トリビア:牛若のお兄ちゃんたちのちっちゃいとき(泣けます)
文字数 668文字
常盤御前の三人の息子たち、今若、乙若、牛若のエピソードです。
その1:今若
平治の乱で義朝が討たれ、側室の常盤は三人の幼い息子たちを連れて雪の中を逃げまどう。
やっと泊めてくれる所があって、歩き疲れた乙若(六歳)はすぐに眠ってしまう。
お母さんの常盤と長男の今若(八歳)は眠れない。
常盤「おまえたちといっしょにいられるのも、明日までかもしれないわね」(泣く)
今若「わたしが死んだら母上はどうなさるのですか」(泣く)
常盤「わたしも生きてはいられません。いっしょに死にましょう」(泣く)
今若「母上がいっしょなら、命は惜しくありません」(泣く)
二人、顔をくっつけて、手を握りあって泣き明かす。
この間、牛若は赤ちゃんなので、すやすや寝ていた。
その2:乙若
常盤のお母さん(三兄弟のお祖母さん)が捕らえられ、男の子たちの居場所を尋問される。
そのうわさを聞いて驚いた常盤は、老いた母を救うために名乗り出ることを決意する。
清盛の前に引き出された常盤は、左右と膝の上に息子たちを抱え、涙ながらに訴える。
常盤「(泣きながら)母に罪はございません。わたしは、この子たちを失っては、生きていけませんから、まずわたしを死なせて、この子たちの命ばかりは、わたしだけが生きながらえても、辛いだけですから、+@*#&%@*+>#」(←涙でことばにならない)
乙若(六歳)「母上、ちょっと何言ってるかわかんないんで、泣かないで話してください」
大人たち「!!」(サンドの富澤か?)
この間、牛若は赤ちゃんなので、「ばぶぅ」と言っていた(たぶん)。