13.  メタトロン参。(E2)

文字数 10,922文字

のっけからではあるのだが、今回のタイトルに使用したこの言葉の意味を、この象徴においての核心についてを解説をしとく…。それも完全なる独断によってのそれを!。【メタトロン】この語を考える上においてはElectronとしてのこの言葉を参考にすればいい。(

凄いでしょう!?系統すっ飛ばして、ただの見た目においての類似のみにてで、まったく違う名詞を結びつけてしまってる!)。この語における分節は、 [e-lec-tron]。基本この言葉は「電子/電気」を指すもの。だがだ、背景においての意味ともなれば、

、それとしての性質のものを成り立たせる、その物質としての

特徴/特質を、持たせる、成り立たせるべくしての特別なる”

”、それと〜、原子との

中和/仲介的業務を務めるべくしての存在なのだ。その原子を、それとしての安定なる状態として、有らしめている、ある、保持し、形成してあるところの、その

!担っているんのが〜あんのが〜これが電子



補足:原子核の大きさを一円玉だとすると、電子としてのその存在/活動は、東京ドームにおけるマウンド

外周円程までに離れての、その領域になる。また電子自体は、確率論的な存在としてのありさまで、このことを表すにおいては、

にて、

そのものを

取り囲んでる〜っと、そうイメージするのが正しいんだろ。これはだ、このことは〜だ、つまりは、各個人に対しての

、いや、酸素(O2)としてのもの、その分布なのだと、こう置き換えることも可能は可能なんではないだろうか?(他者が引き連れてる酸素を自分は呼吸してる)。いやいや、地球環境としての自然そのものが〜だ、我らにとっては、電子にも等しきものであるんのではないのだろうか〜〜!?っと……。

で〜わーMetatronとしてのこの語の意味ともなれば

どうなる?これが〜、この名称が〜、暗にぃ含んでー、強調してあるその意味とは?、それの役割と〜はーっ?!、

、この我ら人間が生きてある現実世界との橋渡し、仲介業務、それを〜、執り行ってあるところの〜、特別なる人格的

だってことになる。簡単には天使。もしくはウオッチャー……。

たしかに〜天使としての固有名においては、語尾に”ロン”が付く天使がかなりいる。(悪魔においても同じくして)。だがだ

、この語の意味においてを思うんのなら、考えるのならばだ、(Metaんところの意味理解がいと難儀)、

、所詮は

か?、文節においてのそれが指し示しているところのその意味を、それとしての役目役割、分担としての守備範囲を、担う、背負うことなど、まず「あり得ないではないかーーっ!」。ではなぜに、これが〜、このコードネームがー、人ひとりに、与えられてあるのか?。繰り返しておくが、彼エノクは、元はただの人間だったのだ。それが天使としての格を得ることにおいての天上へと挙げられた。それも、生きたままのその姿で、その状態にて。この経緯の果に、この彼、エノクは、天上界と地上界を、伴に、

調

留めおけるようにする、その任務に、その保守点検を行いつつもサステイン、サポートするべくしての役目に、それとしての存在、その役職に、

、そうなのだ……。

ちょっと言葉足らずだな〜……。ぶっちゃけことの核心を今ここで語って、

、しまうのであるならば、エノクは

指す、示すものでしかないな……。彼に関しての情報において、注目すべきものだと自分が思うものをあげとく…。特に真ん中のものがそれ…。

◎YHWH の隣か、その下にある、

としての人物についての言及が、多くのユダヤ教
 関連の文書の中で出てくる。それらのほとんどが外典としてのものではあるが。

◎「メタトロン」という名前自体が神の名を伝える者としてのこの天使の役割ではないのか?
 との推測がある。メタトロンに関しての伝承において、このPrincipal Angel たるエノクは
 しばしば「Lesser YHWH」とも呼ばれてある。このことはつまりは彼は神の名を冠するに
 ふさわしくしてのものではあるが、

