2.断罪(pt3) 戦闘
文字数 7,305文字
前口上:
” Let’s make a huge bullshit on it !” (さあ今回も大法螺吹くぜー)
「イエェェェ~イ!!」
サンシャイン
〈急速暗転〉
Re:
「女の骨盤の内には、なにか得体の知れない”力”がやどっている。
”左右”に振られんば、”前後”にグラインドされたらば、もうこれは圧巻だ!」
『もう〜玉爛ーーーんんん!』w。(by えろ村何某)
論拠:
https://www.youtube.com/watch?v=WOk3GNxxPxw&list=RDWOk3GNxxPxw&index=1
℃-ute 『アダムとイブのジレンマ』
〈急速暗転その2〉
Re: 『告白 』by 見張りの天使。
子宮の中はどこかの異世界と繋がっているに違いない。もしかしたら(ガフの部屋として
有名になった)”Otsar”(宝物庫)とはこれのことを指しているのではないだろうか?。
胎盤は星々の動きを記録する感光盤。それは天のコードとして魂に間接的に転写される。
要はアレ以降…ヒトはコレの中で培養されるようになったのだ。神に代わって、
女たちの体内で増殖は始められる。他の在来の有機生命と同じくなった。
だがイヴらが備えるのは特別だと言っていい。錬金術師らが操るコルベンといっても
支障はなかろう。魂を来らしめ肉とつなぐための禁断の聖所…。
この内に我の精たるものを注ぎ入れたればどうなる?。
我も又、子なるものを持つことが叶うやも知れない。あの方と同じく?。
・・・・・。我が分身たる”子”なるものを … 我も持ちたい。
以上は表層のお話し。所詮はキレイ事。
ヒトは特別な存在としてある。極端に精妙なる霊と浅ましくも粗暴なる物質性が混在している。各々が浸透しあって成り立っている。それぞれには、これを統括するコード・システムが控えている。背後に、複数、
制御などできようわけがない(神の導きあってのもの)。そして、これは本微量の変化で
あっても、フィードバックは、即時、リアルタイムで、果たされてしまうこととなる。
イヴにおいては、地球の霊性(ガイア)までもが流入している。ガイアは宇宙の階層性には
抗えない。つまりは天使らの方が彼女より格上なのだ。
エグリゴリらが肉を介してイヴと混ざり合うことを夢想するには十分すぎる状況があった。
あまりに魅力的だったのだ。その行為の”形”そのものが…。この浅ましき行為によってのみ
叶うる奇跡があった。彼等にとってさえ彼方となる『至聖体』と同格/同体となれる。
注)(分け御霊のことを言っている。)本一時の話でしかないが、
ことができる。否、こちら方が立場は上になる…主導権はこちらに委ねられるのだから…。
『覆水盆に返らず』、これが常なるの⤴︎非情なるの⤴︎、宇宙の⤴︎、
『理 』ってへことになるわけじゃ。
よって、贖うことさえ許されない罪ってもんも御座りまする〜…。
ちょっと待ったーッ。
締める前に言っておかねばなるまいことがあるだろー!。
このことの背後には彼等であってさえ一切感知することができなかった
超法規的な力が働いていたのは間違いあるまい!。
”Don’t let “HIM” allowed to tempt me”.
この”祈り”は、魂の奥底から絶叫的に行うべきものだかンナー!。
”Ab hoste maligno defende me.”
(アップ ホステ マリーニョ デフェンデ メ)
「悪しき敵(〇〇)よりわれを護り給え。」
こいつもなーりーーーー!
