7. アーカーシャ記録

文字数 5,009文字

Re: 地球がなぜ辺境の地となるのか?

この宇宙は階層構造(Hierarchy)になっている。
その創造のプロセスについては、「下降するオクターブ」をモデルとするのが一番わかりやすい。

Do〔絶対〕▷si〔全宇宙〕▷la〔全太陽〕▷sol〔太陽〕▷fa〔全惑星〕▷mi〔地球〕▷re〔月〕▷ do{絶対}

各音は、なんらかの世界創造を表す。下降に伴い、暫時スケールと振動数はより低いもの
へと変わる。重要なのは、神の関与は最初の始まり、”Do” においてのみであること。
その後の展開は、彼自身の意志とは関わりなく、”半”自動的に振動数を落としながら進んで
いく。最初にあった”勢い”と比べれば、地球に至っては、その活性力の半分以上が失われて
しまっている。振動が低いということは地球が、より「物質性」に支配された世界であること
を意味する。ぞんざいな話をすれば、この界隈では、生存のためには大変な苦労をしなければ
ならない。そういった

場所なのだ…。
以上の訳をもっての〈辺境〉である。

『神』を〈人間〉と見立てれば、「人間」にとっての〈蟻〉が如きが我々の位となろう。
 否、野に咲く野生の百合か?…はたまた、日向水に微睡む現生生物か?!。

『神』は『在られ』はするが、あまりに遠い遠い『彼方の存在』である。
 そが故に、人は狂おしいまでに恋い焦がれて『彼』を求めてしまう。

 与えられておりし『命』は、神そのものの分霊であるがために。

やがてに彼に帰り着くか、
それとも更なる辺境となる低位のDOへと落ち込んでゆくのか?。

人類の未来は未だ定まってはいない…。


*(骨子は、G・I・グルジェフの宇宙論に基づく)



〈ゆったり暗転〉



Re: 阿迦奢

人の想像するイメージが『現実化』する現象が起こっていた。
その求めの強さが鍵であることは間違いはない。
そして夢が共有されるに従い、その現実化はさらに加速する。

不思議なのは人間のほとんどが、この「異変」に気づかなかったことである。
それもそのはず、世界は即座に現象の根拠を提供できていたのだから。
間髪入れずに世界は整ってしまっていた。

あたかも当然至極で、まるで当たり前のような顔をして【それら】はそこにあった。
誰もが「ただ気付かなかっただけなのだ」として、すべてを納得了解する。
心のどこかで、社会の様変わりが早すぎることに懸念を持ったり、
本能的な違和感を抱いたりするはあったかもしれないが。

辛うじてこの事象に気づいた人たちもいたはいた。
が、その理解はあくまで表層的かつ独善的なものでしかなかった。
やがては現世利益を得るための方法論として総括されていた。
「引き寄せの法則」などと、いたって呑気でお気楽な言葉を与えていたまで。
変奏を加えながら、長く、あざとくもブームとなっている。
これさえも、なにがしかの作用の一端、誘導でしかなかったのかも知れないのに…。

ここで少し脱線して、そのバックボーンになるであろう出来事を挙げてみたい。
これならば、具体的な話なので通りがよくなる。
少しスコープは長期にはなるが、な~にこれも人類の歴史からすれば、
ほん一瞬のことと言えなくもない。

ことの始まりは産業革命だと思う。
 それの地ならしとしての大航海時代ってのもあったんだが…。
 他国を侵略、いや略奪を、国家ぐるみで、ヨーロッパ総出でやってた。
 バビロニアの血脈に今度こそ本気で火が入った。ルネッサンスはその前哨戦に如かず。
 がっ!これは少し脇に退けておこう…。
その後の変革は、産業革命を起動力としてすべて関連して進んでいく。
主たる事項をあげてみよう。