、本体本物よりは小さい現れととしての
 ものなのだと。だが、正しく

ってことに、変わりはないんだと…。

◎とある説によれば、出エジプト記 23:21 にある「彼」、すなわち「私の名前が彼の中にある
 から」(My name is in him)のこの彼は、メタトロンのことを指していると考えている。
 「彼、エノクは、彼自身の中に、言葉では言い表せない神の名前を持っており
  

、彼に力を与えているのだ」と。こういった見解を披露してくれている……。

小スケールの神としてのものだってことなんだ。ならばだ、これはずばりアダムのことではないか!。

、それとしてのものへと、至り得た人間!。だからこそ、エデンとしての元の上位界へと、そのままにして、挙げられることになった、可能になってんだ…。(←この辺に関してはここではもう突っ込まないでおく。でもね、ここに関しては大変興味深いんだ。なぜ?どうやって?と、彼においてのイヴはどうなったのか?とかね……。)基本、すべての人間に、これとしてとのモノになり得る可能性はあるにはある。さて、エノクにおいての、その行程が、いかなものであったのかは分かりはしない。まったく知り得るものではない……。

閑話休題。とにかくにも、この「

調

」の意味において、作者の念頭において把握されてあるのは、強調されるべきもの〜、こと〜として、意識されているものは、我々が現在、生在してあるこの宇宙!、Am、Be、としてのその実存の宇宙!、それの特性、それにおいての特徴のことなのだ。これにおいての最も本質的なることは、情報、

、相互にての伝達供与、つまりは相互間にての

、相互接続において各自が労働によって勝ち得た成果の授与が、基本骨子であること、ことがすべてのベースとして、造られているんだーーってこ〜とー!。(そうなんだ、実質、この自分は、構造主義者でもあるんだ…結果としてではあるが。)

あえて労苦をも引き受ける、インテンショナル・サファリングをもって証しされる根源に向けての”愛”によってこそ、こういった思いをエネルギー、原動力として、動機そのものとして、全体としての機構は、最初から回ってる。回されるべくして、この宇宙全体は、できて、できと〜て、おるんですわいなっと。(人類、人間だけが特異なる存在。)

宇宙を構成してあるもの、その総てのユニット間における、成果物としてのもの、そのエッセンスの授受受給、そのことにおいてのバランス、全体としてのシステム作動が、調和的かつ親和的かつ円滑であることを、なによりも最適なる加減にて、適宜、臨機応変に、最適化をもって動作してあれることに、皆が全部が全力をもって務めてある。そうとして、すべてが、全員が、努力してある、あれるってこと…。これとしての状態にあれるこを推進してあるその存在等の代表格としてのものが、メタトロンとしての称号を持つこのエノクだってことになる…。

すべては密接に結びついてあるのが本来、実相、現実で、そうであることこそがまさに自然。
すべては、全部、相互に、綿密にて、つながって、いて、い・れ・ば、こ・そ〜………。


           〈暗転をもって、今回のエピソードその開幕!〉




目前にて、左右に、すばやく分かれ、そして開いてあった扉は、完璧に場違いなものだった。その

だ。あまりにも近未来的にすぎる…。また、重厚重圧なるものとして感じさせながらも、驚くべき速度と滑らかさをみせて、動いてみせたのだから…。また、そこには作動音としてのものは、ほとんどなにもなかった。軽やかにして、微かなる振動音と伴に、「ッ‥」とその両翼は姿を消し、「ッ‥」と云う間に、左右に分かれ、開いて見せてくれていたのだから。それに、接地面の一切はないかの様に思えた。実際、超伝導が利用されてある最先端の科学技術によってのそのメカニズムだった……。

何層にもなる異なる素材を重ねられての積層板。鉛に鋼鉄、そしてジルカロイにバナジウム…。万が一おける事故、放射能が撒き散らされる事態、その遮断、防衛を主目的としての、第一義としたものであることがすぐに分かる。だがだ、そうとしてのものであったとしてもだ、かなり行き過ぎのものに感じる。ぶ厚きにすぎる。また異常なるまでに、このドアのみがハイテク。セキュリティーもまた行き過ぎ、進み過ぎたるものに思えた。なぜならば、何処にも、なにも、鍵などに該当するものなど、なかったのだから……。