〈ゆっくり暗転。気分を変えながら。〉
Re: 話しを進めよう。だけど最初は設定こみ。
朝日が登った。
舞台は恐ろしくだだっぴろい太古の草原地帯。そこに父たる見張りの天使と
ギバーリームを中心にして陣が敷かれている。この二種は混在してる。
彼等を囲んでネフィリム。そして最外周には魂のない”虚ろな器”としての土工。
総計千体。その大部は不可視モードを展開中。
だから大草原の眺めは意外とあっさりしてたんだ!。
注)エグリゴリとネフィリムは不死。
但しネフィリムは土工内に収まっている限りの条件付き。
両者の場合、煮ようが焼こうがその命が途絶えることは基本ない。
ギバーリームは長命ではあるが寿命があるにはある。
人間よりの造りのため。
〈暗転〉
Re: 本格的に開演。
四騎士が到来すると同時に暗雲がみるみる広がってゆく。
突如湧いてで、辺りは急速に暗くなった。
そして稲妻が走りだした。
少し遅れて雷鳴…。
恐ろしく広範囲で稲妻がシャワーのようになって降り注ぐ…。
その雷撃は尽きない。青白き刃はいよいよもってその数を増してゆく。
地にあるものを刺し貫いてこれに飽くことがない。
何をしてる?何を焼いてる?只の仰々しい威かしか?。
いや違う。
最初から断罪の騎士らの眼には、見かけとはまったく違う別の光景が映し出されていた。
上空からは既に非常な広範囲でトーラス(円環)が形成されているのが確認されていた。
その実体は”異形の群れ”が大地を周遊、闊歩する様子だ。
みな恐ろしく巨体で姿形はてんでばらばら。形態における統一感はまったくなかった。
その数は数え切れないほどに多く、おそらく千はくだるまい。
山が動くかのようにして静かに移動している。
みっしりと奇怪なるものたちが大地を埋め尽くし徘徊していた…。
雷撃はこれらのものに浴びせられていたのだ。
即刻、即座に、焼き滅ぼさんとするかのように。
稲妻の数が増えるに従い、その火力も上がってゆく。
青白いを通り過ぎ、いつしか眩いばかりの黄金の輝きへと変わる。
急激に怒張、膨張し、爆裂するかのような変化だった。
最初は毛ほどもダメージも受けてなさそうな土工たちだったが、周回に遅れが出だした。
そして歩みは突如停止されていた。全身に痙攣が引き起こっている。ガクガクと膝は震えて
上半身が崩れ落ちた。みなひざ立ち(半折れ)になっている。そして雷撃に耐えるだけが
精一杯の有様となった。
だが、さらに電撃は、その数を増してゆく。
延々と降りそそぐが如く、地に叩き込まれて止む気配がない。
その激しさは、ただ「圧巻」と言うしかなかった…。
”御怒り”そのものが稲妻に姿を借りて照射されていたのだ。
もうそれは物理現象などと言えるものではなかった。
神聖なる意志
防御は一切不可能で一方的なるがままに蹂躙されるのみ。
あからさまにして直情的なる御怒りの直撃だ。
根底からの異化/変換/黒化…なにか恐ろしいことが引き起こされているのがわかる。
これは魂において頓に…。
この光景が繰り広げられる間、四騎士に動く気配は一切なかった。
冷徹なる眼差しでただ静かに見つめるまで。
固く口は結ばれたままだ。
〈暗転〉
Re:落ちて迫りくる災厄。
電撃はいつしか知らずうちに止んでいた。大地の上に動けるものは一つたりとてなかった。
すべては最初の位置のまま固まったかのよう。しっかり意識があったのはエグリゴリのみ。
だが彼らにあっても体にもう自由はなくなっている。うまく動かせない。
二種の子らも同じ。だが意識は更に朦朧としている。
雷撃が止むと同時に上空には蓋をするかのように暗黒が広がっていった。
そして中心にはなにか星のようなものが見えた。
急速に地上へと接近してきている。
エグリゴリらだけがこの存在に気づいた。
「あれは一体何だ?」
「我らの元、此処へと来るのか?」
「何をするつもりだ?」
「まさか、アヌリオス!」
彼らは一時、完全に言葉を失う。
『嗚呼 ~ 何と酷 いことを主はなさるのだ…』
『八つ裂きにされる方がまだましだ』
『アレの供物として、いや慰めとして、我らを差し出すつもりなのかーーーッ!』
*この三段は徐々に慟哭の叫びへと変わっていってる。
髑髏の陰影を宿したその星は刻一刻と地球へと近づいてくる。
衝突までの時間は、あとわずか15分足らずか…。
〈暗転〉
これ以降に投入され蕩尽されたエネルギーも計り知れないものなのだ。
だが、すべては瞬く間に、一方的に決着がつけられてゆく。
四騎士たちによって。それはそれは優雅に冷静に、そして圧倒的なるまでにスマートに…。
状況への視点(カメラ)は目まぐるしく、矢継ぎ早に切り替わる。
こと此処にあっても、そこに繰り広げられていたドラマは数知れないのだ。
それらは恐るべきスピードで展開されていってた。
現在の状況、事態、向こうの思惑を理解した上で、エグリゴリは細心の注意を払いながら
子等へと念話を送る。『ただちに逃げろ』と!。その為の猶予を私等が稼ぐと。
強靭なる肉体を持つ土工たちには再起動が進行している。間も無く活動が再開されるであろう。ネフィリムはもうダメで土工の自動稼働に自己の処遇を預けてしまっている。
まあ彼らはセンシティブだからね…。
ギバーリームはなんとか意識は保てて、状況も理解できてた。彼らはセンシティブさにはやや欠けるが、やはり五体、五門からの情報の取り込みは大切なのだ。トータル性では彼らはまだ生物としてはまだましなのだ。父の言われるまま、今後の活路を見出すべく、逃げることのみに専念する。彼らには瞬間空間移動の能力もある。隙をみて飛ぶつもりだ…。
〈暗転〉
Re: Combat (I), objectives cognized Four.
