お困りごとは万屋部へ!

文字数 1,518文字

soul chiter 様作

【あらすじ引用】
高校生の僕、川神冬馬が入っている部活はちょっと不思議な部活動…部員は冬馬を含めて合計5人。身長が高いことを除くとほぼ全てが平均値の僕、冬馬と同級生でほんわかゆるゆる系天然少女の雨宮美月。運動神経抜群なちびっこ先輩、藤村杏果。しっかりものでみんなのお母さん役、春野優斗。万屋部の部長で、見た目がちょっとオタクっぽい尾上琢磨。そんな5人が入っているのはみんなの困ったお願いを依頼として請け負う万屋部である。国内屈指のマンモス校のこの学校で今日も依頼を受けてはそのご褒美としてお菓子を美味しくいただいています。明日も明後日も[万屋箱]に依頼はくるんだろうか。そんな僕たち万屋部の日常のお話です。

【物語は】
バレー部の依頼から始まる。ここで、この万屋部のシステムと主人公の性格が明かされ、同じくメンバーたちの雰囲気や性格なども見えてくる。依頼を受けた人だけが、ご褒美をもらえるシステム。そしていつも依頼があるとは限らない。では依頼がない時はどうなるのだろうか?
いろんな疑問を抱きつつ、始まっていく万屋部の日常。

【世界観・舞台・物語の魅力】
舞台は学校であり、部活動。活動メンバーはそれぞれ個性的で、癖の強い人物もいる。常にたくさんの依頼があるわけではないようで、全くない日もある。ご褒美を巡って白熱することもあるし、ご褒美があるからこそ頑張れるときもあるようだ。
依頼は様々。雑用のような時もあれば、他の部活の助っ人を頼まれることもある。何もない日は、メンバー同士で交流を深めたりと、充実した部活動ライフを送っているように感じる。
時には部でのお母さん役に怒られることもあるが、和気あいあいとしており、メンバーの仲の良さが伺える。とても楽しそうな部活だなと感じた。
下の欄に、万屋部メンバーのプロフィールなどもあり。

【主人公や部活動のメンバーの魅力】
主人公は、気が弱い部分もあるが他人を気遣うことのできる優しい男子高校生。先輩たちに振り回され、戸惑うこともあるようだが、とても楽しそうに見える。
物語の中では、各人物の特技が明かされていく場面がある。これは、プロフィールの一つなのだろうかと思っていたのだが、読み進めると伏線であることに気づいたりする。つまり、何気ない日常の中の小さなエピソードが、後のエピソードに繋がっていたりするのだ。その場面になった時、ああなるほどと納得してしまうこともあるし、繋がりに驚くこともある。

そしてこのメンバーは甘いものが好きなのだろうか、と感じた。ご褒美は甘いもの系が占めている。ご褒美のイメージが甘いものなのかもしれない。

徐々に特技や趣向などが明かされていくので、回を重ねるごとに面白さが増していく。この物語は話ごと完結であり、サクッと読めるものの伏線によって繋がりを持たせている。

【物語の見どころ】
この物語は万屋部の日常を通し、メンバーたちを魅力的に描いた物語なのではないかと感じた。
依頼をこなすことで見えてくる個々の性格や個性や得意なこと。それによって更にエピソードが広がりを見せるのではないかと思う。万屋部というだけあり、依頼は多種多様。依頼のない日は、メンバ同士がゲームなどを通しコミュニケーションを取る様子や、苦手なことを補い合う様子などが見られる。とても仲がよく、言いたいことを言い合えるような仲間なのだとも感じた。
この物語は、人間模様を楽しむこともできる。もちろん、変わった依頼や、日常を覗いて楽しむこともできる。

あなたもお手に取られてみませんか?
まるで万屋部の一員になったつもりで、彼らの日常を覗いてみませんか?
是非、お手に取られてみてくださいね。お奨めです。
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