エノクの接近に際して、扉は自ら開いてみせてあった。なんの段取りも、手続きもなく。エノクは素早く、しかし落ち着いたまま、その歩を進めてゆく。中へ内部へと、躍り込むようにして侵入してゆく。一切のことは当たり前、当然至極のことだとみなしていた…。

先程起こった事態に関してが同時に脳裏にては想起されてあった。歩を歩みだして扉を潜るその瞬間も、驚嘆、驚愕としての思いが、その心中にては、やや程ながら、よぎってあった…。

先程、自分は、一度、完璧に、熱線によって、消滅したしたはずだ!」。瞬時に燃え尽きて、死んでしまったはず!。あの出来事は

。確実に現実としてのものだった。自身の感覚において、確実に起こったことに間違いない!。その証拠に、””、自分の中にては、どうしたもんあのか、正体不明のエネルギーが、逆巻き、渦巻き、縦横無尽に駆け巡り、

と、思うほどまでに、充満しきってる……。



今、非常なる違和感を、自分は、この身の内に、感じ、覚えて、戸惑ってはいる…。だが、そんなことはどうでもいいことなのだ。あのとき、自分はただ、前進することだけを思念し、目的の続行を念じてあったまで…。「一切、妥協は、あり得ない…」。断行、断絶は、前進するにおいての停止は、まずあり得ない。障害に対しての、絶対的にして揺るぎない、決定的なる「NO」を、突きつけてあったまで…。

、遮るもの、阻むものあれば、”断固”、「NO」を突きつける!。そして、全身全霊をもってして、その障害を、突破してあるまで。





重金属、重合金アロイとしての扉が、鉛を防御防壁の主格としての扉が、貴石さえをも、呪符としての効果を期待して、埋め込めてあるその封印が、計七枚七重の扉が、その一つ一つが、順を追って、先行すものに、やや遅れながらに、次々と、素早く、横滑りに、開いてゆく…。外部に向けては絶対のプロテクトとして、また内部に向けては完璧なる拘束として、働くべくしての封印群が、完璧なる無言の元に、ただ開いてゆく…。まるで、(真の)主たるものの到来を予期し、察知しもて、崇め奉りておるかのようにして…。この来訪者に、ただただ平伏し、寿(ことほ)ぎて、迎えてあるかのように〜……。


      せっかくだからここで、ことの経緯を、改めて確認しておこう。
  ことは一瞬のことではあったが、たいへんドラマチックにして、奇跡的なる出来事で、
あったのだから。再現においては、裏方におけるその意味こそを中心とするを心がけてみた。

 こっからの一連の展開、その流れにおいて、背景に、流されてあるべきものとされた曲は、
            「Heaven And Earth」 by King Crimson
一連の流れを記憶してから、ヘッドホンつけて最大許容範囲の音量にて曲を聞くのがよろし。
  そんで、目を閉じ、自ら、今回の内容を、その背景を踏まえ、脳内にて再構成してみる。
          
         https://www.youtube.com/watch?v=cV5GFv0-NrQ




   エノクがあの状況において、断固、”拒否”を念じ、表明してあったそのすぐ後。



   これは、そのまま、身体が焼失する中、本体、魂が露出漏洩されてゆくさま。
       不滅なるものとしてのその真の身体が、空間に開放されてゆく。



       身体的な死、その活動の停止と伴に信号受信が行われている。
     艦の中でだろね…だからこのシグナルは絶命としての事態を表している。



  彼の生存をつなぎとめるべく、緊急の切り替え装置が起動する、してる、し始める。



   膨大にして遠大なる距離を、隔ててではあったが、そんなこた〜まったく関係ない。
 

からの力の供与、その助けもあって、それをも組み込んだ形にて、更には、彼の中へと
流れ込んである、そのすべての力を

アンプ機能も、その役割も、艦によって果たされてあった。ことは爆発的なる彼個人の救済を目的とした力の供与、その干渉となっていた…



      上下より現れた正四面体が、合体においてエノクのその身を収めてゆく



    メルカバ(マカバ)の完成をもって、メタトロン艦との

調

完了する
(自分は予備知識もなく創作やってんだがつまりはだ

〉だってことになる)