電撃が止んで間も無く、土工たちの活動が再開される。
それもいきなり戦時コード[ultimate]で!。
あれらでさえ、彼らの機構においては然程の影響もなかったのだ…。
大地の四隅に敵を確認。絶対警戒信号が最大輝度で点灯している。
フル出力で徹底抗戦せよとの印(サイン)でもあった…。
正体不明のハウリングが湧き起こってゆく。不気味な鼓動のようにも聞こえこれる。
これが波状に広がって空間を埋め尽くしてゆく。ニュートラルの状態で力を急速に溜め込んで
いるのだ。それが互いに共鳴しあっている。重低音の見えないベールが、あたり一面を、
這って、のたうちまわる。際どいムードが高まってゆく。
Buumunmunmun・Umunmunmun・Mummummunnn…
Wamn-wamn-wamn・Wamuuumn・Wuuuumn・Wuuuumn・Wamnnnn…
Gyo―uuummmnnnnnnn…Gyo―uuummmnnnnnnn…
(ATのローラーダッシュのSEをイメージしてもいいかも)
臨界点を迎えたその一刹那、
怒涛の如くにしてそれらは一斉に行動を開始していた。
*もう一っこBGMここで入れるわ。De Futura, MAGMA, 17:35
*あくまでイメージとして…。https://www.youtube.com/watch?v=vzyOi5XRu_g
地を高速で移動するもの。
宙に舞い上がり滑空するもの。
土中に潜り侵攻するもの。
地上は悪夢の如きダイナミズムが展開される舞台となっていた…。
Re: おことわりのための一時停止。
以降のCOMBATは演出的に一切の現場の音はカットされます。よって映像描写のみ。
その代わりにBeethoven’s Moonlight Sonataが流れる。女性コーラスを使ったものが理想
なのだが良いのがなかった。なので、これをとりあえずで採用しました。
https://www.youtube.com/watch?v=-e75CDGpkGw
Moonlight Sonata (Orchestral) 3:05
品良くあっさりしてるのがいい。
そして再開へ…。
Re: Combat (II), action.
四騎士はその姿を変えず。静かな歩みをもって中央へと向かってゆく。
ただその歩みに連れ、背後の光輪がその煌きを増していった。
一歩を踏み出す度にまたその後光は巨大になってゆく。
撓んで伸びて広がって、まるで孔雀の羽のようだ。
襲いかかる土工を前に突如その姿は掻き消されたかのように見えなくなった。
いつの間にやら彼方に所在しており、先と変わらず優雅に中央に向けて歩みを続けていた。
攻撃は驚くべき速さで避けられていたのだ。
嫋やかに滑らかにその移動は目も眩むスケールをもって行われていた。
棚引くかのようにして黄金の光がその軌跡には残っている。
その残光は煌めいていて、あまりに神々しい。
何故かこの黄金の軌跡は消え失せない。まったく色褪せない。
見る間に草原は光の帯で縫われて埋め尽くされてゆく。
筆捌きにも似た動きで空間は軌跡によって黄金色に塗りつぶされてゆく。
だんだんと隙間はなくなって中の様子は見えなくなっていった。
すべてを包み込んで繭のようなものがゆっくりと出来上がってゆく。
上空遥かにも四騎士の軌跡はあったのだ。
黄金に輝く超巨大ドームが大地の上にあるだけとなっている…。
*(この辺でSonataは終わる。突然現場の音が映像に重なって聞こえてくる。)
何故かハウリング音だけがドームを背景にして突如流れてくる。
だが最初と比べればそれは何か危うく元気がない。
断末魔のものであることが想像できた。
最後の呻きの如くに加減が加えられており、
そしてゆっくりとそれは消えて聞こえなくなっていった…。
あの中では一体何が行われていたのか?。
四騎士はただ触れて回っていただけ。
まるで中は時間が停止したかのようだった。
すべてのものの動きは凍りついたかのように見えた。
四騎士だけが普通に動くことができていた。
