うちへおいでよ (15)
文字数 809文字
本館・特別和室。眺望清逸の12畳、ゆったりとしたやすらぎの和室。お部屋からは琵琶湖を一望でき、極上のくつろぎを演出します。室内風呂有、1名様1室利用1泊26,400円より。
広々とした大浴場(満天の湯・満月の湯)からは、琵琶湖の見事な眺めをお楽しみください。旅の疲れも存分に癒していただけます。
お食事処「望湖」は、天井が高く開放感にあふれ、シックなインテリアで落ち着いた雰囲気です。自然の素材と味覚を生かした当館自慢の精進料理をご賞味ください。精進懐石膳3,300円(税込)。
喫茶「れいほう」では、厄除け開運スイーツが2021年4月24日デビュー。「梵字テラミスと梵字抹茶ラテセット」1,400円(税込)。ティラミスの誤記ではなく本気で「テラミス」なのだろうと思われる。寺だけに。
こんなのだ。(土日祝限定メニュー)
坐禅体験もできる(事前予約制)。体験時間およそ60分(説明を含む)で、お一人様1,100円(税込)。お二人様以上からの受付となります。
ホームページの写真で見るかぎり、合掌して待っていると、美形の僧侶が棒で優しく叩いてくれるらしい。
「比叡山の凛とした空気の中、じっくりと自分自身を見つめなおしてください」
無理! そんなのぜったい無理、自分自身を見つめなおすなんて!
もう、あなた(お坊さま)しか見つめられませんっ!!
拉致されてしまったミランダが心配で、作者も「宿坊」なる所にこっそり来てみたんである(オンラインで)。
なんだこれは。この極上快適癒しライフは。
私(作者)が拉致されたいぞ。
恐るべし――延暦寺。いや、延暦寺会館。
ミランダ。気を失っている場合ではないぞ。いますぐ喫茶へGOだ。
でなければイケメンのお坊さんに優しく優しーく叩かれてしまえ。
うらやましすぎて続きを書く気が失せている作者なんである。