面が多くて「この世界を自由に動いて散策する」という要素がちょっと弱かったりします。
そういう要素の不足があっても、現時点で私の知ってる範囲では「理想に最も近い神ゲー」ではあるんですけどね
他にも、キャラクターを自作してプレイするゲームについて色々と調べてみたのですが……
あの要素は理想だけど、こっちは理想じゃない。というのがどのゲームにもありまして
例えばプレイキャラクターをイリサっぽくしてマインクラフトをプレイして、村人をコウ君達っぽくしてみたら? なんて考えてみたんですが。
いくら外見だけ同じでもマインクラフトのキャラクターは一切喋らないので寂しくて……
当たり前のことだけど、何もかもが自分の思い通りの理想的な何か、なんてゲームに限らずほぼ無理で。だからこそ、完全な理想を楽しむためには自分で作らなきゃいけないんだ。ゲームでも小説でも
今更なんですが、私は創作に関してわがままなんですよ
今さらも何も、このエッセイ読んでる人は言われなくても「この人、つまりわがままなんじゃ?」ってとっくに気付いてると思うけど
(……黙殺)え〜、どういうことかというと。
他者の作品を楽しんでいても、どっかに「自分の理想にあとちょっと足りない」とか、途中まで全力で楽しんでいても突然に自分の苦手な要素が出てきたりとか
我慢できないほどに苦手なのは、一例は不倫とか味方の裏切りとからしい
あおくささんの書くお話にだって、読者の方が全く同じことを感じているかもしれないので、お互い様なんですよね……
途中まで楽しく読んでたのに、気に入った登場人物が急に……とか、苦手な人も多いって言われてるし
ワンパターンになるとしても自作品には自分が耐え難いほどには苦手なものは出ないし、好きなものだけで構成します。
自分で創作する趣味のない方は受け入れられることでも、作る趣味がある人は受け入れられなかったり物足りなかったりする。だからこそ「作ることが趣味」にもなるのかもしれません
そういう事情で、ミートピアという神ゲーをもってしても満たしきれない何かを求めて、あおくささんは自分の理想のゲームを作りたいんだそうですが……
もうね。ロールプレイングゲームのシナリオを考えるのが難しすぎて。やっぱりこれが出来るシナリオライターって同じ人間じゃなくて神様なんじゃないですか?
例えばゲームの神様と言われてる、ドラゴンクエストの堀井雄二様とか思い浮かべてください。子供の頃の私はその凄さがわかってなくて、なんで神様? とか思っていたのですが
※街に入ったら「ここは〇〇の町です」って喋る村人
※他の村人は「最近こんなことがあって」「別の街の王様が勇者を探してる」「あそこのダンジョンにはこんなモンスターが出るらしい」
※こういった台詞の積み重ねで、プレイヤーに「このゲームでは次に何をしなければならないのか」を自然に提示する。
※戦闘するというシステムひとつとっても、大量の魔法、モンスター、装備品、アイテムなどの名前と効果を考えないといけない
私が大好きなイリサ達の台詞を考えるだけじゃなくて、ゲームの中にひとつの世界を構築するためには、そこで生きる無数の住人の台詞や立ち位置も考えなければならない……それを楽しく出来て配置するなんて、まさに「神様」そのものじゃないですか
実際のゲーム作りじゃあシナリオとシステム考える人とかで分担してるかもしれないけど
分担してたってなおやることが……やることがあまりにも多い!!
それを個人でやるなんてそれこそ無理ゲーってやつですよ!!
こればっかりは私でも、「やれば出来ますよ、あおくささん!」と無責任に鼓舞することも出来ません……
ゲームにはならなくても、チャットノベルで可能な限り再現出来るシナリオ作りを楽しくやっていくことを勧めたいと思ってます
チャットノベルに頼るつもりなら、未来永劫使わせてくれるシステムって保証はないんだから、なるべく早め早めに行動していかないといけないよな
てなわけで私は早くも動き始めています。急がば回れ〜
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