いつからか時間の流れがあちら側とこちら側とでは違ってしまっていた。
これは加速装置でもないしThe World なるスタンド能力によるものでもない。
宇宙における上位にある別階層が、この時、この地球上へ、局所的に、突発的に
介入してきてしまっていた。あちらの振動数にこの地上がまったく追いつけないこと
が不自然なるの原因だ。
これを可能にしていたのが四騎士の現実的なこの地における実在だ。
彼らの物理的な来臨があってこそ、あちら世界における摂理がこの地でも成立しうる。
奇跡とは別次元からの介入のことを言う。
*ちょっとワッシも介入しとくハ:
映像的な演出においての話しです。最初は時間は両者同期している。
だから両者ともに動きの速さは変わらない。でも土工のアクションは段々とゆっくりに
なってゆくりしたものへと変わってゆく。片や四騎士は、最初はあわやの瞬間に
消えて彼方に現れるの繰り返し。(これって不自然ですよねー)。それが、段々と四騎士
の「分からんかった経過」の動きが把握できるようになってゆく。アクションの内容が
段々と加わってきて増えてゆく。
要は、両サイドに時の流れの違いがあるのだ。*これが核心だ。これをアクションをもって、
アクションの連続の中で表現できないといけない。ある程度のつなぎが、沢山のシーンの
連続があってこそ、初めてこのことが観客に自然と理解がなされるのではないだろうか。
そんで最終部は土工は目剥いて歯剥いてのままストップモーションばかりへと至る。
四騎士は必要以上に優雅に嫋やかに舞うが如くにアクションを行なっている様へと。
飛んで踏んで触れてだけなんだけどねー。
この過程の為だけにあの月光が使われる。
だからもうソナタの調べは今はもう止んでます。
両BGMはシーンも含めて互いばんこにツギハギにしてもいいかも?。
あられもない言い方をすれば、天使は速度レンジ無限で運動ができるだけ。
それも物理法則の影響を受けずに。緩急の変化のタイミングでのことね。
*介入終了。
そして…いつしかこの奇跡も止む。
結果だけを、ことの反映として、地上に残して。
あの光の繭は、もうどこにも見当たらない…。
先ず最初に気づいたのは音の不在だ。
あの耳障りなハウリングはまったく途絶えていた。
スッカスカとさえ思えてしまうほどあたりは静かだった。
これが返って不安を掻き立てる…。
見渡せば完全に動きの停止した土工ばかりが目に入る。
まるで凍ったかのよう。彼らに触れられただけでこうなった。
空中にて触れられたものは飛行の態勢のまま、真っ逆さまに落下している。
あられもない無様な姿のまま大地に突っ込み停止してる。
土中からの進軍あらば、これを足でトンと踏んだまでだったのだろう。
地上に顔を突き出したままの姿で停止している。
為されたのは完全なる〈シャットダウン〉。
触れるだけで[Code]の入力は果たされていた。
魂のない虚ろな骸としての土工たちは完全にデフォルトの状態へと還されていた。
そして引き続き奇妙なことが起こっていた。
停止した土工の下に影が広がってゆく。
そしてその影の中に土工たちは沈んでみなその姿を消した。
と同時に影そのものも見えなくなった。
〈暗転〉
Re: 供儀という名の断罪。
スッキリと片付いた大地の上で四騎士は中央へと歩みをゆっくりと進める。
残るはエグリゴリ、ネフィリムとしての土工、そしてギバーリーム。
そして彼らはある程度の距離を保って停止した。
その停止位置から光の柱が空に向かって聳え立った。巨大な柱で上空遥かまで達している。
そしてそれら四本の柱は光のトーラスを形成する。
*こんな感じ。
円形の柵をもってエグリゴリらを完全に封じ込めていた。
頭上のほぼ真上に星が接近する。
既に大気圏を突き破って誘導(トーラス)に導かれここへ落ちてくる。
もう避けることはかなわない。
残すところはもうわずか 7 分 あまり…。
〈続く〉
あとがき:
あとほんの少しなんですが分けました。
なんかグダグダと補足が出てきそうなんです。
例えば、クリスティンとゾフィーの出番が場中にあったそうなんですが、
