あの日、機械人形は淡く笑う

文字数 806文字

星影の変わり人 さま作

【作品URL】
https://kakuyomu.jp/works/16818093081632807852

【レビュー全文】

────物語も魅力的だが、作者さんが凄いなと思った

「儚さを感じさせる雰囲気を持つ作品だ……」
 それが第一印象でした。
 自分はPCでこのサイトにINしているため、右側に小タイトル一覧が表示される。その中でも最終話の【解説】という部分が気になりました。

 この物語は主人公の視点で始まり、彼がどんな状況で何を考えているのか知ることが出来る。となるとタイトルの機械人形とは誰なのだろう? 主人公は何故ここにいるのだろう? とそこにばかり意識がいってしまう。
 だからこそ「え?」となる物語なのだ。
(驚くという意味合いです)

 最終話の解説は確かに解説である。しかし想像していたような解説ではない。けれどもその言葉が一番しっくりくるし、意外性があると感じた。
 そして物語も素敵ではあるけれど、違う部分に対してもとても素敵だなと思った。
 それは何かというと作者さんの物語の発想の仕方と作り方である。

 あくまでも自分の経験でしかないが「体験」などを元に物語を作ったり、発想を物語に活用する時は直接的なものになることが多い。
 わかりやすく説明すると、恋愛で経験したことを恋愛物語の一部に活用する、社会に関する部分で自分の考え方を主人公の考え方として適用するなど。

 自分は感想の返信欄で作者さんのコメントからこの作品について知り、この方には才能がある! と感じたのです。
 無から物語を産むことは難しい。だから人は体験や知識から自分の想像する物語を形にする。文字やイラストによって。
 上手く説明することは出来ないけれど、体験の物語への活かし方が違うなと思ったのですよね。発想の仕方が自分のような凡人とは違う。
 うわ、この方は凄いなと思いました。
 是非お手に取られてみてくださいね。お奨めです。
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