花束

文字数 1,039文字

えにあおじ様作

あらすじ引用

ある日見た夢
覚えのない記憶
徐々にはっきりとする『僕』の輪郭
過去と現在
過去と未来
『俺』と『僕』と『彼女』と『彼女』の物語

2万8千文字くらいの短編

1 読む前の印象や予想など(表紙やあらすじなどから想像したこと)
あらすじからでは、どんな物語なのかは想像できないが、どんな夢なのかとても気になる。過去と現在や僕と俺など、対になる何かをテーマにした物語なのではないかと想像する。いろんなものを通して”僕”というものを表現しようとしているのだろうか?

2 物語は(どのように始まっていくのか?)
分に”。”がない為、詩的な感じのする物語である。物語のキーワードにはいくつか気になるワードがある。それは”悲恋や夢、音楽”などである。これらは一体どう繋がっていくのだろうか?
物語は詩的な情景と心情から始まっていく。危険の迫る中、それに気づかないほど気分が高揚していたようだ。一体主人公はどうなってしまうのだろうか?

3 良かったところ。印象に残ったところ。好きなセリフなど。
・情景描写がとても綺麗である。
・登場人物それぞれが活き活きしている。
・夢と現実の繋がりがとてもホラー。真実は一体?
・主人公の不安が伝わって来る。
・主人公の真実を知った時の彼女の反応が印象的。
・タイトルとの繋がり。
・彼らは今を生きているんだなと感じた。

4 自分が主人公の立場だったら
今を生きるということを考えさせられる物語。もし自分が主人公の立場だったなら、選べないかもしれないと感じた。主人公の彼女は前向きであり、主人公にとって必要な存在であることが伝わって来る。彼女が信じているからこそ、主人公も”今”を選び、”今”を生きることができるのだと感じた。
ただやはり、自分であったなら未練は残ると思った。彼らには強さを感じた。

5 物語のその先を想像して
この物語は、ある夢から始まっていく。その夢が何であるか分からず主人公が不安になったり、真実に気づいた時感情があふれ出す様だったりに臨場感や人間らしさを感じた。
彼は自分たちの道を見つけ、それに向かって歩き出したところだと言える。成功もしているが、それは長い道の途中なのだと思う。彼らの音楽が、今度はいろんな人に感動や希望、憧れなどを誰かに齎していくのではないだろうか?
そんな未来を想像した。

あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか?
主人公の夢の真実。そして選択。自分が主人公だったなら、どう選択したのか。そんなことを考えさせられる物語。おススメです。
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