これ描写としては割愛されてます。また四騎士の会話、念話内容とか・・・。
てッいうかー、全部こん中に詰め込むのはまずい気がしてきたのー。
では、まったねー。
PS:
ワッシの介入部分は誰に向けて伝えているか分かります?。
読者さんにではないです。あしからず。
” Let’s make a huge bullshit on it !” (さあ今回も大法螺吹くぜー)
「イエェェェ~イ!!」
サンシャイン
〈急速暗転〉
Re:
それ
もやけれど、これ
も入れんでええんとちゃうん?。「女の骨盤の内には、なにか得体の知れない”力”がやどっている。
”左右”に振られんば、”前後”にグラインドされたらば、もうこれは圧巻だ!」
『もう〜玉爛ーーーんんん!』w。(by えろ村何某)
論拠:
https://www.youtube.com/watch?v=WOk3GNxxPxw&list=RDWOk3GNxxPxw&index=1
℃-ute 『アダムとイブのジレンマ』
〈急速暗転その2〉
Re: 『告白 』by 見張りの天使。
子宮の中はどこかの異世界と繋がっているに違いない。もしかしたら(ガフの部屋として
有名になった)”Otsar”(宝物庫)とはこれのことを指しているのではないだろうか?。
胎盤は星々の動きを記録する感光盤。それは天のコードとして魂に間接的に転写される。
要はアレ以降…ヒトはコレの中で培養されるようになったのだ。神に代わって、
女たちの体内で増殖は始められる。他の在来の有機生命と同じくなった。
だがイヴらが備えるのは特別だと言っていい。錬金術師らが操るコルベンといっても
支障はなかろう。魂を来らしめ肉とつなぐための禁断の聖所…。
この内に我の精たるものを注ぎ入れたればどうなる?。
我も又、子なるものを持つことが叶うやも知れない。あの方と同じく?。
・・・・・。我が分身たる”子”なるものを … 我も持ちたい。
以上は表層のお話し。所詮はキレイ事。
ヒトは特別な存在としてある。極端に精妙なる霊と浅ましくも粗暴なる物質性が混在している。各々が浸透しあって成り立っている。それぞれには、これを統括するコード・システムが控えている。背後に、複数、
それら
が働いている。トータルでみれば複雑にして巨大な大伽藍(神殿と呼ぶ人もいる)。その時点での支配的なるものが何でかにもよるが、基本、すべての行いの結果は、内部において結晶化される!。制御などできようわけがない(神の導きあってのもの)。そして、これは本微量の変化で
あっても、フィードバックは、即時、リアルタイムで、果たされてしまうこととなる。
イヴにおいては、地球の霊性(ガイア)までもが流入している。ガイアは宇宙の階層性には
抗えない。つまりは天使らの方が彼女より格上なのだ。
エグリゴリらが肉を介してイヴと混ざり合うことを夢想するには十分すぎる状況があった。
あまりに魅力的だったのだ。その行為の”形”そのものが…。この浅ましき行為によってのみ
叶うる奇跡があった。彼等にとってさえ彼方となる『至聖体』と同格/同体となれる。
注)(分け御霊のことを言っている。)本一時の話でしかないが、
それ
を味わうことができる。否、こちら方が立場は上になる…主導権はこちらに委ねられるのだから…。
『覆水盆に返らず』、これが常なるの⤴︎非情なるの⤴︎、宇宙の⤴︎、
『
よって、贖うことさえ許されない罪ってもんも御座りまする〜…。
ちょっと待ったーッ。
締める前に言っておかねばなるまいことがあるだろー!。
このことの背後には彼等であってさえ一切感知することができなかった
超法規的な力が働いていたのは間違いあるまい!。
”Don’t let “HIM” allowed to tempt me”.
この”祈り”は、魂の奥底から絶叫的に行うべきものだかンナー!。
”Ab hoste maligno defende me.”
(アップ ホステ マリーニョ デフェンデ メ)
「悪しき敵(〇〇)よりわれを護り給え。」
こいつもなーりーーーー!
