ドアを開けたら異世界だったので見なかったことにした。(感想)

文字数 635文字

長月十伍 様作
(短編)

【物語は】
主人公がお腹を空かせ、ドアノブに手をかけたところから展開されていく。
果たして主人公は異世界からの誘いを振りきれるのか⁈

【凄いなと思ったところ】
適当に考えた話を、うまくまとめ更に面白さをプラスしている。
主人公の思考がきっちり描かれているので、異世界は話したりはしないが、戦っているように感じる。抗っている様子と、主人公の閃き、そして落胆と希望。いろんな感情と展開が複雑に絡み合って、笑いと面白さを助長している。
そしてその先を想像させるところで巧くまとまっている部分もとても良いなと感じた。

【自分が主人公の立場だったら】
たぶんここまで考えられずに、どこかで妥協してしまいそうだ。
主人公の曲がらない意思と、異世界があの手この手で誘っているように感じる演出がとても魅力的である。

【意外性】
そこも異世界へ繋がってるの⁈
という意外性と突破の仕方が面白い。八方ふさがりなのかと思いきや一瞬希望が見える。構成がとても巧いなと感じた。

【主人公の魅力】
短編であるにも関わらず、主人公の性格が分かりやすい。そして生き生きとしておりとても魅力的だ。

【物語の見どころ】
いろいろと細かい部分がある。大雑把ではないのです。
芸が細かい。だから笑ってしまう。丁寧に作られている物語。
これは何度読んでも面白い作品だと思う。
ちょっとした気分転換にも凄くぴったり。
執筆の息抜きに、笑いを!

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かなり斬新なストーリーなのではないでしょうか?
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