裏の畑には「モンスター果樹園」がある。(仮) あかつき らいる様作

文字数 994文字

【あらすじ引用】
異世界の住民の日記を読みたくありませんか? 
この物語は、フェイク・ドキュメント形式のライトノベルです。

1 読む前の印象や予想など(表紙やあらすじなどから想像したこと)
異世界とはまんま、現実とは別世界のことを指しているのだと思う。タイトルから予想すると、ファンタジー世界。
ここで気になるのは、モンスター果樹園。モンスターを倒す世界観ではなく、モンスターを育てる世界観なのだろうか?
フェイクドキュメト(フェイクドキュメンタリー)とはドキュメント風のフィクションのことらしい。

2 物語は(どのように始まっていくのか?)
モンスター果樹園とはそういうことなのか? という驚きの内容から始まっていく。確かに育てるで間違ってはいないのだが。これはない発想だなと感じた。日記の主がとても生き生きとしていて、楽しそうな日常である。

3 世界観について
生活シミュレーションゲームをプレイしているような不思議な感覚に陥る物語。
モンスターや魔王と戦ったりするのではなく、異世界での平凡 (?)だけれど幸せな毎日を体感できる物語だと感じた。

4 良かったところ。印象に残ったところ。好きなセリフなど。
・主人公がとても個性的である
・設定がとても面白い
・料理などの時に細かい部分にリアリティを持たせてある
・段々とどんな世界なのか分かるのが面白い
・臨場感がある
・日常物なので、常に何かがあるわけではなく特に変わったことのない日もあれば、突発的な事件が起こる日もある
・実際に生活している人の日記に感じる
・人の日常と同じで、出来事によって気持ちも変わっていく

5 お奨めしたい部分
初めは何気ない日常から始まっていく。しかし、生きていればいろんなことが起きるのは当たり前。主人公の日常もまた同じ。特別なことのない平凡な日常があれば、戦いに赴く日だってある。異世界の日常は自分たちと似ている部分もあれば違う部分もあるが、共感する場面もある。どんな世界に生きていようと、自分たちと同じく心があるのだから。
主人公の日常を体感している錯覚に陥る物語だと感じた。

6 物語のその先を想像して
ラストまで拝読して。主人公が何故彼らと一緒に暮らしているのか?
そのいきさつを知って少し寂しさを感じた。
いつかは昔の仲間や好きだった人と再会できるのではないだろうか? と想像した。

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