〈ゆっくり暗転。気分を変えながら。〉
Re: 話しを進めよう。だけど最初は設定こみ。
朝日が登った。
舞台は恐ろしくだだっぴろい太古の草原地帯。そこに父たる見張りの天使と
ギバーリームを中心にして陣が敷かれている。この二種は混在してる。
彼等を囲んでネフィリム。そして最外周には魂のない”虚ろな器”としての土工。
総計千体。その大部は不可視モードを展開中。
だから大草原の眺めは意外とあっさりしてたんだ!。
注)エグリゴリとネフィリムは不死。
但しネフィリムは土工内に収まっている限りの条件付き。
両者の場合、煮ようが焼こうがその命が途絶えることは基本ない。
ギバーリームは長命ではあるが寿命があるにはある。
人間よりの造りのため。
〈暗転〉
Re: 本格的に開演。
四騎士が到来すると同時に暗雲がみるみる広がってゆく。
突如湧いてで、辺りは急速に暗くなった。
そして稲妻が走りだした。
少し遅れて雷鳴…。
恐ろしく広範囲で稲妻がシャワーのようになって降り注ぐ…。
その雷撃は尽きない。青白き刃はいよいよもってその数を増してゆく。
地にあるものを刺し貫いてこれに飽くことがない。
何をしてる?何を焼いてる?只の仰々しい威かしか?。
いや違う。
最初から断罪の騎士らの眼には、見かけとはまったく違う別の光景が映し出されていた。
上空からは既に非常な広範囲でトーラス(円環)が形成されているのが確認されていた。
その実体は”異形の群れ”が大地を周遊、闊歩する様子だ。
みな恐ろしく巨体で姿形はてんでばらばら。形態における統一感はまったくなかった。
その数は数え切れないほどに多く、おそらく千はくだるまい。
山が動くかのようにして静かに移動している。
みっしりと奇怪なるものたちが大地を埋め尽くし徘徊していた…。
雷撃はこれらのものに浴びせられていたのだ。
即刻、即座に、焼き滅ぼさんとするかのように。
稲妻の数が増えるに従い、その火力も上がってゆく。
青白いを通り過ぎ、いつしか眩いばかりの黄金の輝きへと変わる。
急激に怒張、膨張し、爆裂するかのような変化だった。
最初は毛ほどもダメージも受けてなさそうな土工たちだったが、周回に遅れが出だした。
そして歩みは突如停止されていた。全身に痙攣が引き起こっている。ガクガクと膝は震えて
上半身が崩れ落ちた。みなひざ立ち(半折れ)になっている。そして雷撃に耐えるだけが
精一杯の有様となった。
だが、さらに電撃は、その数を増してゆく。
延々と降りそそぐが如く、地に叩き込まれて止む気配がない。
その激しさは、ただ「圧巻」と言うしかなかった…。
”御怒り”そのものが稲妻に姿を借りて照射されていたのだ。
もうそれは物理現象などと言えるものではなかった。
神聖なる意志
そのもの
が稲妻を依り代にして発露していた。防御は一切不可能で一方的なるがままに蹂躙されるのみ。
あからさまにして直情的なる御怒りの直撃だ。
根底からの異化/変換/黒化…なにか恐ろしいことが引き起こされているのがわかる。
これは魂において頓に…。
この光景が繰り広げられる間、四騎士に動く気配は一切なかった。
冷徹なる眼差しでただ静かに見つめるまで。
固く口は結ばれたままだ。
〈暗転〉
Re:落ちて迫りくる災厄。
電撃はいつしか知らずうちに止んでいた。大地の上に動けるものは一つたりとてなかった。
すべては最初の位置のまま固まったかのよう。しっかり意識があったのはエグリゴリのみ。
だが彼らにあっても体にもう自由はなくなっている。うまく動かせない。
二種の子らも同じ。だが意識は更に朦朧としている。
雷撃が止むと同時に上空には蓋をするかのように暗黒が広がっていった。
そして中心にはなにか星のようなものが見えた。
急速に地上へと接近してきている。
エグリゴリらだけがこの存在に気づいた。
「あれは一体何だ?」
「我らの元、此処へと来るのか?」
「何をするつもりだ?」
「まさか、アヌリオス!」
彼らは一時、完全に言葉を失う。
『
『八つ裂きにされる方がまだましだ』
『アレの供物として、いや慰めとして、我らを差し出すつもりなのかーーーッ!』
*この三段は徐々に慟哭の叫びへと変わっていってる。
髑髏の陰影を宿したその星は刻一刻と地球へと近づいてくる。
衝突までの時間は、あとわずか15分足らずか…。
〈暗転〉
これ以降に投入され蕩尽されたエネルギーも計り知れないものなのだ。
だが、すべては瞬く間に、一方的に決着がつけられてゆく。
四騎士たちによって。それはそれは優雅に冷静に、そして圧倒的なるまでにスマートに…。
状況への視点(カメラ)は目まぐるしく、矢継ぎ早に切り替わる。
こと此処にあっても、そこに繰り広げられていたドラマは数知れないのだ。
それらは恐るべきスピードで展開されていってた。
現在の状況、事態、向こうの思惑を理解した上で、エグリゴリは細心の注意を払いながら
子等へと念話を送る。『ただちに逃げろ』と!。その為の猶予を私等が稼ぐと。
強靭なる肉体を持つ土工たちには再起動が進行している。間も無く活動が再開されるであろう。ネフィリムはもうダメで土工の自動稼働に自己の処遇を預けてしまっている。
まあ彼らはセンシティブだからね…。
ギバーリームはなんとか意識は保てて、状況も理解できてた。彼らはセンシティブさにはやや欠けるが、やはり五体、五門からの情報の取り込みは大切なのだ。トータル性では彼らはまだ生物としてはまだましなのだ。父の言われるまま、今後の活路を見出すべく、逃げることのみに専念する。彼らには瞬間空間移動の能力もある。隙をみて飛ぶつもりだ…。
〈暗転〉
Re: Combat (I), objectives cognized Four.
