第8話 【パピプペポ】ふぃねがんず・パピポ

文字数 846文字

 パンツを被る。ピーピー鳥が鳴く朝に。プリンを頬張りながら、ペンキで塗りたくったように夜が朝に変わる頃。ポイントは押さえて、パンツを被る。
 ぱぱぱっと作業を始めなくてはならない。ピーポーピーポーと音を立てながらパトカーが来る前に。ぷぷぷっ、笑える、おれが下着泥棒に見えるかね。ぺっと唾を吐き捨てる。
 おれは自分のパンツを取り戻しに来ただけだ。おれの所持する、至高の一品を。
 パーなこと言ってやがるぜ、とひとは言うだろう。ピーッと発信音が流れたらご用件をどうぞって流れたら、プーッと息を吹きかけていたずらをしてしまうほどだろう。
 ぺろぺろ舐めるように、おれを舐めてる奴らの罠の中。ぽーっとしてる暇はない。
 パラダイスな銀河系。ピンチの時に助けに誰か来たことがあるかい。プロパガンダならお断りだぜ。ペペロンチーノをフォークに巻き付けろ。ポイズンガスボンベラヴ。
 パインの実を食べる。ピテカントロプス、ペンチで曲げる夕焼けの偽り。ポロックの絵画は好きか。そっか。確かに。パンツはぴかぴか、プレゼントに適した、ペイガンの。ぽろっとおもいでぽろぽろなものだろう。
 パースペクティブがぴらぴらのカーテンの向こう側。取り返さなきゃならない花いちもんめ。プロの技をペラい言葉でポッと出のお笑い芸人みたく見せてやるよ。
 パーカー着てる奴はみんなおれのパクリ。ぴしっと叱咤。プッシャーにも叱咤。ぺしゃっと叱咤。ぽーかりす。えーっと、なんだっけ。
 パカパカ馬の足音で、目が覚めた。ぴたっと貼り付いたおれのプレジャーなパンツ。ペレストロなイカじゃなイカ? ポッキーゲームラヴ。
 パソコンを付けるとぴかっとちゅうなプッシーキャット。ペシミズムに陥りそうだぜ、ポケットの中で戦争。
 パッカーはバックパッカー。ピース&ラブ。いえー! プロレス技かけられて窒息しそうだよ、こんな人生、ポットでお湯が沸くような怒りのパンツ! ピンチ! パンツ! ピンチ! ピンチヒッタープペポくん。ぱぴぽ?


〈了〉
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