1764年産業革命。
1870年自動車。
1903年飛行機。
1908年T型フォード。
1914年WW1。(戦死者1600万人)
1939年WW2。(戦死者8500万人)
1945年原子爆弾の使用。
1953年テレビ放送(日本)
1974年パソコン。
1979年海外送金(日本)。
1988年インターネット。
1994年PlayStation
1995年Amason
2000年仮想&電子マネー。
2007年動画共有サービス。
2007年iPhone。
2010年銀行以外の事業者による海外送金が可(日本)。
2016年VR元年。

まずは、各々において、何故それが起こり、どんな影響を社会にもたらしたか?
当然に全ては関連している…。

〈割愛にして大きく略〉
一言だけ。

これらはヒトが産み出したものなのだろうか?

結果としての今を語るなら…

経済は露骨に、感情と欲望、なにより恐怖を梃子としたものになっている。
「安い、怖い、憎い、欲しい、したい、なりたい」

地に足のついた生活感が失われている。
「個への分断、権利意識の高揚、ある種の人格障害の蔓延」

資産の略奪 剥奪 移動が容易にして巧みにして迅速になっている。

若い人達の嗜好において、これはゲーム・ソフトに関わる話なのだが、
表現のフォーマットとして、偏奇なるもの、異端なるもの、猟奇なるものが
クローズアップされてしまっている。それらのベースは、遠に、闇に沈んでいた、
人類にとっての古の暗黒領域に関わる内容”が”である。

こんなところ!。

Re:閑話休題。

【異変】は、こういった環境の変化の中、進行していった(いる)。
人の空想が『現実化』してしまう。
練度さえ伴えば、それがいかに荒唐無稽なものであっても…。

いつの頃から「これ」が始まったかは正確には誰も言えない。
また、誰によって、また何の為に整ったのかは解らない。
恐らくは…[原因]などはほんとうのところ存在しないのであろう。

そんなものにはまったくよらない事象だった…。

地に足のついた生活感が急に失われて出してた。

そうだネットが当たり前になってゆく経過と伴にだ…。
モラルとしてのコードが次々とあれこれ破られていってた。
お笑いブームに親父ギャル、そして何よりもバブル…。

いっ時、あちこちのサイトの中身は無法地帯となってたな〜。
これも非合法の素振りをして、それを餌に集客に勤しんでいたまで。
ある程度の認知が獲得されてしまってからだよ、
 ガイドラインなんてものを打ち出してきたのは。
依存が幅広くで達成されてから。ソフトがデファクトとなり果ててから。
それからだよ、健全性や順当なる競争やら法令遵守に重きを置き出したのは。
エロやコピー品が横行してたあったな〜。なんでもかんでもあった。
ないものなんかなかったんじゃないかな〜?。

情緒が失せた。ヒトを思いやる気持ち。現実に切なを感じる気持ち。仕事のやりがい…。
交通マナーにこれが端的に現れている。権利意識だけで突き進む。
これでもってすべてを薙ぎ払ってゆく。軽く会釈返すだけでも大きく違うの…。
誰かに迷惑になってたとしても歩行者優先なんだからそれは当然でしょうとな…。
そうだ会計関係の書籍がたくさん出だしてたな…。お金に、それも真水に意識的になれって。
これはこれで大事なんだけど、少し多過ぎやしなかったか?…。

芸術に触れる機会が完全になくなってしまった。
これは新たに生まれてくるものにおいての話ではあるのだが。
昔はそれなりに自然と目や耳に届いてきたものだったさ。テレビやらラジオから…。
なんにも真実の芸術として訴えてくるものがなくなってしまった。
歌は上手に歌っているだけ。なんも心に響いてこない。滲みてはこない。
目眩しとしての幻術にだけは、偉くたけたな…。これはダンスのこと。

そんで夢や願望を叶える為のハウツー本のブームだ…。第二次になるのかな?
今回のは、かな〜り大掛かりなプロモーションだったな…。めちゃお金かかってた。
これには、ほんの少しだが真実が含まされていた。
これも敢えて混ぜ込んでいたまでだろうな。

