7. 時間牢。

文字数 3,258文字

OP: Brian Eno - 2 Forms Of Anger 3:16
   https://www.youtube.com/watch?v=vZ5mVkipqZ4
     前項からの繋ぎ。開幕までの助走。もしくは日和らない姿勢の表明として。

そして

、連続して本編BGM(ループで)スタート
  CAN - Gomorrha 5:50 ハイボリュームで!
    https://www.youtube.com/watch?v=wApm6Skv3Q0
      今回使ってしまいます。時間牢発現のBGMとして。HDがありました。


Re: 征圧開始。

暗い空から光の渦が舞い降りてきた。
そして幾重もの(ひだ)を作って島のすべてを包んでいった。

何人(なんぴと)も、コレからの影響を
拒むこと、阻むこと、逃れることはできない…。







Re: 時間牢。All & Everythig “rigid” and this yarn gets “stiffest” !

瞬く間にすべては渦に覆われ、そして飲み込まれていった。
すぐさまに、侵食が、否、”沈潜”がすべてにおいて始まる。
ほんの少しだけ。「程よい」深さにおいて…。







島全体が一転して隔絶された空間となっていた。
まるで異世界における浮島のようだ。
そして、”背景に控えて在るもの”が、物質の表面に滲み浮かんでくる…。



すべての島にあるものが、光の粒立(つぶだ)ちのようなものを
その表面に浮かび上がらせている。
まるで”()”を吹いたかのよう。
キラキラと輝くビーズのようなもので覆われている。
極微での分離、分解でも起こっていたのだろうか?。
各個で、フルフルと震えて、またユラユラと流れ去ってゆく…。



その動きに規則性はまったくない。
恐ろしくデタラメで、まるで生き物かのよう。
無数のシジミ蝶が羽を休めて止まっているみたい。
羽をパ~タパ~タ、ゆっくりと、開いたり閉じたり…。
これはあくまで”印象”としての話だ。



隔絶された閉鎖空間であることに間違いはあるまい。
冷ややかにしてまるで宇宙空間?、と思える程の静謐性を保っている。
然し、見かけには驚くほどの変化の相貌、その激しさ不安定さを顕していた。

この様が、見る者の意識を何故か焼いてしまうのだ。 
何故か、マインドの働きは無力なるものにされてしまう。
裏返されて溢れている向こう側を察知した途端にだ!。
一切の思考活動は停止を余儀なくされてしまう。
絶対に、完璧に、圧倒的なまでに!…。

その島に実在するすべては、見かけや形状、その構成に変化は一切ない。
しかし…、すべては不自然なまでに”直立”したかのようになっている。
まるで痙攣よって硬直し、そのまま固まってしまったかのよう…。

今、この島に、”時間”の観念といったものは存在しない。
また、”空間”といった概念さえも!。
し得ないのだ…。


〈暗転〉


Re: 万物の背景に充満して在るもの。その露呈…。

事物の背景にあるもの。成立における真の源泉。
ある種のパワーフィールドと呼ぶべきものなのかも知れない。
物質のすべてを具現化しているものの正体。
光とも波動とも全くの別なるもの…。

現存するすべては(幻影として)これによって産み出されている。
すべては、これによって[生まれ/来たりて/有りて/結ばれて]
そしてすぐに消え去ってゆくのだ。

然して、それ自体は、行為に対しては何の意思も意識も目的も持ってはいない。
すべてに、我関せずの顔を決め込んでいる。
事実、それ自体は、全く一切変化せず、増えもしなければ減りもしはしない。
いつも背景にあって永遠にその体は保たれている。
これが特権なのだ…。

それ自体が今!、物資の表面に、衆目の眼前に、浮かび上がったきてしまっている。
背後に潜んであるべきが表を浸し、結果その面は著しく掻き乱されてしまっている!。
これが粒子の粒立ち、流動化の原因である…。


〈暗転〉


”時間牢”…それはただの通り名でしかない。
その実態は次元位相の陥没化現象を引き起こす操作。
光などはまったく関係しない。
当然に素粒子とかとも関係してない。
万物の存在を背景から在らしめている、結像を支えている何か…。
光源みたいなもの…。例えとするならばやはりこうなるか…。
然し、(くど)いが光とは全く関係ないものなのだ。
むしろブラックホールの方がまだ実態にはるかに近くなるのかも知れない。

これが”時間牢”のすべて。こんだけ。これが実情だ…。

かっての旧宇宙科学が到達したそれの頂点、その一つであったことに間違いない。
ただ…兵器としてしか、その利用の道がなかったものだった。
だって向こう側には何もないのだから…。

特的の空間に対してのみに作用させることが可能であった。
作動、継続維持、解除は思いのまま。
定点において永遠に永劫に機能させることさえも…。

〈暗転〉





ここで少し脱線:

かって、旧宇宙の住人たちがこれをどのようにして発見したのだろうか?。
最初の切っ掛けはポリゴンを無限数増やしたことだった(らしい)。
仮想空間を現実と等価なもの、否、超えさえするものにする為に!。

現存する世界と、宇宙に対して、まったく齟齬のない仮想空間。
100%調和しつつ、また通底も全く抜かりのないもの。
そんな完全にして完璧な、連続体としての仮想世界。
これが命題だった。

    追記:
    仮想空間っていったて〜、
    自前ですべてこしらえるものなんかではないんだ。
    これの場合は完全に”閉じた”ものとなってしまう。死んだ世界でしかない。
    彼らにおいては、そのことを、そうなることを回避する為には?!ってのが
    重要にして深刻なる課題になってた。でっ、どうしたのかというと〜…、
    センサー機器による入力データを、最大限に活用したんだ。
    そうすることにしか道はなかったのだから…。
    とんでもなく精密にして、かつ望遠をもってして現実をモニターできる
    その術があったのだとしておいてくださいっと。了。

そして…最終的には、
こちら側からあちら側へと、変革の力を及ぼすことさえも可能にする!。
とある事案の為、これの開発が急務の絶対課題であったのだ。

そしてその試行錯誤の果てに、とある失敗によって、このプロジェクトは破棄される。
だが、その代償として、偶然に、このテクノロジーは獲得されたのだ!。
真の根源、真の源泉たる次元を開示(だけ)する技。
これは禁忌の技とされていた…。


〈暗転〉



特別介入:

無限力にも等しい謎の空無としての次元…。
その正体は宇宙開闢に関わる推進力としか言えない場。
あの三つ組みが最初に揃い微睡む至高圏の場そのもの。
そこには三つ組みが既に召喚されてしまっている。
御言葉を待ちて、今まさに創造に携わらんとして待機する、地平線のその向こう側。
非在として、ただ在るだけのもの…。

これの発見の時に持ち上がった恐るべき災厄については、
That’s another story.
Someday, with another chapter, I will talk about it later…。

介入終わり。

そして〈続く〉と致します。



今回のメインは CAN の Gomorrha でした!。

お正月だし…。

再見!。




付録:


夜勤する地下施設のみなさん



  Hey! This is fantastic!!
  It’s like cotton candy.
  What’s gonna happen to me?.
  Holiday, tomorrow ?



♬Shiny, shiny, shiny boots of leather
 Whiplash girlchild in the dark.♬



 It’s rambling and shining.
 And comming down.



 What a hell is going on?
 What am I supposed to do?






暇なときに増〜やそっと!w。

画像集めも加工も肩こりの原因なんだよな〜



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