楽屋トークつづき:オカンとボクと、ほぼほぼ、オトン(と鞍馬天狗)
文字数 1,006文字
ベン「なになに、言って言って」
クロ「『五条の橋にて千人斬りをなせ』」
ベン「まじで!!!!!!!」
(↑『ダブルダブル』巻一第一章「ちょっと休憩 楽屋トークpart 3」参照。千人斬りやってたのは弁慶じゃなくて義経説!)
クロ「『九百九十九人斬ったら、その次に武蔵坊弁慶って子が来るけど、そいつは斬っちゃだめ。助けて家来にしなさい。あとあと役に立つ子だから』」
ベン「ほらね!!!!!」
クロ「『それより(=それから)館に立ち帰り、
ベン「血祭りって何の???」
クロ「知らない(笑)」
ベン「まさか鞍馬寺のお坊さんたちまで皆殺し?!」
クロ「それはないわ。『九百九十九人達成ウェーイ!』って打ち上げじゃね?」
ベン「おれと二人で」
クロ「そ」
ベン「てかなんでみんなそこまで乱暴? 源家の皆さん!」
クロ「知らない(笑)」
クロ「でね、おれが鞍馬天狗さんに『おかげさまで父上に会えてお話もできました。ありがとうございました。そろそろ帰ります』つったら鞍馬天狗さんと奥さんが」
ベン「鞍馬天狗さん奥さんいるんだ」
クロ「人間の女の人さらって来てるの」
ベン「遠野物語ぽいなー」
クロ「鞍馬天狗さんと奥さんが『えーもう帰っちゃうの? もっとゆっくりしていきなさいよ』
『また来ますから』『いつでも来てね』『はい。師匠と呼ばせてください』」
ベン「なんかすげーいい話っつーか心温まる」
クロ「門まで送ってきてくれて、『さらば』つって一瞬でおれ部屋に帰してくれた」
ベン「マジック」
クロ「もう鞍馬天狗さん本人がほぼほぼお父さん」
ベン「だね。いい話だわー。血祭り以外(笑)」
ベン「ところで常盤御前の三人目の旦那さんって誰だったの」
クロ「えーとね。えーと……、ちょっと待って……」
ベン「ググるな」
※常盤御前の三人目の夫は、
※※最近の研究では、清盛は常盤を側室にはしていないのではないか、少なくとも義経たち三兄弟の助命とは無関係だったのではないかと言われているそうだ。だったらますますかっこいいじゃないか清盛。