電撃が止んで間も無く、土工たちの活動が再開される。
それもいきなり戦時コード[ultimate]で!。
あれらでさえ、彼らの機構においては然程の影響もなかったのだ…。
大地の四隅に敵を確認。絶対警戒信号が最大輝度で点灯している。
フル出力で徹底抗戦せよとの印(サイン)でもあった…。
正体不明のハウリングが湧き起こってゆく。不気味な鼓動のようにも聞こえこれる。
これが波状に広がって空間を埋め尽くしてゆく。ニュートラルの状態で力を急速に溜め込んで
いるのだ。それが互いに共鳴しあっている。重低音の見えないベールが、あたり一面を、
這って、のたうちまわる。際どいムードが高まってゆく。
Buumunmunmun・Umunmunmun・Mummummunnn…
Wamn-wamn-wamn・Wamuuumn・Wuuuumn・Wuuuumn・Wamnnnn…
Gyo―uuummmnnnnnnn…Gyo―uuummmnnnnnnn…
(ATのローラーダッシュのSEをイメージしてもいいかも)
臨界点を迎えたその一刹那、
怒涛の如くにしてそれらは一斉に行動を開始していた。
*もう一っこBGMここで入れるわ。De Futura, MAGMA, 17:35
*あくまでイメージとして…。https://www.youtube.com/watch?v=vzyOi5XRu_g
地を高速で移動するもの。
宙に舞い上がり滑空するもの。
土中に潜り侵攻するもの。
地上は悪夢の如きダイナミズムが展開される舞台となっていた…。
Re: おことわりのための一時停止。
以降のCOMBATは演出的に一切の現場の音はカットされます。よって映像描写のみ。
その代わりにBeethoven’s Moonlight Sonataが流れる。女性コーラスを使ったものが理想
なのだが良いのがなかった。なので、これをとりあえずで採用しました。
https://www.youtube.com/watch?v=-e75CDGpkGw
Moonlight Sonata (Orchestral) 3:05
品良くあっさりしてるのがいい。
そして再開へ…。
Re: Combat (II), action.
四騎士はその姿を変えず。静かな歩みをもって中央へと向かってゆく。
ただその歩みに連れ、背後の光輪がその煌きを増していった。
一歩を踏み出す度にまたその後光は巨大になってゆく。
撓んで伸びて広がって、まるで孔雀の羽のようだ。
襲いかかる土工を前に突如その姿は掻き消されたかのように見えなくなった。
いつの間にやら彼方に所在しており、先と変わらず優雅に中央に向けて歩みを続けていた。
攻撃は驚くべき速さで避けられていたのだ。
嫋やかに滑らかにその移動は目も眩むスケールをもって行われていた。
棚引くかのようにして黄金の光がその軌跡には残っている。
その残光は煌めいていて、あまりに神々しい。
何故かこの黄金の軌跡は消え失せない。まったく色褪せない。
見る間に草原は光の帯で縫われて埋め尽くされてゆく。
筆捌きにも似た動きで空間は軌跡によって黄金色に塗りつぶされてゆく。
だんだんと隙間はなくなって中の様子は見えなくなっていった。
すべてを包み込んで繭のようなものがゆっくりと出来上がってゆく。
上空遥かにも四騎士の軌跡はあったのだ。
黄金に輝く超巨大ドームが大地の上にあるだけとなっている…。
*(この辺でSonataは終わる。突然現場の音が映像に重なって聞こえてくる。)
何故かハウリング音だけがドームを背景にして突如流れてくる。
だが最初と比べればそれは何か危うく元気がない。
断末魔のものであることが想像できた。
最後の呻きの如くに加減が加えられており、
そしてゆっくりとそれは消えて聞こえなくなっていった…。
あの中では一体何が行われていたのか?。
四騎士はただ触れて回っていただけ。
まるで中は時間が停止したかのようだった。
すべてのものの動きは凍りついたかのように見えた。
四騎士だけが普通に動くことができていた。
いつからか時間の流れがあちら側とこちら側とでは違ってしまっていた。
これは加速装置でもないしThe World なるスタンド能力によるものでもない。