              完全なる調和をもってしての一体化。
      再び

、ってのが大事なところ、テンポラリ〜・マター…。



   

完全体となっての、その神聖力がフルパワーにて開放されてある様。



     意外と、ここんところにおいて、大本とのリンクが達成されてたのかもね。


                  これのことさ……




背景の翼はメタトロン艦を表している。物理的な範囲は、彼が託されているその哨戒範囲は、

になる。その任にある大天使が、その本体が、今この地球上に、単独にて、
            顕現してあることを、この絵は表している。



 太陽系の遥か彼方、その宇宙を、監視防衛を目的として周回しているところのメタロン艦







       あのときの、エノクの思い願いに対して呼応する艦内部の様子



            これがスバリ、再生の瞬間としてのもの!




誰かさんの脳裏にてはこの一連の流れを表現するにおいては、

ずっと流れてた。
  ♪「三つの力が〜〜一つになれ〜えば〜〜、一つの正義は、百万パワーーー!」♪
お分かりであろうか?。完璧に「チェンジ!ゲッター何々」としてのそのオマージュに、
                なってんだってことが……。
 





この事態を表すにおいて、差し込みにはなるのだがセフィロトの樹におけるモデルを貼っとく。最上位の王冠によって表されている場所に、

ってことにご留意ください。そしてまたその下の右翼に、本物語において【Da'at】の器として採用されてあるところの、正十二面体(ドデカヒードロン)が、来てるってことにも……。


      正四面体:  地球(地の)要素に関連付けられた 4 つの三角形の面。(物質性)
      正立方体:  水の要素に関連付けられた 6 つの正方形の面。 (流動対流浸透)
      正八面体:  空気の要素に関連付けられた 8 つの三角形の面。(←冒頭参照)
     正十二面体:  火の(知の)要素に関連付けられた 12 の

面。
     正二十面体: 精神(霊性)に関係する20個の

面。


こういったもんを作品内にて付け加えることになんの意味があるのかって云うと〜。これらは象徴なんだ。実は、作者は、魔術なるものをもって、利用して〜、読者の皆様の意識に対しての働きかけを、行ってきてる。自覚的に、意識的に〜だ。いや、この創作自体が、それらとしてのものによっての、結果でもある……。最初から、

、そのスタートなんだしな。言葉をもって語るとするならば、非常に長ったらしく、また、いたく表現自体がとんでもなく難しくなってしまうその内容を、記号化されたるもの、圧縮言語、象徴をもって、それらを利用することによって、簡単にしてしてしまってるのさ。単なる手抜きではないことをご理解賜われればと思うよ。ここにおいての不思議なることは、どうしたものなのか、一旦これとしてのものが使用されたならば、実相としての、その表象の向こう側にある本体としてのものと、完璧に符号してのその作用が、もう勝手に、自動的なるをもって、発動され、まくられてしも〜てる〜ってことの事実なんだ。これほんと…。だから〜、これらをもってして、これらを組み込んで、埋め込んでの創作ってのが、正しく、また至極有効なる作法、暗示を行う上においての、手段にはなるんだ……。おっと、その目的に関してが抜けたたな、抜けてる、抜けてた、抜けとぉ〜……。”撹拌”だ。いろんな要素の…元素の……。ある種の化学反応の推進ってことでもいいなっ。その場は、その反応がなされてある容器、コルベンは、マインドとしての意識のことになる。読者の、作者の。その結果、何が残るかは、各自次第のこととに、なるであろう……。



エノクにおいてはまったくの想定外のことではあったろうが、ここに、死を経た直後の彼において、

調和が、シンクロが、達成されている。この状態においての彼がいる、その限りにおいては、

、この彼は「 全能者だ!」。



       それなるものとしての彼の本性、その思いは、愛としてものだけ。
    あらゆるすべての、命、生あるものたちを、助けること、開放することだけ……。
 その事実としての思いが、花となって、咲いて、表れて、顕現してが、為されしまってる。