結局、既存のフォーマットに戻ってくるしかなくなってしまった。これを焼き直すしかない。
目新しさを追うのなら深く深くに埋もれてしまっていた禁忌を引っ張り出してくるしかない。
それらってのは、それなりの理由があって、敢えて封印されていたものなのに…。

世の大衆は刺激に飢えている。
ならば、手っ取り早いのはコード・ブレイカーだ。
これを擬似体験させてやることだ。

禁忌の違反。掟破り。あえてタブーを犯すこと。
つまりは良識としてやってはダメなことを、いけないことをやっちゃう!。
突っ込みで片付けて貰っちゃ困るんだけどね…。

こいつにゃ〜確かにカタルシスとての効果は大いにある。
だけど、これも

との強い

があればこそ。
掟破りが恒常化するようになってしまったのなら、やがてに違反行為おいてでさえ
期待されたる浄化の効果てのは失われてしまうようになるさ。
実際、今起こっていることってのはまさにこれなんだ…。

お笑いってものの本質も一緒なんだ…。
でっ、もう、彼れは白痴の真似事しかやることなくなっているでしょう?。

行き場のなくなった飢餓感は、新たにデコレーションされただけでしかない(いにしえ)
フォーマットにさえ関心を持つようになる。なんか面白そうだから、
どっかで聞いたことがあるから。すぐに利用可能になってるから。

そして、その禁断の世界とやらをちょいくら賞味すべくで始まって、
 ちょっとづつちょっとづつにその踏み込みは深くなってなっていってしまう。
やがてには、情動は、熱烈な確信もて、総動員で、なだれ込んでゆくことになる。
大切な何かと引き換えで、だけど…。

それがどんなに(あさま)しくて(けが)らわしくて罪深(つみぶか)いものであったとしてもだ。
いや、むしろそうであればあるこそ、違反としての擬似体験がもたらす効果は高くなる。
そうであってくれなくちゃお金が無駄になるー!。

そして「もうこれはしょうがないのだ〜」「止むを得ないんだ〜」の思いもて、
広く開放されたゲート目指して、参入を、アクセスをしてしまうようになっていた…。
ボタン一つ、クリック一つで、すべてのことは足りるよう、大変便利になっている。

そして、益々、更にさらに、このストレス発散行動はエスカレートしていった。いる。
そしてのそして、到頭、その夢は、なんと!
沢山の人間が関与することによって、

獲得してしまっていたのだ。
ヒトの見る、愛着をもったその夢のままに、現実はその姿を変えてゆく。
まるで帳尻を合わせるが如くに…。



『 神は沈黙をもって、ただ成り行きだけを見詰められていた 』




〈続く〉






あとがき:

上の年表には多くの関連する内容が欠けている。
市民革命、植民地政策、資本主義経済の変化、情報革命、グローバリズム
その新自由主義としての宣伝、BRICsの台頭、人工知能、異常気象、太陽黒点の減少、等。
大変重要な項目と思えるが割愛した。

本稿における阿迦奢は上書きされたことが現実となってしまう魔法のようなもの。
アカシックレコード自体にまで、上書き介入することができる超越的な存在が、
現れたことを暗示している。

当然な話として言えることは、現実の書き換えの進行には、同時に、
ヒトらによる対価たるものの積み上げが、益々と、揚々と、急速に進んでいってた。
この利益の積み上げにこそ、すべての原因はあったのかも知れない…。

女性における変化の詳細は、他のラインにおいてやります。
そっちは、こんな【ホラ話】より遥かに大事な内容になる。
緊急投稿になる。「⭐︎.Monologue of Persian 二種類の女性」これのことです。

目指しているのは現実をジャンプ台とした〈フィクション〉〈妄想〉〈デタラメ〉です。
間違っても本当と思わないでくださいねー。良い子の皆さん!

バイビー!

まったねー。









狐火は完全に動画を見る人の便宜だけを考えて開発されていたな。
今も強いんだろうか?


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