宇宙における上位にある別階層が、この時、この地球上へ、局所的に、突発的に
介入してきてしまっていた。あちらの振動数にこの地上がまったく追いつけないこと
が不自然なるの原因だ。
これを可能にしていたのが四騎士の現実的なこの地における実在だ。
彼らの物理的な来臨があってこそ、あちら世界における摂理がこの地でも成立しうる。
奇跡とは別次元からの介入のことを言う。
*ちょっとワッシも介入しとくハ:
映像的な演出においての話しです。最初は時間は両者同期している。
だから両者ともに動きの速さは変わらない。でも土工のアクションは段々とゆっくりに
なってゆくりしたものへと変わってゆく。片や四騎士は、最初はあわやの瞬間に
消えて彼方に現れるの繰り返し。(これって不自然ですよねー)。それが、段々と四騎士
の「分からんかった経過」の動きが把握できるようになってゆく。アクションの内容が
段々と加わってきて増えてゆく。
要は、両サイドに時の流れの違いがあるのだ。*これが核心だ。これをアクションをもって、
アクションの連続の中で表現できないといけない。ある程度のつなぎが、沢山のシーンの
連続があってこそ、初めてこのことが観客に自然と理解がなされるのではないだろうか。
そんで最終部は土工は目剥いて歯剥いてのままストップモーションばかりへと至る。
四騎士は必要以上に優雅に嫋やかに舞うが如くにアクションを行なっている様へと。
飛んで踏んで触れてだけなんだけどねー。
この過程の為だけにあの月光が使われる。
だからもうソナタの調べは今はもう止んでます。
両BGMはシーンも含めて互いばんこにツギハギにしてもいいかも?。
あられもない言い方をすれば、天使は速度レンジ無限で運動ができるだけ。
それも物理法則の影響を受けずに。緩急の変化のタイミングでのことね。
*介入終了。
そして…いつしかこの奇跡も止む。
結果だけを、ことの反映として、地上に残して。
あの光の繭は、もうどこにも見当たらない…。
先ず最初に気づいたのは音の不在だ。
あの耳障りなハウリングはまったく途絶えていた。
スッカスカとさえ思えてしまうほどあたりは静かだった。
これが返って不安を掻き立てる…。
見渡せば完全に動きの停止した土工ばかりが目に入る。
まるで凍ったかのよう。彼らに触れられただけでこうなった。
空中にて触れられたものは飛行の態勢のまま、真っ逆さまに落下している。
あられもない無様な姿のまま大地に突っ込み停止してる。
土中からの進軍あらば、これを足でトンと踏んだまでだったのだろう。
地上に顔を突き出したままの姿で停止している。
為されたのは完全なる〈シャットダウン〉。
触れるだけで[Code]の入力は果たされていた。
魂のない虚ろな骸としての土工たちは完全にデフォルトの状態へと還されていた。
そして引き続き奇妙なことが起こっていた。
停止した土工の下に影が広がってゆく。
そしてその影の中に土工たちは沈んでみなその姿を消した。
と同時に影そのものも見えなくなった。
〈暗転〉
Re: 供儀という名の断罪。
スッキリと片付いた大地の上で四騎士は中央へと歩みをゆっくりと進める。
残るはエグリゴリ、ネフィリムとしての土工、そしてギバーリーム。
そして彼らはある程度の距離を保って停止した。
その停止位置から光の柱が空に向かって聳え立った。巨大な柱で上空遥かまで達している。
そしてそれら四本の柱は光のトーラスを形成する。
*こんな感じ。
円形の柵をもってエグリゴリらを完全に封じ込めていた。
頭上のほぼ真上に星が接近する。
既に大気圏を突き破って誘導(トーラス)に導かれここへ落ちてくる。
もう避けることはかなわない。
残すところはもうわずか 7 分 あまり…。
〈続く〉
あとがき:
あとほんの少しなんですが分けました。
なんかグダグダと補足が出てきそうなんです。
例えば、クリスティンとゾフィーの出番が場中にあったそうなんですが、
これ描写としては割愛されてます。また四騎士の会話、念話内容とか・・・。
てッいうかー、全部こん中に詰め込むのはまずい気がしてきたのー。
では、まったねー。
PS:
ワッシの介入部分は誰に向けて伝えているか分かります?。
読者さんにではないです。あしからず。