  あらゆるすべてのプラトン立体、その五種類を、その身に含んで、収めてあるところの、
   そうであってこその、メタトロン・キューブ、その完成、それとしてのものの出現。
    先にもうここで言っちゃう!。この状態における彼は、『神そのものなのだ!』。

ことの意味としての核心は、全階層、全要素が、調和した形にて、彼は、今、ここに、居る、
ある、臨在してきたる。その状態は成ったものであると同時に、また彼エノク自身が、その特質特性の権化だってことでもある。背後にて引き連れているもの、それの、地上における顕現、その実現化としての事態だってことでもある……。まっ簡単に云えば、彼としてのもがいれば、すべては、彼を取り巻く環境の一切は、

、元の一体化、一元化としての姿、状態を、取り戻す、もう勝手に、取り戻して、

〜ってことに、なっるー……。



じゃないと、それであってくれないと〜、このあとの展開において、

、困るのだ〜!。

、救えなくなってしまうのでーっ!。神ご自身に呪われてあるが

、一切の助け、
救助となるべくしての、外部からの、そのすべての干渉が、

…あの瀕死のネフィリムを、疲れ、衰え果て、まさにいま滅び、消滅せんとしている、
                「その、魂をーー!」














             〈暗転をもって、本筋へと帰還!〉






      警戒しつつ進む。中は、どうしたものなのか、”荒れ果てた感”があった。
     どうしたものなのか、人の気配は皆無。それも長きに渡りそうなのだろう…。
    だが、人ならざるものが放ったであろう、奇っ怪なる波動が、微かに漂ってはいる。
 甘く触れただけで痺れてしまうような、そんな気配、痕跡、オピアム・フレイグランス……



すぐに円柱状の構造へと内部は変わる。剛性において極端に強靭なる構造体としてのものに。
   地殻変動などによる”せん断力”に対しての、異常な警戒心が、うかがい知れる。
       直進で10メートルほど進んだあたりから、世界は変ってしまう。
       そこには、非常に場違いだと思われるオープンハッチがあった。
         金縁の楕円形の扉。原潜内部の対高圧仕様のものか?
    やけに古びたるもの。これ、ここだけ…いや、ここから先の、そのすべてが!
すべての装置施設建物が。それらが造られた時代は一挙に過去へと飛んでしまうことになる。
こっから先の世界は、

、時空の断絶を備えてある、ときに忘れ去られた特殊な空間!
  って、ことにはなる。第二次大戦下において建造されてあった、小型原子炉の研究開発、
      その施設が、そのかってのままにて、保存、

されてあったのだ……。



潜水艦の艦橋かなにかのような出で立ちだった。壁面のあちらこちらにゲージがある。またコックノズルの多いこと多いこと…。かなりの昔に、造られたものであるいことは確かだ。鉄筋コンクリートとしての構造体。そこに、現代における最新式の設備やら装置、物品などが、無理矢理に、使い勝手などお構いなしに、乱暴乱雑その至極な加減にて、も〜めちゃくちゃな有様に〜、詰め込まれてしまってあった……



メインハッチのあの分厚い躯体の割に、内部における通路は、やけに…尋常でない程までに、
         狭かった。それが奥へ奥へと、果てしなく、続いていた……



扉の向こう側、その内部は、意外なことに、おそろしく古ぼけた、黴臭くしてのその世界だった。やけに古色蒼然としたものだ。錆びによる金属腐食が縦横無尽に進行してしまっている。外装の殆どが錆びついて、赤茶けており、見かけが、やたらおどろおどろしい…。



だがだ、すぐに、

、この場所に関しての情報が頭の中に浮かび上がってくる。見渡し、見つめているだけで…。第二次世界大戦下にて建造敷設、急務とされてあった原潜の建造計画、それの原子炉、単体の為の、試作建造現場。かって、この空間は、海とも連続されており、潜水艦のドックとなるべくしての計画もあった。だが、とき間には合わず、すべてはコンクリート詰めにされ、密室化としての構造体へと変更されてしまっている。基本、原子炉そのものの研究現場。開発施設。だから、外部とは分厚いコンクリーをもってして、その当時から、完璧に遮断されてしまっていた。物資の搬入のメインは、最下層に敷設、貫通されてある、鉄道レールを利用してのことだった……。



