終活とサイボーグ

文字数 894文字

Planet_Rana(RANA)様作

あらすじ引用
終わった世界でソロ終活する話。

備考:短編
1 読む前の印象や予想など(表紙やあらすじなどから想像したこと)
終わった世界というのがどのようなものか、あらすじからは想像できないが、そこで”人生の終わりのための活動”を一人でするということだろう。
もし、あと一日で死んでしまうとして。最後の一日にどんなにやりたいことや、心残りなことを詰め込んだとしても何も満足いかないまま終わってしまうのだろうと思う。人には生まれながらにして、平等に死という最期が待っている。だからこそ後悔しないように、日々を積み重ねる。主人公は、その日の為に何(どんなこと)をしたのだろうか?

2 物語は(どのように始まっていくのか?)
何かの審査、面接に落ちガッカリした様子から始まっていく。
終わった世界の中で生きているというよりは、生かされている主人公。彼女がどんな経緯で生き残っているのか? 世界がどんな風に終わったのか。作中にて明かされている。

3 良かったところ。印象に残ったところ。好きなセリフなど。
・主人公の”フリ”は全く相手には通用していないこと。そして読み手から見ても、”フリ”をしているように感じない行動があること。
・相手の視点からも語られており、真実が明かされている。この物語は主人公の”思い込み”の部分が多く、相手が意図している結果なのかはわからないが、切なさを感じる物語である。
・相手は真実を告げる気がないようなので、二人で生きるという選択肢はなさそうだが、相手の想い通りになっていくのだろうなと思った。

4 作品の感想
複雑な関係の二人だなという印象。騙せていると感じている主人公と騙されているふりをしている相手の人物ということなのだろうか? 真実を手にしているのは相手であり、その事を主人公は知らない。最も、教えるわけにもいかないのだろうが。何とももどかしい二人だなと感じた。

5 物語のその先を想像して
この先もなんだかんだで一緒に居るのだろうが、いつか互いに必要とし合う仲になればいいなと思う。

あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? おススメです。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み