知り得ぬはずのことが、分かり得ようはずのないことが、頭の中に、自動的に浮かんでくる…。目的を果たす上において、知るべき事柄に関してが、放っておいても、かってに、分かるようになってしまっている。不思議だ…。このことは、あの先程の体験が、影響してのことだと、

、エノクには自然と思われ、また得心されてあった……。

先にもう種明かしを、裏方におけるその変化に関してを、ついてを話しておこう。あのレーザーによる熱線放射によって、彼は間違いなく、確実に、消滅したのだ。その””において、奇跡は起こった。そのことの枢要たる部分をお話しておくならば、エノクは、メタトロンとしての存在に、その状態に、完璧に、還元されてしまったのだ。だからこその再生、その身の復元ってことになる。つまりは、メタトロン艦との膨大にして遠大なる物理的距離を隔てての、その一体化としての事態が、達成されているってことになる。二重存在としてのものではなく、一体化をもってこそ、果たし得る、その能力の復帰、入手、奪取、授与ってこと。だから、以降は、アレとして知りうることは、同時に、エノクにも、知られてしまうことになる。またアレが持つ神聖力としてのその顕現が、出力さえもが、エノク自身においても可能になってしまう…。(それとしてのこの状態が、

つづくのか?それは誰も分からない。)



エノクは瞬時にてこの身が再生されてあったことを思い出していた。これもまた当たり前のことなのだろうか?。今の、この自分においてともなれば……。だがそんなことはどうでもいい!。一切自分には関係してない!!。ときを無駄にすることはできない。いま為すべきことを、迅速に、急ぎ、ただ果たしてあるまで!!!。

時間勝負であることを改めて意識する。このことはこの島に足を下ろしたその瞬間からもたれてあった認識になる。そのときに既に妙な胸騒ぎがあった。不測の事態、不吉な予感としてのものが、その閃きが…脳裏にてうずくまってある。ことの展望においての苦い思いが、深い悲しみが、どうしたものなのか、心中深くにては定まっており、既に容易にては追い払えない……。ときがないことを、あまりにも少ないことを悟って、それの限界がもう既にギリギリとしてのものであることをであるとの認識が自己の内にて居座ってある。まさに、いまは、ときとのみ、争うべき事態なのである……。



*ここまでで八部のでき。でも公開しちゃう。あとは言葉の説明が少しいる。
*要は、あの彼は、呪われてた存在としてのものなのだ……。
*だから、今のエノクであったとしても、一切の干渉、介入は、許されない……。
*神聖力としてのものが、無効。
*そんで、エノクがどうするのか、どうしたのかと云うと〜……。
*あのウルフガイにおける西城と、まったくのおんなじなのさ、それとしての展開。
*コンリート床に埋め込まれてある血清サンプルの入った小型金庫を

取り出す。
*強引にして、徹底的なっ!、

”力”によって……。
*このときの彼は、擬似的な、インスタント狼人間だった…。

これ知ったなら、いまは、絵だけ、想像力、いや、マインドにおけるコーディネート機能を
もって、鑑賞するのがいいかもね。それが

筋を意味あるものとしてつないでくれる。



                   これ誰?






































   過去ヴィジョン。これは隔壁としての第一層。この下に本体としての基部がある。









































































                   〈つづく〉





  E3においてエノクはあの彼と直接対面する。そのときにかわされる会話が難しい。
      途方もなき長くしてのときを、アレは、生きてきたるのだから。
            人の子としての魂と、天使としての魂が、
     罪深くしてのマナーにおいて、掛け合わされたことによって生まれた存在。

 「下位なるものが上位なるものと交わるとき、結果において下位のものからすれば上位なる
  もの、上位なるものからすれば下位なるものである、中間としてのものが、生まれる」。
           ずばり、これとしての存在が、ネフィリム。

     詩人としての想像力、その真価が、試されることになるであろう……。


BGM:いいな〜羨ましいな〜、実は、それは作者にはできないこと、叶わないことなんだ。
         準備者は、そのまかないに与ることができないんだ……。























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